かいじゅうたちのいるところ
『かいじゅうたちのいるところ』(Where the Wild Things Are)は、モーリス・センダックの絵本。1963年出版。翌年コールデコット賞(Caldecott Medal)受賞。世界中で約2000万部売れている。
日本では1966年に「いるいる おばけが すんでいる」というタイトルでウエザヒル出版から最初に翻訳された[1]。このときの本文は七五調であった。
1975年に神宮輝夫による新訳が冨山房より出版された、「かいじゅうたちのいるところ」という訳題はこのとき神宮によってつけられたものである。神宮によると、原題のWild Thingsをどう翻訳するかで思案の末に、子どもが読みやすくて言いやすく、絵のイメージにも合う「かいじゅう」にしたという[1]。この神宮による翻訳は約100万部のベストセラーとなっている。
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あらすじ [編集]
オオカミの着ぐるみを着た少年マックスは、ある日いたずらをして母親に叱られる。「この かいじゅう!」と怒る母親に「おまえを たべちゃうぞ」と応えたマックスは、おしおきとして夕食抜きで部屋に閉じ込められてしまうのだった。しかし、暗くなったマックスの部屋に不思議な森や海が広がる。そこはかいじゅうたちのいるところだった。かいじゅうたちは恐ろしい様相をしていたが、マックスは彼らのギラギラ光る恐ろしい目を一度も瞬きせずに見据えることができたため、「かいじゅうの王様」となる。一緒に踊って楽しい一時をすごすものの、やがてマックスは家が恋しくなり自分の部屋へ戻る。そこには夕食がまだ温かいまま置かれていた。
脚色 [編集]
映像化作品として、1973年に7分の短編アニメが制作されている。
2010年1月15日には、スパイク・ジョーンズ監督による実写による長編映画「かいじゅうたちのいるところ」が公開された。
オリヴァー・ナッセンによるオペラも作曲されている。
脚注 [編集]
- ^ a b おはなしめぐり:「かいじゅうたちのいるところ」の訳者 神宮輝夫さん毎日新聞2009年11月25日。2010年9月10日閲覧