ペッパーランチ
ペッパーランチは、株式会社ペッパーフードサービスが運営するステーキを主体としたチェーン店。
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概説
1994年に神奈川県の大船で1号店をオープン。直営とフランチャイズ両方でチェーン展開している。近年ではフードコート型店舗による出店も拡大している。
沿革
- 1994年7月 - 「ペッパーランチ」FC1号店、大船店を開店(通算1号店)。
- 1994年9月 - 「ペッパーランチ」直営1号店、浅草店を開店(通算2号店)。
- 2003年3月 - 「ペッパーランチ」フードコート1号店を川越市に出店。
- 2003年11月 - ソウルに韓国1号店を開店。
- 2005年5月 - 台湾の台北に出店。
- 2005年6月 - 農林水産大臣賞「新規業態開発部門」賞を受賞。
- 2005年7月 - シンガポールに1号店出店。
特徴・メニュー構成等
先述の通り、国内38都道府県(2010年6月現在の日本国内における未出店地域は山形県、福島県、福井県、滋賀県、和歌山県、岡山県、島根県、徳島県、熊本県の9県である[1]。なお、東京・世田谷区の明大前店は、研修店舗のために全商品が200円引きである)に150店舗以上展開している。また、海外にも展開しており、韓国、台湾、中国、香港、シンガポール、ジャカルタの各地に出店し、近年では海外での出店が増加している。
メニューとしては、ビーフペッパーライス、ビーフハンバーグ目玉焼き付、霜降りペッパーステーキを代表メニューとして、店舗によってレギュラータイプとフードコートタイプに分かれている(なお、霜降りペッパーステーキはオージー・ビーフ、ビーフペッパーライスはアメリカンビーフである[2]。)。
会社では毎日朝礼のときに、仕事の記録帖という冊子の文章を、全員で「清く正しく美しく」と言ったお題を唱和する[3]。
主な不祥事
強盗強姦事件
大阪府警は2007年5月16日、女性客を拉致監禁した上で強盗強姦を行ったとして、ペッパーランチ心斎橋店の店長と同僚の2名を強盗強姦と逮捕監禁致傷容疑で逮捕した。調べによれば2人は2007年5月9日に、同店にて午前1時頃に、同店で1人で食事をしていた20歳代の女性に対し、閉店作業を装い店舗のシャッターを閉めた上でスタンガン等を使い、「逃げたら殺す」などと脅した上で、意識混濁する程[4]の大量の睡眠薬を飲ませ、被害者の携帯電話をチェック(ペッパーランチ入店直前に誰と連絡していたか履歴を確認)した後にGPS機能があるおそれがあったため携帯電話を破壊し、泉佐野市の貸しガレージに拉致監禁のうえ強姦し、約55,000円の現金を奪ったとされる[5]。ペッパーランチ店長は女性を翌日以降も強姦する予定で、全裸で手足を縛った状態でガレージに監禁した。女性はその後午前9時半ごろ、監禁されていたガレージから全裸のまま自力で脱出して事件が発覚した[6]。 ペッパーランチ店長は自分たちの身元を隠しておらず、最終的には女性を殺害する計画だったと考えられている。
一般報道されたのは発生から一週間後の5月16日。それまでに心斎橋店の設備が撤去されていた。社長自身は5月16日の記者会見で翌日に事件のことを知ったと発言した。ペッパーフードサービスのIRでは、会社が事件を知ったのは12日と記載されている[7]。 また、この事件について記者会見が行われた翌日の5月17日には、株価が2万円のストップ安となった[8][9]。
この店長は元々ペッパーフードサービスの社員だったが、事件直前に独立し、問題の心斎橋店の運営を委託されていた。そのため事件発生の時点ではペッパーフードサービスとの雇用関係はなく、業務委託の関係だった。[6]
2007年7月27日、大阪地裁で本件の初公判が開かれ、同年9月26日、元店長に求刑の懲役10年を上回る懲役12年、元店員には求刑通り懲役10年の判決が下された[10]。
この事件を受け、ペッパーランチ及びペッパーフードサービスのホームページが謝罪文に切り替わり、ニッポン放送でのラジオCMは自粛され、公共広告機構(現: ACジャパン)のCMに差し替えられた。また、ファミリーマートと提携し同5月末に販売を予定していた「ペッパーランチ弁当」は企画自体が白紙となった[11]。事件後、ペッパーフードサービスは心斎橋店との営業委託契約を解消し[6]、同店は閉店。また、役員報酬の20%カットの内部処分がIR情報で掲示された[12]。日経レストランが5月31日から6月1日にかけ行ったインターネット調査では、事件の認知度は76.7%だった。また、この事件以降行動変化があったのは20.4%、その内訳で「夜、1人で飲食店に行くことを避けるようになった」と答えたのは55.3%だった[13]。
