シトロエン・DS3

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シトロエン・DS3は、フランスの自動車メーカー、シトロエンが製造・販売するBセグメントの3ドアハッチバックコンパクトカーとセミオープンカーである。

概要[編集]

シトロエン・DS3
前期 フロント
Citroën DS3 VTi 120 Airdream SoChic front-1 20100425.jpg
前期 リア
Citroën DS3 VTi 120 Airdream SoChic rear 20100425.jpg
カブリオ リア
2013 CITROËN DS3 CABRIO VTi 120 SoChic back.jpg
販売期間 2009年-
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドアハッチバック、2ドアオープン[1]
エンジン ガソリン:1.4L/1.6L 直列4気筒
HDiディーゼル:1.6L 直列4気筒
最高出力 ガソリン:
70-115kW(95-156PS)6,000rpm
HDiディーゼル:
68-82kW(92-111PS)4,000rpm
最大トルク ガソリン:
135N·m (13.8kgf·m)
1,400-4,200rpm
HDiディーゼル:
230-270N·m (23.5-27.5kgf·m)
2,000rpm
変速機 4速AT/5速MT/6速MT
駆動方式 FF
サスペンション 前:マクファーソン・ストラット
後:トーションビーム
全長 3,948mm
全幅 1,715mm
全高 1,458mm
ホイールベース 2,464mm
車両重量 1,075-1,165kg
最小回転半径 5.4m
-自動車のスペック表-
DSインサイド

2009年2月のジュネーブ・モーターショーで発表されたコンセプトカー、DSインサイドの市販版で、同年9月のフランクフルトモーターショーで発表された。11月に欧州で、翌2010年5月6日には日本での販売が開始された[2]C3 (2代目) とプラットフォームを共有する[3]

2012年10月にはモンディアル・ド・ロトモビル(パリサロン)でセミオープンモデルの「DS3カブリオ」がワールドプレミアとなり、その後発売された。日本市場では2013年6月18日に発表され、7月5日に販売を開始した。

車名の「DS」は1955年に発売された同社の大型高級乗用車「シトロエン・DS」を由来とし、C3やC5などの「Cライン」とは一線を画した高級車シリーズである「DSライン」の第一弾として投入された[4]。「Different Spirit」の意味も込められており、シトロエンブランドの新しい価値を表現している[5]

外観ではDSをモチーフとした、ルーフが浮いているように見える「フローティングルーフ」が特徴。カラーのカスタマイズ要素が取り入れられており、ボディやルーフ、ダッシュボードやシートカラーなどを自由に組み合わせられる「ビークルパーソナリゼーション」が設定されているため、組み合わせによっては、まさに世界に一台だけのパーソナルカーを作ることも可能である。製造はフランスのポワシー工場。

メカニズム[編集]

ボディバリエーションは当初、3ドアハッチバックのみだったが、モデル途中より「カブリオ」も追加され、計2種となった。後者は機構上、ハッチゲートの代わりにポップアップ(跳ね上げ)式のトランクリッドが備わる。

カブリオ最大の特徴として、フィアット・500C同様、完全なオープンスタイルではなく、両サイドのパネルを残して中央(天井とゲート)部分だけをスイッチひとつで開閉させる電動ソフトトップが挙げられる。開閉は全閉状態、屋根部分半開の「ミドルオープン」、屋根部分全開の「セミオープン」に加え、スイッチを長押しすることでリヤガラスが前方に倒れて幌が後端まで下がる「フルオープン」の4段階に調整が可能であり、フルオープン時でもハイマウントストップランプが作動するように設計されている。尚、全閉状態からフルオープンまでの所要時間は約16秒である。

エンジンは、ガソリン直列4気筒1.4L/1.6L/1.6Lターボの3種類で、ディーゼルは1.6Lで最高出力90hpと110hpのスペックが異なる2種類。トランスミッションは5速/6速MT、ガソリンの1.6Lには4速ATも用意される。なお、日本仕様車には1.6Lのガソリンのみとなり、NA+4速ATはHBのみ、ターボ+6速MTはHBとカブリオの両方に設定される。


モータースポーツ[編集]

2011年から実施されたWRCの新規定WRカーDS3 WRCのベース車となっている。両車の外観は似ているが、レース部門がチューンした専用エンジン、駆動形式、トランスミッション、ボディパネル、室内装備など別物となっている。また、IRCのほか、ERCなどを始めとする地域選手権、PWRCの各レースに参戦可能となるよう改造範囲が限定される「R3」規定車も用意されている。外観は市販車と同一とし変更不可、エンジンは1.6Lターボの市販車用を競技規定にチューニング、足周りの改造、駆動方式はFFとなっている。

脚注[編集]

  1. ^ 日本仕様の公式サイトでは「3ドアハッチバック 電動ソフトトップ付」となっているが、厳密に言うと機構上、ハッチではなくトランクリッドが備わる。
  2. ^ “シトロエン DS3 日本発売”. Response. (2010年5月6日). http://response.jp/article/2010/05/06/139993.html 
  3. ^ “プジョー・シトロエン・ジャポン、高級コンパクト「DS3」を日本初公開”. Car Watch. (2010年1月19日). http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20100120_343418.html 
  4. ^ “シトロエンの高級コンパクト DS3、日本発売決定”. Response. (2009年11月25日). http://response.jp/article/2009/11/25/132960.html 
  5. ^ “シトロエン DS3 日本公開 シトロエンの新たな一歩”. Response. (2010年1月20日). http://response.jp/article/2010/01/20/135077.html 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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