「19時女子プロレス」の版間の差分

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== 概要 ==
== 概要 ==
[[2010年]]、団体名の由来である19時より[[無観客試合|無観客]]の[[レッスル武闘館]]にて1試合から2試合を組み、それを[[Ustream|USTREAM]]に乗せて無料配信で生中継を行っている。ファンの「声援」は[[Twitter]]で受け付ける。「団体」という名目で活動していた頃は所属選手は[[帯広さやか]]のみで、それにレギュラーとなるアイスリボンの3選手に加わり、他の参戦選手もアイスリボン所属が多かった。そのため旗揚げ当初から事実上アイスリボンの別ブランドとして機能していたが[[2011年]]8月にアイスリボンに「吸収合併」されてからは名実ともに週末の道場マッチとともに興行形態の1つとなっている。
[[2010年]]、[[アイスリボン]]に新人として入団してわずか1か月の[[帯広さやか]]が移籍した上で代表に就任(アイスリボン本大会にも引き続き参戦)。[[5月29日]]にプレ旗揚げ戦を行い、[[6月1日]]に正式旗揚げとなった


上述した通り無料配信のため資金繰りの課題がある。現在、選手スタッフはボランティアで参加しており、スポンサーも募集していた。
団体名の由来である19時より[[無観客試合|無観客]]の[[レッスル武闘館]]にて1試合から2試合を組み、それを[[Ustream|USTREAM]]に乗せて無料配信で生中継を行っている。ファンの「声援」は[[Twitter]]で受け付ける。「団体」という名目で活動していた頃は所属選手は帯広のみで、それにレギュラーとなるアイスリボンの3選手に加わり、他の参戦選手もアイスリボン所属が多かった。そのため旗揚げ当初から事実上アイスリボンの別ブランドとして機能していたが[[2011年]]8月にアイスリボンに「吸収合併」されてからは名実ともに週末の道場マッチとともに興行形態のつとなっている。

