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2021年11月28日 (日) 02:25時点における版

科学技術学園高等学校
過去の名称 科学技術学園工業高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人科学技術学園
設立年月日 1964年1月7日
創立記念日 1月7日
共学・別学 昼間定時制:男子校
通信制:男女共学
分校 名古屋分室・大阪分室
(通信制のみ)
課程 昼間定時制課程
通信制課程
単位制・学年制 単位制
設置学科 普通科
学科内専門コース 昼間定時制:総合コース、理数コース
通信制:通学型クラス、週1日・週2日クラス、eラーニングコース
学期 2学期制
高校コード 13635C
所在地 157-8562
東京都世田谷区成城一丁目11番1号
地図
北緯35度37分58.46秒 東経139度36分9.12秒 / 北緯35.6329056度 東経139.6025333度 / 35.6329056; 139.6025333座標: 北緯35度37分58.46秒 東経139度36分9.12秒 / 北緯35.6329056度 東経139.6025333度 / 35.6329056; 139.6025333
外部リンク 昼間定時制課程
通信制課程
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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科学技術学園高等学校の位置(東京都内)
科学技術学園高等学校

科学技術学園高等学校(かがくぎじゅつがくえんこうとうがっこう)は、東京都世田谷区成城に本校を置く私立高等学校。略称は、かぎこう(科技高)。

概要

1963年12月日本科学技術振興財団が、学校法人科学技術学園を設立し、現在は男子普通科昼間定時制課程)と通信制課程男女共学校)を設置して学校法人科学技術学園が運営している。日本で初めて昼間定時制課程を設置した学校。

設置学科

  • 昼間定時制課程 普通科(東京本校のみ):男子校である。校地面積の校庭が全日制の設置基準に満たずに昼間定時制とされるが、教育内容は全日制課程とほぼ同等で、45分授業を6時限、進学コース(ラーニング)は一部曜日で7時限のカリキュラムで学ぶ。都立高校や他私立高校よりやや校則が厳しく、部活動は授業の一環として重視、原則全員参加を取り入れている。携帯電話、スマートフォンを含む全ての電子機器の校内での使用は、禁止となっている。アルバイトは、原則禁止となっている。近年では、生徒の学力別に学級を編成し、基礎学力の向上を図り、2年次から選択授業を充実させて進路に沿う授業を行っている。
  • 通信制:概ね技能連携生と個別生の2種類に分類される。機械科電気科は技能連携校のみ。近年は技能連携生に関する行事が減少している。
    • 技能連携生(企業): 指定技能教育施設[補足 1] と提携し、それらで修得した単位を科学技術学園高等学校の単位として認め、高等学校卒業へと導く。指定技能教育施設に勤務する教員は「非常勤講師」として科学技術学園高等学校より1年間委嘱され、再任も可能である。技能連携先企業は別掲した。現在は多くの企業が中卒者雇用を縮小したことから、企業の技能連携は日立製作所など少数にとどまる。
    • 技能連携生(非企業): 高等専修学校と提携し、それらで修得した単位を科学技術学園高等学校の単位として認め、高等学校卒業へと導く。技能連携先専修学校については別掲した。近年は少子化の影響を受けて高等課程の募集停止や、構造特区などの枠組みを用いて独自に高等学校に転換した専修学校も多く、経営的な問題から他の広域通信制高等学校との技能連携に切り替えて離脱する専修学校が増えている。
    • 個人生:数は少ないが、東京本校や名古屋・大阪のいずれかのスクーリング会場に所属して、4月ないし10月に入学する。個人生の場合は高等学校を中退したのちに転入学編入学するケースが多く、前所属校の在籍年数を通算した場合、最短では半年で卒業という場合もある。近年の高等学校全日制退学者増加を受けて、編入してくる生徒が増加している。中には、著名大学への進学を果たす生徒もいる。個人生は成績や生活環境、年齢層も多様であるのが特徴。個人生が所属するコースとしては以下の通り。
      • 平日コース・日曜コース:決められた回数のスクーリングに参加し、通信課題を提出して試験を受けるもの。
      • e-ラーニングコース:基本的に通学は東京本校・名古屋分室・大阪分室にて3日連続の集中スクーリングを年2回行い、その後に試験を実施する。実際の学習活動はサイト上の通信課題のアドバイスビデオを視聴、通信課題は郵送で添削される。実際の授業はサイト上で受講。しかし、通信課題は郵送し、添削を受ける。すべてをネット任せにはしていない。
      • 週4日コース(東京本校のみ):大学進学コースとステップ・アップコースがある。

