リサとガスパール
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リサとガスパールは、フランスの絵本作品のシリーズ名(原題:LES CATASTROPHES de Gaspard et Lisa、直訳すれば『ガスパールとリサの大失敗』)、およびそこに登場するキャラクター。通称「リサガス」。
作者は、文:アン・グットマン(Anne Gutman)、絵:ゲオルグ・ハレンスレーベン(Georg Hallensleben)。日本語版の出版社はブロンズ新社。訳:石津ちひろ。
作品の累計発行部数は170万部以上[1]。
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[編集] 概要
フランス・パリ(の人間界)に住んでいる、うさぎでも犬でもない未知の生物の「二人」リサとガスパール、およびその家族を中心とした日常が描かれている。周囲の人間たちは彼らの存在になんの違和感も持っていない模様。独特の絵柄と可愛らしいキャラクターにより、日本でも人気のシリーズである。
[編集] キャラクター
- リサ
- 主人公。赤いマフラーをした女の子。ハプニングが起こった時ややりたいことは何でもやる活発な性格だがいつも失敗して周りの人たち(特にパパ・ママ)に怒られてしまう。口癖は「わたしって あったまいい!」「ひゃ~ やっちゃった」(原文だとCATASTROPHE !、原題のシリーズ名の由来である)「わぁー(ひゃー) どうしよう」。年齢は6~7歳という設定。ポンピドゥー・センターのパイプに住んでいる。
- 家族構成はパパ・ママ・ビクトリア・リラの5人家族。
- ガスパール
- もう一人の主人公。青いマフラーをした男の子。いつもリサの行動に振り回される。強がりだが、リサが困った時、リサが泣いている時はそばで慰めてあげるという優しい性格。いたずら好きで時々とんでもないことをしでかしてしまう。口癖は「やばい!どうしよう」(これも原文だとCATASTROPHE !)。
- 家族構成はパパ・ママ・シャルル・ルイーズの5人家族。
- リサがガスパールの学校に転校してきたことで二人は出会った。仲が悪かった二人は取っ組み合いの喧嘩をするが、その後かけっこでリサがガスパールのチームに入り、かけっこで勝ったことがきっかけで仲直りし、その時にリサの青いマフラーとガスパールの赤いマフラーを交換した。これにより二人は別名「マフラー兄妹」となった(但し、これはリサとガスパールだけの秘密で、周りの人たちは一切知らない)。
- ビクトリア
- リサの姉。ワンピースを着ている。リサとの仲はあまり良くない。
- リラ
- リサの妹。「リサのいもうと」より登場。
- マロ
- リサの従兄弟。青いキャップをかぶっている。
- シャルル
- ガスパールの兄。黄色いマフラーをしている。
- ルイーズ
- ガスパールの妹。白いマフラーをしている。
- バラディせんせい
- リサとガスパールが通う小学校のクラス担任で、人間の女性教師。
- ジャン・クロード
- バラディせんせいの飼い犬。
- フクシマさん
- リサとガスパールが日本に来た時の案内役。もちろん人間。
リサやガスパールも含めて、その種族はふだんほとんど裸で生活している(ビクトリアだけは例外)が、なぜかみんな常にマフラーだけはしている。にもかかわらず、水泳のときには水着を着用する。場合によっては靴を履いたり帽子をかぶったり、手袋をはめたりすることもある。
[編集] シリーズ一覧
(日本語版、発行年月順)
- リサ ひこうきにのる(2000年9月)
- リサとガスパールのクリスマス(2000年9月)
- リサ ニューヨークへいく(2001年1月)
- リサとガスパールのローラーブレード(2001年1月)
- ガスパール びょういんへいく(2001年9月)
- リサのこわいゆめ(2001年9月)
- リサとガスパールのはくぶつかん(2001年11月)
- リサのいもうと(2001年11月)
- リサのおうち(2002年5月)
- リサとガスパールのであい(2002年5月)
- リサ ジャングルへいく(2002年11月)
- ガスパール こいぬをかう(2002年11月)
- ガスパール うみへいく(2003年5月)
- リサ れっしゃにのる(2003年7月)
- リサとガスパールのたいくつないちにち(2004年2月)
- リサ かぜをひく(2004年10月)
- リサ ママへプレゼント(2006年3月)
- リサとガスパールのレストラン(2005年10月)
- リサのすてきなスカーフ(2006年6月)
- リサとガスパールのピクニック(2006年9月)
- リサとガスパールにほんへいく(2007年3月)
- リサ こねこをかう(2007年6月) ISBN 978-4893094148
- リサとガスパールのちいさなともだち(2008年9月)
ことばあそびえほん
- おうちにあるものどんなもの(2001年5月)
- のりもの のりもの どんなもの(2001年5月)
おおがたえほん
- リサとガスパール デパートのいちにち(2003年11月)
- リサとガスパールのマジック・ショー(2005年3月)
- リサとサンタクロース(2007年10月)ISBN 978-4-89309-422-3
料理ムック
- リサとガスパールのデザートブック(山本ゆりこ 訳/2005年7月)
なお原書第一作Gaspard à Venise(仮題:ガスパール ベニスへいく)の日本語版は2007年8月現在に至るまで未刊行である。またフランス語版と日本語版とでは発行の順序が異なるものがあるが、日本語版では独自に発行順にシリーズ番号を振っている。これらの理由で、通常のシリーズ(ことばあそびえほん、おおがたえほん、料理ムックに属さないもの)の背表紙の一番下に記されたシリーズ番号は、原書とその日本語版の訳書とで一致しない。
『リサのおうち』のフランス語版原書La maison de Lisaには表紙の絵が異なる二つのバージョン(発行日1999年11月3日のものと発行日2000年7月1日のもの)があるが、日本語版の表紙に採用されているのは後者である。なお「リサのおうち」の外形は明らかにポンピドゥー・センター以外の何物でもないが、作品中にポンピドゥー・センターという名前は一度も出てこない。それどころか、シリーズ中で出てきている具体的な地名は、ニューヨーク、ヴェネツィア、日本などすべてフランス国外であり、仮にモデルがあっとしても、フランスやパリ、あるいはデパートのオ・プランタンといったフランス国内の地名・固有名詞が作品中で言及されたことは今までない。
『リサとガスパールのピクニック』の表紙はマネの草上の昼食のパロディーである。マネは『草上の昼食』で、正装した紳士と全裸の女性を描いたために大スキャンダルを引き起こしたが、本書の表紙では、もともとほとんど全裸のリサ、ガスパール、ルイーズがマフラーだけを着用して『草上の昼食』の人物たちに似たポーズを取っている。
[編集] タイアップ
阪急百貨店はこれらの年のクリスマスシーズンに、ゲオルグ・ハレンスレーベンによって描かれたリサとガスパールのオリジナルの絵が印刷された紙袋を買い物客に配った。2006年の絵は、地理的条件から判断してパリのシュリー橋から見たセーヌ川、トゥールネル橋、サン=ルイ島そしてノートルダム寺院の夕景ないしは夜景であり、シュリー橋の雪の積もった歩道の上を歩くリサとガスパールが見える。ガスパールは何か小さな赤い箱を手に持っている。 阪急百貨店がクリスマスシーズンのキャラクターとして起用したころ、日本では「リサとガスパール」は、まだあまり普及していなかった。この起用によって人気に火がつき、今では人気キャラクターとして定着している。
[編集] 雑誌特集
「リサとガスパールのパリ案内」『MOE』2007年04月号 白泉社
[編集] 関連書籍
「リサとガスパールのポストカードデザインブック」『アスキームック』(2004年11月) アスキー

