グレン・キーン

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グレン・キーンGlen Keane1954年4月13日 - )はアメリカ合衆国アニメーターペンシルベニア州生まれ。

経歴[編集]

グレン・キーンはビル・キーンコミック・ストリップw:The Family Circus』の作者として知られる)と妻テルマの息子である。The Family Circusに登場する少年ビリーはグレンをモデルにしている。また、後に本作をテレビアニメーション化した際にアニメーターとして製作に携わっている。

1974年にカリフォルニア芸術大学を卒業し、同年ウォルト・ディズニー・スタジオに入社。数本のアニメーション映画に携わった後、82年の映画『トロン』に影響を受けたキーンは、ジョン・ラセターと共にモーリス・センダックの絵本『かいじゅうたちのいるところ』を題材に、伝統的なアニメーション手法によるキャラクターとコンピューターによる背景を合成した30秒間の映像を製作した。しかしこの計画はあまりにも費用がかかることが判明し、スタジオはさらなる金額の資金を出すことを好まなかった。Where the Wild Things Areは当時としては革命的で、後の映画『美女と野獣』の有名な舞踏場のシーンの前身となった。

八十年代末から現在に至るまで、スーパーバイジング・アニメーターとして多くの主人公格のキャラクターを手がけている。

アニメーターとしての仕事に加え、キーンは子供向けの聖書寓話の本の作者およびイラストレーターをしている。

第20回アニー賞Outstanding Individual Achievement in the Field of Animation[1]を、第35回アニー賞ウィンザー・マッケイ賞[2]を受賞した。

フィルモグラフィー[編集]

米国のアニメーションは、基本的にキャラクター別にアニメーターが割り当てられる。ここではキーンが担当したキャラクターとその作品名、米国公開年等を記す。

公開年 クレジット キャラクター 備考欄
1973 まんが宇宙大作戦 レイアウト・アーティスト Filmation Studios制作のテレビシリーズ
1977 ビアンカの大冒険 キャラクター・アニメーター ペニー[1]、バーナード [2]
1977 ピートとドラゴン キャラクター・アニメーター エリオット [3]
1979 A Family Circus Christmas アニメーター
モデル
1981 きつねと猟犬 スーパーバイジング・アニメーター クマ [4]
1982 A Family Circus Easter モデル
1983 ミッキーのクリスマスキャロル アニメーター 巨人のウィリー [5]
1985 コルドロン キャラクターデザイナー
1986 オリビアちゃんの大冒険 スーパーバイジング・アニメーター ラティガン [6]
1987 w:The Chipmunk Adventure アニメーター
ストーリーボード・アーティスト
1988 オリバー ニューヨーク子猫ものがたり スーパーバイジング・アニメーター
キャラクターデザイナー
サイクス [7]、ジョルジェット[8]、フェイギン[9]
1989 リトル・マーメイド ディレクティング・アニメーター
キャラクターデザイナー
アリエル[10]
1990 ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え! スーパーバイジング・アニメーター
キャラクターデザイナー
マラフーテ[11]
1991 美女と野獣 スーパーバイジング・アニメーター 野獣 [12]
1992 アラジン スーパーバイジング・アニメーター アラジン
1995 ポカホンタス スーパーバイジング・アニメーター
Visual Development
ストーリー
ポカホンタス
1999 ターザン スーパーバイジング・アニメーター
ストーリー
ターザン
2002 トレジャー・プラネット スーパーバイジング・アニメーター ジョン・シルバー
2003 ミッキーのフィルハーマジック アニメーター アリエル ディズニーパークのアトラクション

出版物[編集]

彼の聖書寓話の本には、擬人化されたアライグマのアダムと、ライオンの王様アレンが登場する。

作品の一覧はw:Glen Keane#Publicationsを参照。

脚注[編集]

  1. ^ Cawley, John Glen Keane How to Create Animation, Interviews,1990年8月22日
  2. ^ (Cawley 1990)
  3. ^ (Cawley 1990)
  4. ^ (Cawley 1990)
  5. ^ (Cawley 1990)
  6. ^ (Cawley 1990)
  7. ^ (Cawley 1990)
  8. ^ (Cawley 1990)
  9. ^ (Cawley 1990)
  10. ^ (Cawley 1990)
  11. ^ (Cawley 1990)
  12. ^ (Cawley 1990)

外部リンク[編集]