選り抜き記事
名鉄3400系電車は、名古屋鉄道が主に優等列車運用に供する目的で1937年(昭和12年)に導入した電車である。名鉄の直流1,500 V電化路線において運用された吊り掛け駆動車各形式のうち、間接自動進段制御器を搭載するAL車に属する。
先頭車の前頭部を流線形状として、車体下部全周をスカートにて覆った外観を特徴とし、名鉄社内においては3400系電車を「流線」と呼称した。また鉄道愛好家からは主に「いもむし」の愛称で呼称された。愛知電気鉄道と名岐鉄道の対等合併によって成立した現・名古屋鉄道における、合併後初の新型車両として、1937年3月に制御電動車モ3400形と制御車ク2400形によって組成される2両編成3本・計6両が落成した……
- 配膳ロボットは、サービスロボットの一種であり、飲食店などで厨房から利用客がいる座席まで、注文された料理を運搬するほか、食べ終わった料理を下げる下げ膳も行うことがある。2019年の新型コロナウイルス感染症の世界的流行以降、人間同士の接触を伴う接客を回避するために急速に普及した……
- 術中覚醒は、全身麻酔中のまれな合併症であり、手術中に患者の意識がさまざまなレベルにまで戻ってしまうことを指す。かつては覚醒遅延、すなわち麻酔や鎮静から中々覚めないことが問題であったが、麻酔薬の改良やモニタリングの進歩などに伴い、覚醒遅延の問題が減少すると共に逆に新たに問題となり始めた合併症である……
- 『子供のために』は、ハンガリーの作曲家バルトーク・ベーラがブダペスト音楽院のピアノ科教授に就任した後の20歳台後半に作曲した、子供や初学者を対象としたピアノ曲集である。旋律にはハンガリーとスロバキアの民謡がほぼそのままの形で使われており、音楽教育を目的とした作品としても民謡の編曲作品としても最初の大規模な曲集である……