2019/2020 ISUジュニアグランプリシリーズ

2019/2020 ISUジュニアグランプリシリーズ
大会概要
英語	2019/20 ISU Junior Grand Prix
大会種	ISUジュニアグランプリシリーズ
優勝ポイント	グランプリ250 ファイナル350
シーズン	2019-2020
日程	8月21日 - 12月8日
主催	国際スケート連盟
開催国
賞金総額	242,250ドル
中継局	テレビ朝日,日本放送協会
公式サイト	公式サイト
優勝者
男子シングル	佐藤駿
女子シングル	カミラ・ワリエワ
ペア優勝	アポリナリア・パンフィロワ; ドミトリー・リロフ
アイスダンス	マリア・カザコワ; ゲオリギ―・リビヤ
関連大会
前回大会	2018/2019 ISUジュニアグランプリシリーズ
次回大会	2020/2021 ISUジュニアグランプリシリーズ
	■テンプレート ■競技会 ■ポータル ■プロジェクト

2019/2020 ISUジュニアグランプリシリーズ（英語: 2019/2020 ISU Junior Grand Prix of Figure Skating）は、2019年に世界7か国で開催された、ジュニアクラスにおける一連のフィギュアスケート競技大会の総称。

概要[編集]

2019-2020シーズンのISUジュニアグランプリシリーズ。シニアクラスのISUグランプリシリーズとは異なり、開催地は毎年変わる。今シーズンはフランス、アメリカ、ラトビア、ロシア、ポーランド、クロアチア、イタリアの7大会、及びイタリアで開催される決勝大会・ISUジュニアグランプリファイナルで構成される。

各国のフィギュアスケート統括団体が選抜した選手が出場し、男女シングル、ペア、アイスダンス競技を行った。ただし、ペアが行われるのは7大会中4大会のみであった。

大会日程[編集]

大会名	開催地	日程	ペアの開催
JGPクールシュヴェル	フランス,クールシュヴェル	2019年8月21日-24日	―
JGPレークプラシッド	アメリカ,レークプラシッド	2019年8月28日-31日	○
JGPリガ杯	ラトビア,リガ	2019年9月4日-7日	―
JGPチェリャビンスク	ロシア,チェリャビンスク	2019年9月11日-14日	○
JGPバルティック杯	ポーランド,グダニスク	2019年9月18日-21日	○
JGPクロアチア杯	クロアチア,ザグレブ	2019年9月25日-28日	○
JGPエーニャ・ノイマルクト	イタリア,エーニャ	2019年10月2日-5日	―
JGPファイナル	イタリア,トリノ	2019年12月5日-8日	○

ペアは7大会のうちクールシュヴェル、リガ杯とエーニャ・ノイマルクトを除く4大会で行われる。また、ファイナルはシニアのグランプリファイナルと同時開催される。

出場資格[編集]

各国・地域に対し出場枠が与えられ、出場選手は各国・地域の統括団体が決定する。ファイナルを除く各大会には、1選手(組)につき2大会まで出場できる。

なお、グランプリシリーズに参加する選手(組)は、当ジュニアグランプリシリーズには出場できない。

シリーズ出場枠[編集]

　2019年世界ジュニアフィギュアスケート選手権の結果に基づき、次の通り各国・地域に割り当てられた。下記にかかわらず、大会の開催国は自国の選手を男女シングル及びアイスダンスでは3名(組)まで、ペアでは制限無しで出場させることができる。

男女シングル[編集]

条件		出場枠
各国・地域から出場した選手のうち最上位選手の成績を比較し、10位までに該当する国・地域	1-3位の国・地域	7大会すべてに2名ずつ
	4-6位の国・地域	7大会すべてに1名ずつ
	7-10位の国・地域	6大会に1名ずつ
ここまでに割り当てられた出場枠を使用しない国・地域がある場合、各大会ごとに空いた枠数を超えない限りで、上位4-6か国・地域に順に1枠ずつ出場枠が追加される。
上位10か国・地域以外でFSに進出した選手が所属する国・地域		5大会に1名ずつ
SPの順位が25-30位の選手が所属する国・地域		4大会に1名ずつ
SPの順位が31位以下の選手が所属する国・地域		3大会に1名ずつ
前年度の世界ジュニア選手権に参加しなかった国・地域		2大会に1名ずつ

