複占

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複占(ふくせん、Duopoly)とは寡占の形態の1つで、ある財・サービスの供給者が2社しか市場に存在しないケースをいう。

経済学でのモデルでは、主に供給量を操作変数とするクールノー競争と、価格を操作変数とするベルトラン競争が考えられることが多い。いずれの競争にしても、実現される均衡はプレイヤーが2つの企業、戦略が企業の操作変数で、利得が企業利潤である標準形ゲームナッシュ均衡である。それはカルテル(両社結託)の状態と比べると、企業は2社の利潤をともに増やす余地を残している(この現象は囚人のジレンマに属する)。同時に完全競争均衡と比べると、一般には消費者を中心に考えた経済全体のパレート効率性で劣る(この現象は市場の失敗に属する)。

複占の例[編集]

関連項目[編集]