面接シミュレーションシリーズ
『面接シミュレーションシリーズ』(めんせつシミュレーションシリーズ)は日経映像が制作したビデオグラム教材(教育用ビデオ)シリーズである。
概要
[編集]入学試験や就職活動の面接対策を対象としたビデオグラム教材で、日経映像が制作した。1998年に『40代・50代のための面接シミュレーション』が制作され[1]、2003年に追加で『20代・30代のための面接シミュレーション』『高校生版』『男子大学生版』『女子大学生版』『専門・専修学校版』が制作された[2]。シリーズに含まれていないが小中学校受験版の『親子で見る面接シミュレーション』が2007年に制作された。
面接の様子を映像で見せることで、面接がどのように行われ、ビデオ画面上から質問してくる面接官に返答する事によって面接を疑似体験することができ、視聴者(受験者)自身が何度も繰り返し練習することにより、緊張を和らげ自信を持って面接試験に臨むことを目的としている。
面接シミュレーションシリーズ
[編集]1998年(平成10年)、はじめに中高年の転職希望者向け用『40代・50代のための面接シミュレーション』が制作され[1]、2003年に他5タイトル、計6タイトルのビデオがリリースされた[2]。いずれも株式会社ブライトキャリアによる監修。 『男子大学生版』『女子大学生版』のみ個人向け限定販売のCD-ROMがリリースされた[3]。『高校生版』が日本視聴覚教育協会主催の2003年度優秀映像教材選奨(教育映像祭)にてビデオの部・学校教育部門で「優秀賞」を受賞した[4][5]。
後に『20代・30代のための面接シミュレーション』『40代・50代のための面接シミュレーション』が同タイトル名でDVD-Video化され[注 1]、日経BPマーケティングにて販売・レンタルを行っている[7][8]。それら以外の本シリーズ各タイトルは各々リメイク、再編された。
収録内容
[編集]- 面接官の視点から見た失敗例
- 面接官本音インタビュー
- 面接の準備・心構え
- 敬語の使い方(『高校生版』、『専門・専修学校版』のみ)
- 面接シミュレーション
タイトル一覧
[編集]制作年 | タイトル[2] | 収録時間 | 備考 |
---|---|---|---|
1998年 | 40代・50代のための面接シミュレーション | 約40分 | [注 2] |
2003年 | 面接シミュレーション 高校生版 | 約25分 | 2003年度優秀映像教材選奨優秀賞受賞[4]。 [注 3] |
面接シミュレーション 男子大学生版 | CD-ROM版が個人向け限定で販売[3]。 [注 4] | ||
面接シミュレーション 女子大学生版 | |||
面接シミュレーション 専門・専修学校版 | [注 5] | ||
20代・30代のための面接シミュレーション | [注 6] |
親子で見る面接シミュレーション
[編集]小学校受験・中学入試の面接を対象としたビデオ『親子で見る面接シミュレーション』が2007年に日経映像よりリリースされた[注 7]。『親子で見る面接シミュレーション 小学校受験版』『失敗しないための面接シミュレーション 中学校受験版』の2タイトルがVHS/DVD(2013年以降DVDのみ)で同時発売。教育ライターの高橋公英(All About)が監修した[12][注 8]。
収録内容
[編集]- 親子で見る面接シミュレーション 小学校受験版
- 小学校受験とは?
