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今川駅 (大阪府)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
今川駅
高架下東側(2007年2月)
いまがわ
Imagawa
F03 北田辺 (0.6 km)
(1.1 km) 針中野 F05
地図
所在地 大阪市東住吉区駒川三丁目4-55
北緯34度37分34.25秒 東経135度31分52秒 / 北緯34.6261806度 東経135.53111度 / 34.6261806; 135.53111 (今川駅)座標: 北緯34度37分34.25秒 東経135度31分52秒 / 北緯34.6261806度 東経135.53111度 / 34.6261806; 135.53111 (今川駅)
駅番号  F04 
所属事業者 近畿日本鉄道(近鉄)
所属路線 F 南大阪線
キロ程 2.7 km(大阪阿部野橋起点)
電報略号 イマ
駅構造 高架駅[1]
ホーム 2面4線(内側2線は通過線)[2]
乗降人員
-統計年度-
3,639人/日
-2023年-
開業年月日 1931年昭和6年)6月1日
備考 1933年に駒川駅から改称
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今川駅(いまがわえき)は、大阪府大阪市東住吉区駒川三丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線。駅番号はF04

歴史

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駅構造

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複線の通過線の両側に相対式2面2線ホームを持つ、待避設備を備えた高架駅[2]新幹線型の待避構造を持つ。したがって、2番線は古市方面行きの通過線、3番線は大阪阿部野橋行きの通過線。ほぼ終日、普通列車が準急列車の通過待ちを行う。

地上駅時代は相対式ホームを備えた2面2線で、その中央部に通過線1本を備える待避駅であった[2]。通過線は上下線共用とする構造であったが、当駅を含む高架化工事のための準備ダイヤ以降、終日上り通過列車専用の通過線となっていた。通過線は分岐器通過の関係により、通過時は減速を余儀なくされていた[注 1]

高架化工事中の仮線時代も、上り線側にのみ待避線が設けられていた。その後、高架施設が完成し供用を開始したが、その時点で待避線はまだ敷設されておらず、現在の通過線上の場所に仮設ホームを設置し、工事が続けられた。待避線と本設ホームは約1年半後に完成、高架化工事が完了した。

ホーム有効長は6両。ホーム階(3階)の下に駅舎の入る階(2階)がある。改札口は1ヶ所のみ。

大阪阿部野橋駅管理の有人駅で、PiTaPaICOCA対応の自動改札機および自動精算機回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 F 南大阪線 下り 古市方面[7]
4 上り 大阪阿部野橋方面[7]

※前述の通り、2・3番線はホームのない通過線のため、ホームとしては欠番である。

利用状況

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2023年11月7日における1日乗降人員3,639人である[8]

近年における1日乗降・乗車人員は下表の通りである。

年度 特定日 1日平均
乗車人員[9]
出典
調査日 乗降人員 乗車人員
1990年(平成02年) 11月06日 7,570 3,757 5,393 [10]
1991年(平成03年) - 6,020
1992年(平成04年) 11月10日 7,179 3,559 5,326 [11]
1993年(平成05年) - 5,160
1994年(平成06年) - 5,019
1995年(平成07年) 12月05日 7,149 3,617 5,019 [12]
1996年(平成08年) - 4,854
1997年(平成09年) - 4,743
1998年(平成10年) 11月10日 6,399 3,183 4,454 [13]
1999年(平成11年) - 3,841
2000年(平成12年) 11月07日 5,843 2,878 3,869 [14]
2001年(平成13年) - 3,682
2002年(平成14年) - 3,352
2003年(平成15年) 11月11日 5,382 2,647 3,142 [15]
2004年(平成16年) - 2,993
2005年(平成17年) 11月08日 5,244 2,612 2,965 [16]
2006年(平成18年) - 2,940
2007年(平成19年) - 2,795
2008年(平成20年) 11月18日 4,772 2,339 2,714 [17]
2009年(平成21年) - 2,576
2010年(平成22年) 11月09日 4,327 2,119 2,461 [18]
2011年(平成23年) - 2,387
2012年(平成24年) 11月13日 4,110 2,021 2,358 [19]
2013年(平成25年) - 2,403
2014年(平成26年) - 2,399
2015年(平成27年) 11月10日 4,391 2,142 2,430 [20]
2016年(平成28年) - 2,454
2017年(平成29年) - 2,493
2018年(平成30年) 11月13日 4,295 2,107 2,452 [21]
2019年(令和元年) - 2,433
2020年(令和02年) - 1,947
2021年(令和03年) 11月09日 3,582 1,766 2,002 [22]
2022年(令和04年) 11月08日 3,570 1,739 2,077 [23]
2023年(令和05年) 11月07日 3,639 [24]

駅周辺

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その他

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当駅から西へ続く商店街の先に、阪神高速14号松原線の高架道路が見えてくる。この高架脇の側道は、かつての南海平野線の軌道跡であり、高架道と商店街との交点付近に田辺停留場があった。ちなみに平野線は、当駅開業に先んずること17年余前の1914年(大正3年)の開業である。昭和の初めに当駅が出来るまで、このあたりで、電車で(大阪)市内[注 2] へ行くとは、平野線を利用するという意味だったといわれる。

隣の駅

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近畿日本鉄道
F 南大阪線
急行・区間急行・準急
通過
普通
北田辺駅 (F03) - 今川駅 (F04) - 針中野駅 (F05)
  • 括弧内は駅番号を示す。

脚注

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注釈

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  1. ^ 同様の配線は西武新宿線中井駅にも見られる。
  2. ^ 平野線開業当時の当駅付近は、東成郡田辺町。今でこそ住宅が密集する当駅周辺だが、当時の町の中心は平野線田辺駅周辺であり、当駅は田畑の真ん中だった。

出典

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  1. ^ a b 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 874頁
  2. ^ a b c d 『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』 398頁
  3. ^ a b c 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、26-27頁。ISBN 978-4-02-340133-4 
  4. ^ 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、26頁。ISBN 978-4-10-790026-5 
  5. ^ “18日からダイヤ改正 近鉄 今川駅の追抜設備完成で”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年5月16日) 
  6. ^ 平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日http://www.kintetsu.jp/news/files/iccard20070130.pdf2016年3月3日閲覧 
  7. ^ a b 駅の情報|今川”. 近畿日本鉄道. 2021年4月11日閲覧。
  8. ^ 駅別乗降人員 南大阪線 - 近畿日本鉄道
  9. ^ 大阪市統計書
  10. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  11. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  12. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  13. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  15. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  19. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  21. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  22. ^ 近鉄線駅別乗降人員データ【調査日:令和3年11月9日(火)】 (PDF)
  23. ^ 近畿日本鉄道 駅別一日乗降人員(調査日:令和4年11月8日(火))
  24. ^ 近畿日本鉄道 駅別一日乗降人員(調査日:令和5年11月7日(火))

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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