エスカロップ

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エスカロップ
主な地域 北海道根室市
発案時期 1963年頃
発案店(発案者) モンブラン

エスカロップは、北海道根室市の地方料理。略してエスカとも呼ばれる。

炒めたライスの上にトンカツを載せ、ドミグラスソースをかけたもの。通常、皿の端にサラダを添える。ケチャップライスを用いる赤エスカと、バターライスを用いる白エスカがあり、現在は白エスカが主流。白エスカのバターライスには微塵切りのが入っている。

1963年頃、根室市の洋食店「モンブラン」のシェフが考案し、短期間のうちに根室市内で普及した。「エスカロップ」の語源はフランス語の「エスカロープ」 escalope (肉の薄切り)である。語源の意味の通りエスカロップのトンカツには、ドイツなどのシュニッツェルに類似して、比較的薄切りの豚肉が用いられる。

エスカロップ(白エスカ、2001年6月)

考案当初は、仔牛肉を使ったビフカツナポリタンスパゲッティの上に載せてドミグラスソースをかけていた。だが牛肉は高価なため、やがてトンカツを用いるようになり、スパゲッティはケチャップライスに代わった。これが「赤エスカロップ」の原型である。その後赤エスカを基に白エスカが出現した。

根室市での知名度・普及度は非常に高い。市内では食事メニューとして供する喫茶店が多く、コンビニエンスストアでも「エスカ弁当」が売られており、夕食メニューにエスカロップを出す宿泊施設もある。しかし、根室市および根室支庁管内の地域以外ではほとんど見られないメニューである。北海道内でも、2005年にセブン-イレブンが期間限定商品としてエスカロップを販売したが、それほど売り上げは伸びなかった。

[編集] 類似の料理

福井県に複数の店舗がある洋食店「ヨーロッパ軒」においても1960年代からスカロップという同様のメニューが存在する。これもおそらくフランス語の escalopes から名付けられたものとみられるが、根室のエスカロップとの関係は無いものと思われる。

また、比較的類似した料理として、兵庫県加古川市周辺に存在するかつめしがある。白エスカに似ているが、 (1) かつめしは白飯が使わている、 (2) ほとんどの「かつめし」には牛カツが使われている、 (3) 「かつめし」のたれは、必ずしもドミグラスソース系ではなく、店によってはとんかつソース系のたれである事も多々みられるという点で異なる(つまり、類似点は米飯ベースの洋皿料理で上にカツレツが乗っている点だけである)。かつめしは1953年頃に出現したとされ、エスカロップより古いが、エスカロップの成立事情(元々ライスでなくスパゲッティがベース、考案した料理人は横浜で修行した人物であることなど)と、かつめしの成立背景(濃厚なたれにつけた「牛かつ」とキャベツをで腹を満たす「串カツ文化」が背景にある[要出典])から、お互いは全く関わりなく偶然に類似したものと考えられる。

[編集] 派生メニュー

  • サンマ・エスカロップ
ねむろさんま祭りで登場した、ホテルクラビー札幌の貫田料理長考案のメニュー。トンカツの代わりにサンマで作られたカツを使用し、トマトソースを掛け、ピクルスを添えた一皿。後に地元のコンビニエンスストアでも売り出されたが定着しなかった。

[編集] 関連項目