- 面接の実際
- 面接の種類
- 面接時のマナー
- 面接の失敗例・良い例
- 面接シミュレーション(質問全57問)
- 合格体験談とアドバイス[注 9]
- 失敗しないための面接シミュレーション 中学校受験版
- 面接で大切なこと
- 面接の流れ 控え室から応答のマナーまで
- 答え方のポイント 態度・言葉づかい等
- 保護者面接の場合
- 面接シミュレーション(質問全42問)
タイトル一覧
[編集]制作年 | タイトル | 収録時間 | 備考 |
---|---|---|---|
2007年 | 親子で見る面接シミュレーション 小学校受験版 | 43分 | サンプル映像[14] |
失敗しないための面接シミュレーション 中学校受験版 | 35分 | 受験者・鈴木七海役を小倉唯が演じた[15]。 サンプル映像[16] |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 収録内容も同じ[6]。
- ^ 同タイトル名のDVDがリリース[7]。
- ^ 『高校生進路対策シリーズ』としてリメイク、再編[9]。
- ^ 『就職活動のすべて』第6・7巻としてリメイク、再編[10]。
- ^ 『専門学校生のための就職活動ガイド』第4巻としてリメイク、再編[11]。
- ^ 同タイトル名のDVDがリリース[8]。
- ^ 日経グループで高校入試面接を対象としたビデオ動画の製作は、2024年現時点まで行われていない。
- ^ 高橋はハウツー本やマニュアルだけでは小学校受験の面接は突破できないと断じ、相手を尊敬する気持ちを持って臨むプラスアルファも必要と論じている[13]。
- ^ 監修の高橋公英による体験談・アドバイス。
出典
[編集]- ^ a b “40代50代 -ニューミドルエイジ- のための面接シミュレーション”. 日経映像. 2003年2月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月17日閲覧。
- ^ a b c “面接シミュレーションシリーズ”. 日経映像ソフトショップ. 2004年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月17日閲覧。
- ^ a b “CD-ROM面接シミュレーション”. 日経映像. 2010年1月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月17日閲覧。
- ^ a b “2003年優秀映像教材選奨入賞作品一覧”. 日本視聴覚教育協会. 2024年9月17日閲覧。
- ^ “教育映像祭優秀映像教選奨 入賞作品一覧” (PDF). 資料編 視聴覚協会80年のあゆみ. 日本視聴覚教育協会. p. 45. 2024年9月17日閲覧。
- ^ “日経DVD利用上の注意事項”. 日経BPマーケティング. 2024年9月17日閲覧。
- ^ a b “40代・50代のための面接シミュレーション [DVD]”. 日経BPマーケティング. 2024年9月17日閲覧。
- ^ a b “20代・30代のための面接シミュレーション [DVD]”. 日経BPマーケティング. 2024年9月17日閲覧。
- ^ “学校・教育機関様向けDVD” (PDF). 日経BPマーケティング. p. 2. 2024年9月17日閲覧。
- ^ “就職活動のすべて [DVD]”. 日経BPマーケティング. 2024年9月17日閲覧。
- ^ “専門学校生のための就職活動ガイド [DVD]”. 日経BPマーケティング (2014年7月25日). 2024年9月17日閲覧。
- ^ 高橋公英 (2007年1月25日). “お受験に効く!本&ビデオ紹介”. All About. p. 3. 2024年9月17日閲覧。
- ^ 高橋公英 (2007年9月25日). “マニュアルでは突破できないお受験面接”. All About. 2024年9月17日閲覧。
- ^ 親子で見る面接シミュレーション 小学校受験版 ※DVD紹介. YouTube. 日経映像ONLINE チャンネル. 2015年10月13日. 2024年9月17日閲覧。
- ^ "小倉唯-おぐらゆい- official web site". 2011年6月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月17日閲覧。
- ^ 失敗しないための面接シミュレーション 中学校受験版 ※DVD紹介. YouTube. 日経映像ONLINE チャンネル. 2015年10月13日. 2024年9月17日閲覧。
外部リンク
[編集]- 面接シミュレーションシリーズ - ウェイバックマシン(2004年5月1日アーカイブ分) - 日経映像ソフトショップ
- 面接シミュレーション(全6巻) - ウェイバックマシン(2005年5月6日アーカイブ分) - 日経映像ソフトショップ
- 20代・30代のための面接シミュレーション - 日経BPマーケティング
- 40代・50代のための面接シミュレーション - 日経BPマーケティング
- 親子で見る面接シミュレーション 小学校受験版 - 日経映像ONLINE
- 失敗しないための面接シミュレーション 中学校受験版 - 日経映像ONLINE