ザ・スライドショー
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ザ・スライドショーは、マルチタレントであるみうらじゅんといとうせいこうのユニット「ROCK'N ROLL SLIDERS」によるトークイベントの名称である。
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[編集] 出演者
ROCK'N ROLL SLIDERS(ロックンロール・スライダーズ)
[編集] 概要
みうらが全国各地を飛び回って集めた珍奇な写真や自作のイラストをスライドに仕立てて発表し、それに対していとうが逐一ツッコミを入れるというやりとりが延々と続くイベントである。「マイブーム」の元祖であるみうらの独自すぎる観点により編集されたスライドは、時には呆れさせられ、時には爆笑を呼ぶ代物になっている。常に得意げにゆるい内容のスライドを発表するみうらと、必死でツッコミを入れ続けるいとうのバトルトークが高い評判を呼び、近年では毎回チケットが入手しづらい状況になっている。
なお、スライドの内容は本番で発表されるまでまったくいとうに知らされず、公演前の控え室もみうらといとうで別々なのはもちろん、いとうが勝手にネタを覗き見ないように監視スタッフをつける徹底ぶりである。いとうは毎回この件について愚痴をいうものの、このことがトークをより「真剣勝負」にさせている。
[編集] 公演内容
[編集] オープニング
オープニングではロックンロール・スライダーズの選曲によるBGMに乗せて、観客への煽り言葉(「HUMAN & GOD」「Oh! My Buddha」など)のスライドと、過去に発表された名作スライドが交互に映し出される。第4回からはさらに舞台装置やエキストラなどを用いた無駄に豪華、かつまったく意味のない演出も挟まれるようになった。
- オープニング曲
- チェイスの『黒い炎』ASIN: B00004V6LN
- 演出の一例
- レーザー光線で、本編とまったく関係ない井上ひさしやゆずのイラストを描く
- 泉麻人(第4回)、アニ(スチャダラパー、第5回)、水野晴郎(第6回)、大江千里、伊集院光、山田五郎(以上3人は第7回)がオープニングのためだけに登場。いずれも、スライドネタに関する仮装をしているので一見しては分からないのだが、水野だけはあからさまに「シベリア超特急」で自らが演じている山下大将のコスプレだったため、会場から大喝采を持って迎えられた。
- 松崎しげるによる「スライダーズ・愛のテーマ」熱唱
- 「とっとこハム太郎」ならぬ「ひょっとこ公太郎」のダンス
- 巨大人形による「ハブとマングースショー」開催(ハブ隊長:シンコ(スチャダラパー)、マングース隊長:かせきさいだぁ≡)
- 「メガネ祭り」と称して、メガネを祭った御輿で囃し立てる
- ゆるキャラのパレード
- ビリーズブートキャンプ(ニセ者)
など
オープニングアクトのあと、みうらといとうが舞台に登場。必ずと言っていいほど、第一声でいとうが先ほどのオープニングの無意味な内容やみうらの服装へのツッコミを入れたり、観客への「こんな意味のないイベントに、なんでみんな来てるんだ」という内容の苦情(もちろん冗談の範疇だが)を申し立てたりする。近況を交えつつ、いとうが時事問題について「○○ってどうよ?」とみうらに問いかけ、みうらがこじつけでコメントするのが恒例になっている。いとうが「スライドを見る覚悟が出来た」ところで、いよいよ本編の上演となる。
[編集] 上映されるスライド
毎回発表されるスライド内容は異なるが、公演の直前の時点でみうらが興味を持っていたものが主な題材となっている。単発で発表されるスライドもあれば、タイトルをつけられてシリーズで紹介されるものもある。最近では、スライドではなく動画作品を流すこともある。以下に、主なスライド作品を示す。なお、あまり意味のない省略形のタイトルが多々あるが、みうら曰く「好きになろうとするものには、名前をつけておきたいから」ということであり、「これは常識だから。俺の中では」ということである。
