神の杖

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神の杖(かみのつえ、Rods from God)は、アメリカ空軍が開発中だとされている宇宙兵器軍事衛星)。Kinetic bombardment(運動エネルギー爆撃)とも呼ばれる。

核兵器に代わる戦略兵器として計画されている兵器で、タングステンチタンウランからなる全長6.1m、直径30cm、重量100kgの金属棒に小型推進ロケットを取り付け、高度1,000kmの低軌道上に配備された宇宙プラットホームから発射し、地上へ投下するというもの。極めて大規模であるが、一種の運動エネルギー弾であると言える。落下中の速度は11,587km/h(約マッハ9.5)にも達し、激突による破壊力は核爆弾に匹敵するだけではなく、地下数百メートルにある目標を破壊可能だとされている。

金属棒の誘導は他の衛星によって行われ、地球全域を攻撃することが可能。また、即応性や命中率も高いばかりか、電磁波を放出しないため探知することが難しく、迎撃は極めて困難だという。

柳田理科雄は、寸法通りの金属棒だと重量はタングステンで8.3t、チタンで2tに及んでしまい、さらに、100kgの物体が11,587km/hで落下しても威力は広島型原爆の12万分の1にしかならないなどとして、神の杖の存在に否定的な見解を示している。また、米国科学者連盟en)のジョン・E・パイクde)は、金属棒が大気の断熱圧縮により融解してしまう事を指摘している。

なお、神の杖のような宇宙兵器の保有は宇宙条約によって禁止されている。[要検証 ]

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