沿革

  • 1960年(昭和35年) - 財団法人日本科学技術振興財団科学技術庁より設立を許可される。創立総会で日立製作所の社長であった、倉田主税が初代会長に就任する。
  • 1963年(昭和38年)12月 - 財団法人日本科学技術振興財団のもとで学校法人科学技術学園の設立が認可される[補足 2]
  • 1964年(昭和39年)4月 - 科学技術学園工業高等学校(機械科・電気科の通信制高校)が開校する[補足 3]
  • 1965年(昭和40年)4月 - 大阪分室が開設される。
  • 1970年(昭和45年)3月 - 名古屋分室が開設、三大都市圏にわたる広域通信制の基盤が完成する。
  • 1975年(昭和50年)4月 - 通信制普通科が設置される。
  • 1977年(昭和52年)4月 - 高等学校名を科学技術学園高等学校と変更する。
  • 1978年(昭和53年)4月 - 高等学校初の昼間定時制課程(普通科)が開校する(男子のみ)。
  • 1979年(昭和54年)4月 - 文部省(現在の文部科学省)より教育研究開発学校の指定を受ける。
  • 1988年(昭和63年)12月 - 高等学校の修業年限を通信制課程3年以上に変更。これにより、3年間で卒業する技能連携校が増えた。
  • 2004年(平成16年)4月 - eラーニングコース(通信制課程)開設。
  • 2006年(平成18年)4月 - 週4日通学コース(通信制課程)開設(東京本校のみ実施)。ステップアップコースと大学進学コースの2つがある。
  • 2010年(平成22年)9月 - 校舎リニューアル実施
  • 2010年(平成22年)3月 - 航空自衛隊航空教育隊生徒隊との技能提携を終了する。
  • 2014年(平成26年)1月 - 創立50周年 
  • 2018年 (平成30年) 4月 - 理数コース設置
  • 2019年(令和元年)4月 - 情報クラス設置

学校概要

所在地

生徒数

  • 昼間定時制課程 607人(2015年5月)
  • 通信制課程 4,180人(2015年5月)

卒業者数

  • 昼間定時制課程 6,046人(2020年3月)
  • 通信制課程 12万5,597人(2015年3月)

設備

  • 校地面積6,753㎡
  • 運動場面積1,700㎡
  • 体育館(冷暖房完備)
  • 図書室
  • カウンセリング室
  • 視聴覚室兼小体育館(柔道部や空手部の練習などが行われている)
  • パソコン室2教室あり
  • 各教室にエアコンと50インチテレビ
  • LL教室
  • 放送室
  • 家庭科室
  • 理科室
  • グランド(ナイター照明あり)
  • カフェテリア(軽食用の自動販売機が設置されている)
  • 各教室にエアコン設置

交通機関

理事長

  • 杉下 俊雄(2020年4月)

校長

  • 東京本校:吉田 修(2020年4月)

部活動・クラブ

昼間定時制のみ[1]

成績

脚注

補足

  1. ^ 企業が設置した職業訓練施設専修学校など。
  2. ^ 背景に当時の高度経済成長による中学生集団就職において、企業中学校卒業の従業員に就業させながら高等学校教育を行うという技能連携教育が求められたことがある。
  3. ^ 当時は企業連携校が多かったため、普通科の設置はなされなかった。同時に東京都千代田区の科学技術館が開館する。東京12チャンネル(現在のテレビ東京)も開局するが、当時は教育放送であり本校の授業としての放送だったため本校の教職員が番組制作を行った。また民間放送でありながら、CMを流さなかった。
  4. ^ 運動部は 東京都高等学校体育連盟(各競技専門部)に加盟している。
  5. ^ 「習い事クラブ」とは、部活動とは異なり、得意分野を専門の先生が個別に指導する少人数制の課外活動のことである。

出典

外部リンク