- カスハガ
- 「カスのような絵葉書」を紹介する。「カスハガ巡礼」というものもあり、絵葉書の撮影地にみうらが出向き、あたかもカスハガにみうらが入りこんだような作品になっている。
- 寺変(テラヘン)
- みうらの得意分野ともいえる、「寺で見つけた変なもの」を紹介する。
- とんまつり
- 「奇祭と呼ぶのもおこがましい、とんまな祭り」のこと。現地にみうらが出向き取材した様子を紹介する。特に第4回で紹介した和歌山県の「笑い祭」はみうら自身にも大きなインパクトを与え、みうらの著書「とんまつりJAPAN」の表紙を飾った。
- オレのシリーズ
- オープニングの時事トークの発展系で、あるキーワードに対してみうらが抱くイメージを「実際の意味を調べずに」イラスト化して発表する。例えば「オレのポル・ポト派」はハトの群れのことになっていたり、「オレのエルニーニョ」は天災を呼ぶネズミのことになっていたりする(トッポ・ジージョと引っ掛けてあるものと思われる)。
- 銅像シリーズ
- 全国各地の珍奇な銅像を紹介。派生として「蝋人形シリーズ」や、銅像とみうらが戯れるシリーズ、何枚か連続で銅像の写真を紹介し、みうらが妄想したストーリーをつける「愛の銅像劇場」などがある。
- ムカエマ
- 全国各地の神社で見つけた「ムカつく内容の絵馬」を紹介。いとう曰く「みうらに共感できるコーナー」だが、二人で神社へ行くとみうらがムカエマを探しに行ったままなかなか帰ってこないので、かなり迷惑しているらしい。
- 飛び出し坊や
- 「飛び出し坊や(または飛び出し小僧)」とは、交通安全を喚起するために立てられた、道路へ飛び出そうとしている少年を形どった看板のこと。その中でも、あまりにデッサンが狂っていたり、経年劣化で無残な姿になった坊やの写真を紹介する。
- いやげもの
- 地方などで売られている、もらってもありがたくない「いやな土産物」を紹介。なお、いやげものはスライドのみならず、第3回からは毎回観客にも配布されている。各回で配布されたいやげものは、上演履歴の項目を参照のこと。
- 二穴オヤジ
- 「二穴(にけつ)オヤジ」とは、各地の土産物として売られている鉛筆立てに付属している、小人風の人形のこと。赤い三角帽、長く白いひげ、手に持ったスコップが特徴。鉛筆を立てる穴が大抵二つ開けられていることからみうらが命名した。各地の二穴オヤジを集めた結果膨大な量になってしまい、二穴オヤジの集合写真はいとうや観客に衝撃を与えた。
- 天狗ブーム
- みうらのマイブームのひとつであった天狗の魅力を伝えるべく、さまざまな天狗の写真を紹介。みうらはクレイアニメのキャラクター「ピングー」の頭部を天狗に変えた「テングー」なるキャラクターも開発してしまった。
- おばさんシリーズ
- 中年女性の集合写真や、尻のアップ写真を紹介。おばさん好きというみうらは、いい被写体を見つけると必死になって撮影し、「本人はこっそり撮影しているつもりだが周りから完全にばれている」といとうに呆れられている。この写真の発表時には、みうらがいとうに「どのおばさんが好き?」と問いかけるのも恒例になっている。
- 「瑠璃仙」のチラシ
- 第6回で発表された、スライドショーの中でも最高傑作の呼び声が高い作品。みうら宅に届けられた麻布の宅配弁当屋「瑠璃仙(るりせん)」のチラシの文章をいとうが朗読するだけの内容だが、その文章が「8人の喰いしんぼう」の起業の顛末や、あまりにも幼稚な失敗談などの赤裸々過ぎる近況などで綴られており、いとうが爆笑のあまり膝から崩れ落ち、文字通り抱腹絶倒してしまったほどのものだった。なお「瑠璃仙」は今は存在しておらず、みうらは「もっと早く紹介して盛り上げてやればよかった」と述べている。
- その他、スライドで取り上げられた題材
- 変わった看板
- 変わった形の栓抜き
- ダサブクロ(ダサい紙袋)
- キリストの墓、モーゼの墓(とそれぞれ自称している場所)
- 映画「北京原人 Who are you?」
- ゆるキャラ
- みうらのプロモーションビデオ「青春ノイローゼ」
など
[編集] 上演履歴
