「栗沢駅」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 一部表記修正
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: Template:駅情報への地図引数挿入 - log
6行目: 6行目:
|pxl= 300px
|pxl= 300px
|画像説明= 駅舎(2017年7月)
|画像説明= 駅舎(2017年7月)
{{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}}
|地図={{Infobox mapframe|zoom=14|frame-width=280|type=point}}
|よみがな= くりさわ
|よみがな= くりさわ
|ローマ字= Kurisawa
|ローマ字= Kurisawa

2020年2月15日 (土) 09:08時点における版

栗沢駅
駅舎(2017年7月)
くりさわ
Kurisawa
栗丘 (3.9 km)
(4.3 km) 志文
地図
所在地 北海道岩見沢市栗沢町北本町
北緯43度7分14.75秒 東経141度44分23.34秒 / 北緯43.1207639度 東経141.7398167度 / 43.1207639; 141.7398167 (栗沢駅)
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 室蘭本線
キロ程 199.6 km(長万部起点)
電報略号 クワ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1894年明治27年)10月1日
備考 無人駅
テンプレートを表示

栗沢駅(くりさわえき)は、北海道空知総合振興局岩見沢市栗沢町北本町(きたほんちょう)にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。電報略号クワ

旧・栗沢町の代表駅で、中心部の一角にあるが無人駅となっている。

歴史

1976年の栗沢駅と周囲1km範囲。上が岩見沢方面。単式と島式の複合型ホーム2面3線で、1・2番線間に待避用の中線をもつ。駅舎横の追分側に駅舎より大きな貨物取扱所を持つ貨物ホームと2本の引込み線を有している。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

当駅の所在する地名(旧町名)より。由来は、アイヌ語の「ヤㇺオナイ(yam-o-nay)」(・多い・川)の和訳、とする説と、栗の木が多く茂っていたことによる和名とする説がある[4][5]

旧駅名の清真布(きよまっぷ)は、当時の地名であり、現在も河川名に残っている。アイヌ語の「キオマㇷ゚(ki-oma-p)」(茅が・ある・もの〔川〕)に由来する[6][7][8][4]

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅[9]。ホームは線路の東側(岩見沢方面に向かって右手側、旧1番線)に存在する[9]転轍機を持たない棒線駅となっている[9]。かつては単式ホーム島式ホーム複合型2面3線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった[8]。互いのホームは単式ホーム中央部分と島式ホーム北側を結んだ跨線橋で連絡していた[8]。跨線橋はコの字型であった[8]。線路東側の駅舎側単式ホームが上り1番線、対向側島式ホーム駅舎側が下り2番線、島式ホームの駅舎と反対側の線が上下共用の副本線の3番線となっていた[8]。そのほか安全側線と、1番線の長万部方から分岐し駅舎南側への行き止まりの側線を1線有していた[8]。交換設備運用廃止後は副本線を含めた線路と島式ホームは撤去されたが、ホーム前後の線路は転轍機の名残で湾曲している[9]

岩見沢駅管理の無人駅となっている。駅舎は構内の東側(岩見沢方面に向かって右手側)に位置し単式ホーム中央部分に接している[9]有人駅時代の駅舎は改築され、入口の戸が自動ドアになっており、明かり採り窓にステンドグラス調のパネルが設置され、舎内に小上がりのスペースが設けられたコンパクトな[10]駅舎となっている。待合所とは別棟で、やはり明かり採り窓にステンドグラス調のパネルが設置されたトイレ棟を有する[10]

交換設備運用廃止後に使われなくなった跨線橋は、駅裏の地域と駅前の地域を結ぶ連絡橋として活用されている。

利用状況

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は264人[8]
  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は188人[9]
  • 2012 - 2016年(平成24 - 28年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は47.4人[11]
  • 2013 - 2017年(平成25 - 29年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は45.4人[12]
  • 2014 - 2018年(平成26 - 30年)の乗車人員(特定の平日の調査日)平均は39.4人[13]

駅周辺

栗沢支所改築に伴う動向

岩見沢市役所栗沢支所をはじめ栗沢地区中心部の公共施設は老朽化が進んでおり、「(仮称)緑と夕日の交流プラザ」として統合移転が検討されている。その改築案の中には、栗沢駅前広場の一角を利用して建設する案、現在の駅舎を解体し岩見沢駅納内駅のような複合駅舎とする案なども出ている。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
室蘭本線
栗丘駅 - 栗沢駅 - 志文駅

脚注

注釈

  1. ^ 1981年(昭和56年)4月時点では業務委託駅であった(書籍『コロタン文庫36 国鉄駅名全百科 56.4訂補版』(小学館1981年10月発行)49ページより)。

出典

  1. ^ a b 栗沢町史 上巻 平成5年3月発行 P762。
  2. ^ 「日本国有鉄道公示第96号」『官報』1949年8月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  3. ^ a b c 栗沢町史 下巻 平成5年10月発行 P1122。
  4. ^ a b 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)59ページより。
  5. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 40. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月27日閲覧。 
  6. ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年、47頁。NDLJP:1029473 
  7. ^ 本多 貢 (1995-01-25). 児玉 芳明. ed (日本語). 北海道地名漢字解. 札幌市: 北海道新聞社. p. 38. ISBN 4893637606. OCLC 40491505. https://www.worldcat.org/oclc/40491505 2018年10月27日閲覧。 
  8. ^ a b c d e f g 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)88ページより。
  9. ^ a b c d e f 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)91ページより。
  10. ^ a b 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)111ページより。
  11. ^ "駅別乗車人員(2016)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 8 December 2017. p. 8. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  12. ^ "室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)" (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために) (Press release). 北海道旅客鉄道株式会社. 2 July 2018. p. 3. 2018年8月17日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2018年8月18日閲覧 {{cite press release2}}: |work=で外部リンクを指定しないでください (説明)
  13. ^ 室蘭線(沼ノ端・岩見沢間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  14. ^ 空知地区路線図”. 北海道中央バス. 2019年5月31日閲覧。
  15. ^ 市営バスの路線図及び時刻表”. 岩見沢市. 2019年5月31日閲覧。

関連項目

外部リンク