由仁駅

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由仁駅
新築された駅舎(2007年6月)
新築された駅舎(2007年6月)
ゆに - Yuni
古山 (4.2km)
(5.1km) 栗山
所在地 北海道夕張郡由仁町本町
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 室蘭本線
キロ程 186.4km(長万部起点)
電報略号 ユニ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1892年明治25年)8月1日
備考 無人駅
仮駅舎(2006年9月)
旧駅舎(2005年4月)
1976年の由仁駅と周囲1km×1.5km範囲。上が岩見沢方面。間に中線を挟んだ単式と島式の少しずれた複合ホーム2面3線、駅裏に副本線1本と南側の木工所土場へ2本の引込み線、駅舎横の岩見沢側に大きな貨物取扱所を持つ貨物ホームと引込み線を有する。構内中央の駅舎横からは駅裏への歩行者用跨線橋が横断している。
由仁から三川にかけての夕張川河畔の土地は、この川によって運ばれ堆積した良質の砂利が豊富に埋蔵しており、古くから建築用に採取されてきた。由仁駅からもかつて砂利採取場まで専用線が伸びていた時期があり、岩見沢方の上り側本線分岐点の手前右側から上へ向かって分岐し、東へカーブした後、南東へ向きを変え田畑を斜めに直進して夕張川近くまで敷かれていた。分岐付近の空地や宅地の庭先、田圃の畦道など、右へ90°カーブしていた軌道の痕跡を由仁川手前まで辿ることが出来る。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

由仁駅(ゆにえき)は、北海道夕張郡由仁町本町にある北海道旅客鉄道(JR北海道)室蘭本線である。電報略号ユニ。かつては急行「夕張」の停車駅だった。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては単式ホーム島式ホーム複合型の2面3線で島式外側の待避線の配線が珍しい形[1]の配線であったが、1993年(平成5年)時点で岩見沢方の大部分及び転轍機が撤去されて長万部方から分岐の短い側線となっていた[2]。また下り線(駅舎側)と上り線の間に渡り線を、待避線の外側に側線を有していたが、これらも1993年(平成5年)時点で転轍機を含め撤去されている[2]。互いのホームは駅舎側ホーム南側と島式ホーム南側を結んだ跨線橋で連絡している[2]。ほかに1993年(平成5年)時点で下り線側(駅舎側)に岩見沢方から分岐した側線を1線有していた[2]

無人駅となっている。駅舎は線路の西側(岩見沢方面に向かって左側)に位置し下り線ホームに接している。開業時からのものを昭和初期に改築して使用されていた、有人駅時代のマンサード屋根に下見板張り、さらに上辺が水平という独特な形状の車寄せを有したアメリカンスタイルの駅舎[3]は2006年(平成18年)8月に解体の上改築され、「ポッポ館 ゆに」と名付けられた「由仁町ふれあい交流施設」でもある新しい駅舎[4]となっている。駅舎内にトイレを有する[4]

のりば
1 室蘭本線 (下り) 栗山岩見沢方面
2 室蘭本線 (上り) 追分苫小牧方面

駅名の由来[編集]

当駅の所在する地名より。地名はアイヌ語の「ユウンニ」(温泉のある場所)[4]、あるいは別説として「イ・ウン・イ」(ヘビの多い所)[2]に由来する。

利用状況[編集]

  • 1981年度(昭和56年度)の1日乗降客数は301人[1]
  • 1992年度(平成4年)の1日乗降客数は180人[2]

駅周辺[編集]

辺りは由仁町の中心部であるが、町役場からは少し離れている。

歴史[編集]

  • 1892年(明治25年)8月1日 - 北海道炭礦鉄道室蘭駅(現・東室蘭駅) - 岩見沢駅間開通に伴い開業。一般駅
  • 明治30年前後 - 北海道炭礦汽船が当駅より夕張鉄橋付近へ砂利岐線敷設。直営にて砂利採取。後に山原貞蔵が岐線使用契約。
  • 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、国有鉄道に移管。北海道線となる。それに伴い同線の駅となる。
  • 1943年(昭和18年) - 軍要請により、当駅より宇古川砂利採取場へ砂利専用線2.2km敷設。戦後に札建工業が岐線使用契約。
  • 昭和40年代前半 - 札建工業砂利専用線廃止。
  • 1971年(昭和46年)12月 - 駅舎北側に人道跨線橋設置。
  • 1980年(昭和55年)5月15日 - 貨物取扱い廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日 - 荷物取扱い廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR北海道に継承。
  • 2006年(平成18年)8月 - 駅舎解体。
  • 2007年(平成19年) - 旧駅舎跡に由仁町ふれあい交流館オープン。

その他[編集]

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道
室蘭本線
古山駅 - 由仁駅 - 栗山駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)87ページより。
  2. ^ a b c d e f 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)91ページより。
  3. ^ 書籍『駅舎再発見』(著:杉崎行恭、JTBパブリッシング2000年12月発行)101ページより。
  4. ^ a b c 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)114ページより。

関連項目[編集]