- 1996年4月13日 『ザ・スライドショー みうらさん、あんた、どうかしてるよ!』 ラフォーレミュージアム原宿
- 1996年12月23日 『ザ・スライドショー2 みうらさん、まだあんのかよ!』 ラフォーレミュージアム原宿
- 1997年12月23日 『ザ・スライドショー3 みうらさん、もう勘弁してくれよ』 ラフォーレミュージアム原宿
- いやげもの「スライダーズに会いたい輪」:中を覗くとみうらといとうの写真が見える「数珠レット」
- オープニングで「ROCK'N ROLL SLIDERS」のテーマ曲を披露。DVDの各巻の選択画面で聞くことができる
- 「オレのシリーズ」初登場
- いやげもの「ユノミン」:お湯を注ぐと重要なメッセージ(「とんまつり」のイラスト)が浮かび上がる湯飲み茶碗
- 「渋公」進出にみうらは終始浮かれる。この回からオープニングがより豪華かつ無意味になる
- 「とんまつり」初登場
- いやげもの「ヘンジク」:床の間に飾るには躊躇する変なデザインかつ無駄に豪華な掛け軸
- 蝋人形ネタ初登場(いいロウ出してるシリーズ)
- いやげもの「RS特製金太郎飴」:切っても切ってもみうらといとうのイラストが現れる金太郎飴、「スペシャル753バッグ」つき
- 「瑠璃仙」ネタでいとうが撃沈
- 「銅像シリーズ」初登場(銅&ロウ)
- エンディングで次回公演の会場が日本武道館と発表され、場内騒然(と大喝采)
- いやげもの「抜けま栓」:見た目はいとうを模った南部鉄製の立派な栓抜きだが、デザインを間違えたため栓は抜けない
- エンディングで次回公演の会場がハワイと発表され、場内騒然(とブーイング)
- いやげもの「RS特製シーツ」:みうらといとうの等身大写真が印刷されたシーツ
- ハワイまでわざわざ400人ものツアー客が集結。しかし内容はハワイとまったく関係ない、いつものゆるさだった
- いやげもの「KBT」:要するに兜のこと。入れて帰るための袋はないため、ダントツのいやさであった
- オープニングは派手な演出はなくなったが、冒頭で観客がKBTを強制着用させられ、知らされていなかったいとうを唖然とさせた
- いやげもの「RS特製絵葉書」:珍しく「いやじゃない」絵葉書
- 「ザ・スライドショー9」のDVD発売決定により開催
- アウトドア般若心経の前身「マイ般若心経」発表
- 渋谷C.C.Lemonホール(旧渋谷公会堂)、愛知厚生年金会館、福岡市民会館、北海道厚生年金会館、大阪厚生年金会館の5会場で開催
- いやげもの「RS特製絵皿」:各会場で異なった似顔絵が描いてあった。東京では泉麻人、愛知ではハリセンボンの似顔絵皿が配られた
- ネタも各会場で異なっており、JAPAN TOURの名に恥じない内容であった
- 「石景山のこと言えないだろ」というテーマで、日本各地の「どこかで見たけど何かが違う」キャラクター作品を多数紹介
- 「アウトドア般若心経・完全版」発表
上記以外にも、みうらが行った他のイベントのオプション企画などでスライドショーが開催されている。
[編集] TV放送・DVD
公演の内容は第4回がCS-WOWOWアリーナ、第5回から第10回がWOWOWにて録画放送されている。また、このときの放送を元にDVDが製作され、過去に以下の作品が発売されている。なお、WOWOW ONLINEにて2005年に有料で第3回から第8回が、2007年に無料で第4回が動画配信された。
- ザ・スライドショー ほぼ完全版!(第4回を収録。ブックレット付き)
- ザ・スライドショー 3~7(第3回から第7回までの単品発売)
- ザ・スライドショー コンプリートBOX(上記の3,5,6,7の各巻と、第1回・第2回を合わせて1巻にしたものを収録)
- ザ・スライドショー 8 in HAWAII 公認ブートレグ盤付き
- ザ・スライドショー 9&9.5
- ザ・スライドショー 10「東京公演版」「名古屋公演版」「博多公演版」「札幌公演版」「大阪公演版」
- ザ・スライドショー 10 DVD-BOX(上記の各公演版に、特典DVDを加えたセット)