ペア[編集]

条件	出場枠
各国・地域から出場した選手のうち最上位選手の成績を比較し、 4位までに該当する国・地域	4大会すべてに3組ずつ
上位4か国・地域以外でFSに進出した選手が所属する国・地域	4大会すべてに2組ずつ
その他の国・地域	3大会すべてに1組ずつ

アイスダンス[編集]

条件		出場枠
各国・地域から出場した選手のうち最上位組の成績を比較し、10位までに該当する国・地域	1-3位の国・地域	7大会すべてに2組ずつ
	4-6位の国・地域	7大会すべてに1組ずつ
	7-10位の国・地域	6大会に1組ずつ
ここまでに割り当てられた出場枠を使用しない国・地域がある場合、各大会ごとに空いた枠数を超えない限りで、上位4-6か国・地域に順に1枠ずつ出場枠が追加される。
上位10か国・地域以外でFDに進出した組が所属する国・地域		5大会に1組ずつ
RDの順位が21-25位の選手が所属する国・地域		4大会に1組ずつ
RDの順位が26位以下の選手が所属する国・地域		3大会に1組ずつ
前年度の世界ジュニア選手権に参加しなかった国・地域		2大会に1組ずつ

出場枠一覧[編集]

各国・地域の開催国枠を除いた出場枠は、以下の表の通りである。

出場枠	男子シングル	女子シングル	ペア	アイスダンス
大会ごとに3名(組)ずつ	N/A	N/A	ロシア中国アメリカ合衆国イスラエル	N/A
大会ごとに2名(組)ずつ	アメリカ合衆国ロシアイタリア	ロシアアメリカ合衆国日本	ウクライナフランスカナダドイツイタリア日本スロバキア	カナダロシアアメリカ合衆国
大会ごとに1名(組)ずつ	カナダフランスジョージア	韓国カナダジョージア	N/A	ジョージアフランスウクライナ
6大会に1名(組)ずつ	日本アゼルバイジャンチェコウクライナ	アゼルバイジャンハンガリーフランスイタリア	N/A	イタリアチェコベラルーシエストニア
5大会に1名(組)ずつ	イスラエルオーストリアトルコ韓国スウェーデンドイツ	ウクライナオーストリア中国イギリス香港ブルガリアスイスイスラエル	N/A	ドイツイギリスリトアニアアルメニア
4大会に1名(組)ずつ	中国エストニアタイベラルーシ	クロアチアエストニアチャイニーズタイペイドイツフィンランドスウェーデン	N/A	スペインハンガリー中国イスラエル
3大会に1名(組)ずつ	スイスカザフスタンクロアチアスペインブルガリアイギリスポーランド	カザフスタンニュージーランドチェコスロバキアベラルーシオランダルーマニアスペインポーランドリトアニアラトビアメキシコスロベニアデンマークトルコ	上記以外の国・地域	日本チャイニーズタイペイポーランドオーストラリアギリシャオーストリア
2大会に1名(組)ずつ	上記以外の国・地域	上記以外の国・地域	N/A	上記以外の国・地域

ファイナル出場資格[編集]

JGPブラチスラヴァからJGPアルメニアン杯までの7大会（ペアは4大会）の順位に応じて選手に得点が与えられ、合計得点上位6選手(組)がジュニアグランプリファイナルの出場資格を得る。

順位	男女シングル	ペア・アイスダンス
1位	15点	15点
2位	13点	13点
3位	11点	11点
4位	9点	9点
5位	7点	7点
6位	5点	5点
7位	4点	4点
8位	3点	3点
9位	2点	-
10位	1点	-

複数の選手(組)が同点で並んだ場合は最高順位の高い選手(組)が、さらに最高順位も同じだった場合はスコア合計の高い選手(組)が出場資格を得る。上位6選手(組)の中に辞退者が出た場合は、獲得ポイント7位以下の選手(組)が繰り上がる。

競技結果[編集]

決勝成績[編集]

決勝成績については「2019/2020 ISUグランプリファイナル#競技結果」を参照