なお、この事件に関して2009年6月に運営会社であるペッパーフードサービス側が「事件の影響で業務に著しい打撃を受けた」として、服役中の元店長と元店員の2名に対し、約2760万円の損害賠償訴訟を起こしている[14]。
食中毒発生事件
2009年8月23、24日、山口県防府市の山陽自動車道佐波川サービスエリアにある「佐波川SA上り線店」で食事をした4名が腹痛や下痢の症状を訴え、うち2名が入院、検査の結果腸管出血性大腸菌O-157による食中毒と判明、同店舗は食品衛生法に基づき、山口県により3日間の営業停止を命じられている[15][16]。岐阜県大垣市の食肉加工会社「大垣食肉供給センター協同組合」が8月3日に製造加工した「角切りステーキ」の肉の一部に、不良品(O-157に感染の疑い)のまま出荷したのが原因と見られる。この肉は、オーストラリアから輸入し、同日にミンチ、成形加工。神奈川県厚木市や兵庫県神戸市の流通センターを経て、8月12日から26日に、九州を除く100の店舗に出荷された。この事件を受け、会社は9月4日、全店舗にて安全が確認されるまで、同メニューの販売の中止。9月7日から、衛生管理の確認のため、全店舗を臨時休業すると発表した[17]。
9月11日、厚生労働省は、「ペッパーランチ」でのO-157による食中毒患者数は、11都府県の23人。疑わしい事例も含めると全国で33人になると発表した。同年9月13日、岐阜県生活衛生課の調査で大垣食肉供給センター協同組合が同社用に加工、出荷した「角切りステーキ」保存サンプルから検出された菌が、10都府県の患者14人の菌とDNAパターンが一致、これにより出荷の時点で菌に汚染されていたことを確認した。[18][19]
脚注・出典
- ^ pepperlunch.com - ペッパーランチ日本国内店舗。
- ^ ペッパーランチ「主要原材料の原産地一覧表 ※PDFファイル」
- ^ 株式会社ペッパーフードサービス 一瀬邦夫 ブログ「夢について」
- ^ 5月28日付 関西テレビ『FNNスーパーニュースANCHOR』より。
- ^ 食事中女性にスタンガン、暴行店長ら逮捕 日刊スポーツ 2007年5月17日報道、女性客を拉致し乱暴、ステーキ店の店長らを起訴 読売新聞 2007年5月30日報道。
- ^ a b c ネットのウワサを徹底検証!! ペッパーランチ事件の真相はこうだ! 週刊大阪日日新聞。
- ^ ir.eol.co.jp - 重大な不祥事の発生についてのお詫びとお知らせ。
- ^ 事件当時、14万円前後だった株価は、1年で半値以下の6万円前後に下落した...Infoseek マネー - ペッパーフードサービス (東証マザーズ: 3053) 終値時系列データ。
- ^ また、当時マザーズ5月9日から出来高を増やして下げ続けており、一時インサイダー取引の疑いも起こった。
- ^ ペッパーランチ事件裁判、求刑を上回る懲役12年
- ^ ペッパーランチ共同開発の弁当中止 ファミリーマート J-CASTニュース(livedoorニュース)2007年5月18日報道。
- ^ 役員報酬の減額に対するお知らせ ペッパーフードサービス 2007年5月18日発表。
- ^ 「夜、1人で外食」を避ける女性が過半 - 日経レストラン 2007年6月18日報道。
- ^ ステーキ店ペッパーランチ強姦事件、運営会社が元店長らに賠償請求-朝日新聞
- ^ http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200909050294.html
- ^ http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090905/crm0909051631014-n1.htm
- ^ 中日新聞 - 大垣の業者肉にO157 ペッパーランチ食中毒
- ^ http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/09/index.html
- ^ 食品衛生法に基づき、同組合に対し9月30日までに、対象製品の回収を命じる行政処分を出した。
外部リンク
- ペッパーランチ
- ザ・ウィークリープレスネットネットのウワサを徹底検証!! 事件真相はこうだ!(Webarchiveのキャッシュ) - 大阪日日新聞