ウリ・ジョン・ロート
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ウリ・ジョン・ロート、ウリ・ヨン・ロート、ウルリヒ・ロート、ウルリッヒ・ロス(Uli Jon Roth, Ulrich Roth, 1954年12月18日 デュッセルドルフ出身)はドイツを代表するギタリスト。元スコーピオンズ~エレクトリック・サン。従来のギターに比べてフレット数が多く、より広音域(27フレット以降は全音刻みで、32フレットまでフレッティングされている)での演奏を可能としたスカイ・ギターの考案者。その風貌から、日本では「仙人」と称されることもある。イングヴェイ・マルムスティーンに多大な影響を与えたことでも知られ、間接的に現代のロック・ギターの奏法の基礎を築いた人物とも言える。
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[編集] 概要
[編集] スカイギター
初期のスカイギターは6弦であったが、その後7弦のモデル、8弦ギターのモデルも開発。メガウィングと呼ばれるピックアップは独自の構造でいわゆるハムバッカーではなく、コイルが4層になった特殊なもの。そのピックアップの開発者はウリの友人であるが、それについての構造など技術的なことは明かさない方針であるらしい。フレット数は32フレットあり、これまでに全ポジション半音刻み、高音部のみフレットレス等試行錯誤が続いたが、最終的には超高音域のみ一音刻みのフレットの並びになっている。その間出せない半音は、隣の弦によって賄う、またはチョーキングによってカバーしている。 近年、6弦モデルのスカイギターに自動チューニングシステム、パワーチューン(ギブソンのロボットギターにも搭載されている機械的な方式の自動的に目的のピッチを感知し、モーターを内蔵させたペグにより音程を造るシステムの呼称)を装着している。
スカイギターによる初めての録音が収められているアルバムは、「Beyond the Astral Skies」である。
以前はスカイ・ギターの模倣品が横溢していたことに憤慨していたウリだが、近年になってスカイ・ギターの市販に向けて前向きな姿勢を示すような発言をしている。メーカーに関しては、近年スカイ・ギターに組み込まれたロボット・ギターのシステムを採用しているギブソンをほのめかしている。
[編集] 奏法
ジミ・ヘンドリックスに多大な影響を受けているが、ヴァイオリニストのヤッシャ・ハイフェッツ、ナタン・ミルシテイン等からの影響を告白している。フィンガリング等も独自のシステムで捉え、指先を端末とし、ヴィブラートによってエネルギーを弦に送り込むというイメージで演奏しているとのこと。客観的には、ロックにアルペジオを本格的に導入した最初の人物とされ分解コード奏法としていわゆるスウィープ奏法等も初期の活動からそれを技術として体得していた。正確無比なピッキングテクニックは驚異的ですら有る。
[編集] スコーピオンズ以前
1970年代初頭に、「Dawn Road」というバンドを組んでいた。ウリを含めたそのメンバー4人が、クラウス・マイネ、ルドルフ・シェンカーと共にスコーピオンズを再結成する。
[編集] subjects
スコーピオンズ加入以降、精神世界と政治の両方の諸問題に深く傾倒するようになる。エレクトリック・サン時代のアルバム「Fire Wind」は暗殺されたエジプトの大統領、アンワル・アッ=サーダート(Anwar Sadat)にささげられたもの。
[編集] 来歴
- 1954年12月、ロート家の長男として生まれる。
- 1956年6月、弟のジーノ・ロート(Zeno Roth)が生まれる。
- 1968年、ギターに目覚める。主にコピーバンド中心に活動していく。
- 1969年、ジミ・ヘンドリックスのライブを観て衝撃を受け、トリオ編成のバンドを結成する。
- 1971年、ドーン・ロード結成。
- 1972年10月、父親死去。
- 1973年、マイケル・シェンカーの後任でスコーピオンズに加入。
- 1976年、ジミ・ヘンドリックスの元恋人のモニカ・ダンネマンと出会う。
- 1978年春、スコーピオンズのメンバーとして初来日。その後、バンドを脱退する。
- 1979年、ウレ・リトゲン(ベース、現フェア・ウォーニング)、クライヴ・エドワーズ(ドラム)と共に「エレクトリック・サン」を結成する。
- 1983年、現在のウリの愛器「スカイ・ギター」の第1号を完成させる。
- 1986年、エレクトリック・サン活動休止。
- 1995年、ソロ活動で活動再開。
- 1996年、モニカ自殺。
- 1998年、ジョー・サトリアーニ主催の「G3」にマイケル・シェンカーと共に共演。
- 2001年、23年ぶりに来日。トミー・ハート(ボーカル、フェア・ウォーニング)山本恭司(元VOW WOW、現BOW WOW)らと共演。
- 2005年、破産宣告。
- 2008年11月、7年ぶりに来日。ツアー日程は、7日(金)の広島・クラブクアトロを皮切りに、9日(日)名古屋・ダイアモンドホール、10日(月)大阪・なんばハッチ、11日(火)・12日(水)東京・中野サンプラザ。メンバーはマーク・ボールズ(ボーカル)、リズ・ヴァンダール(ボーカル)、ニクラス・ターマン(バッキング・ボーカル&ギター)、ラース・レーマン(ベース)、マイケル・エーレ(ドラム)、コールヴィン・バーン(キーボード)、そしてウリとリズの愛娘アカーシャ・ドーン・ロート(ボーカル)もツアーに参加した。東京公演のみマーティ・フリードマンがゲスト参戦している。余談になるが、今回のツアーで、ラースとアカーシャが日本国内で誕生日を迎えた。
[編集] ディスコグラフィー
- SCORPIONS
- FLY TO THE RAINBOW(1974年)
- IN TRANCE(1975年)
- VIRGIN KILLER(1976年)
- TAKEN BY FORCE(1977年)
- TOKYO TAPES(1978年)
- ELECTRIC SUN
- EARTHQUAKE(1979年)
- FIREWIND(1981年)
- BEYOND THE ASTRAL SKIES(1985年)
- ULI JON ROTH名義
- PRELUDE TO THE SYMPHONIC LEGENDS(1996年)
- TRANSCENDENTAL SKY GUITAR(2000年)
- METAMORPHOSIS(2003年)
- UNDER A DARK SKY(2008年)