上述した通り無料配信のため資金繰りの課題がある。現在、選手スタッフはボランティアで参加しており、スポンサーも募集していた。


== 歴史 ==
== 歴史 ==
; 2010年
; [[2010年]]
* [[アイスリボン]]に新人として入団してわずか1か月の[[帯広さやか]]が移籍した上で代表に就任。
* [[6月15日]]には[[タニー・マウス]]([[NEO女子プロレス]])が19時・[[アイスリボン]]所属外として初参戦。
* [[5月29日]]、プレ旗揚げ戦を開催。
* [[7月2日]]第15戦で行われた[[さくらえみ]] vs. [[高橋奈苗]]の「おんな巌流島2010」で合計2,690人の当時の歴代最高視聴者数を記録した。この試合は当初、高橋が当時保持していた[[JWP認定無差別級王座|JWP無差別級王座]]を懸けたタイトルマッチとなる予定であったが[[JWP女子プロレス]]から無観客試合である事などを理由に認められなかったためノンタイトルとなった。そのためか、この試合はJWP所属3選手立会いの下で行われた。
* [[6月1日]]、旗揚げ戦を開催。
* [[8月27日]]第34戦でタイトルマッチを初開催([[ICE×∞王座|ICE×60王座]])。また初めて前座を合わせて2試合組まれた。
* [[7月2日]]第15戦で行われた[[さくらえみ]][[高橋奈苗]]の「おんな巌流島2010」で合計2,690人の当時の歴代最高視聴者数を記録。この試合は当初、高橋が当時保持していた[[JWP認定無差別級王座|JWP無差別級王座]]を懸けたタイトルマッチとなる予定であったが[[JWP女子プロレス]]から無観客試合である事などを理由に認められなかったためノンタイトルとなった。そのためか、この試合はJWP所属3選手立会いの下で行われた。
; 2011年
* [[8月27日]]第34戦でタイトルマッチを初開催([[ICE×∞王座|ICE×60王座]])。また初めて前座を合わせて2試合組まれた。
* [[1月12日]]アイスリボン道場マッチ後に帯広が肩の療養を兼ねて帰省。しばらくの間、[[志田光]]が代表代行を務めるが帯広はTwitter担当として引き続き携わる([[4月23日]]に復帰)。
; [[2011年]]
* [[2月7日]]には「特別放送として[[ZERO1]]の[[大谷晋二郎]]社長をゲストに迎えて2部構成とした。1部は通常の19時プロレス、2部は「[[FIGHTING TV サムライ]]」の収録も兼ねた番組を放送。
* [[1月12日]]アイスリボン道場マッチ後に帯広が肩の療養を兼ねて帰省。しばらくの間、[[志田光]]が代表代行を務めるが帯広は[[Twitter]]担当として引き続き携わる([[4月23日]]に復帰)。
* その後帯広は肩の手術のため長期欠場となるのに伴い、番組内で「19時女子プロレス認定[[インターネットシングル王座]](通称:InternetWrestling19、略称IW19)」を提唱。協賛金を募集し選手権試合を[[3月22日]]に実施する運びとなった。王座決定戦は[[3月11日]]に発生した[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])の直後である事から、被災地出身の4人によるワンデイトーナメントとなり、[[つくし (プロレスラー)|つくし]]が優勝し初代王者となった。また、この日は19時頃に[[蕨市]]を含む地域で[[東京電力]][[福島第一原子力発電所|福島第一原発]]での[[福島第一原子力発電所事故|事故]]に伴う[[輪番停電|計画停電]]が予定されていたため平日にも関わらず13時開始(実際は約30分遅れ)となった(ただしアーカイブは残る)。
* [[2月7日]]特別放送として[[ZERO1|プロレスリングZERO1]]の[[大谷晋二郎]]社長をゲストに迎えて2部構成とした。1部は通常の19時女子プロレス、2部は「[[FIGHTING TV サムライ]]」の収録も兼ねた番組を放送。
* [[6月1日]]アイスリボン272は「'''19時女子プロレス旗揚げ1周年記念'''」と銘打ち観客席を若干縮小した上で19時仕様として興行を打った。同時視聴者数は1,100人を超えた。
* その後帯広は肩の手術のため長期欠場となるのに伴い、番組内で「19時女子プロレス認定[[インターネットシングル王座]](通称「InternetWrestling19」、略称「IW19」)」を提唱。協賛金を募集し選手権試合を[[3月22日]]に実施する運びとなった。王座決定戦は[[3月11日]]に発生した[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])の直後である事から、被災地出身の4人によるワンデイトーナメントとなり、[[つくし (プロレスラー)|つくし]]が優勝し初代王者となった。また、この日は19時頃に[[蕨市]]を含む地域で[[東京電力]][[福島第一原子力発電所|福島第一原発]]での[[福島第一原子力発電所事故|事故]]に伴う[[輪番停電|計画停電]]が予定されていたため平日にも関わらず13時開始(実際は約30分遅れ)となった(ただしアーカイブは残る)。
* [[8月9日]]、[[ニコニコ生放送]]での同時放送開始を発表。
* [[6月1日]]アイスリボン272は「19時女子プロレス旗揚げ1周年記念」と銘打ち観客席を若干縮小した上で19時仕様として興行を打った。同時視聴者数は1,100人を超えた。
* [[8月9日]]、[[ニコニコ動画]]([[ニコニコ生放送]]での同時放送開始を発表。
* [[8月26日]]、団体としての19時女子プロレスはアイスリボンに吸収合併される。以降はアイスリボンの番組として継続される。
* [[8月26日]]、団体としての19時女子プロレスはアイスリボンに吸収合併される。以降はアイスリボンの番組として継続される。
* [[11月4日]]、この日からニコニコ生放送での同時放送を、[[ニコニコチャンネル]]内のアイスリボン公式チャンネルからの生放送に移行。
* [[11月4日]]、この日からニコニコ動画(ニコニコ生放送での同時放送を、[[ニコニコチャンネル]]内のアイスリボン公式チャンネルからの生放送に移行。
; [[2012年]]
* [[12月9日]]、番組内でJWP女子プロレス主催の[[蒼星杯]](ブルースターカップ)公式戦、[[矢神知樹]] vs. [[長野ドラミ]]の試合を行われた。
* [[1月13日]]、第100戦を迎える。この日のニコニコ生放送は公式生放送で配信。
; 2012年
* [[113日]]、第100戦を迎える。この日のニコニコ生放送は式生放送で配信された
* [[323日]]、第109で観客席用意して放送で興行を開催
* [[6月1日]]、第118戦で「19時女子プロレス発足2周年記念」として観客席を用意し公開放送で興行を開催。
* [[1月27日]](第102戦)から[[3月9日]](第108戦)にかけて、8選手参加による「19 O'clock girls tournament」の公式戦が行われ、[[くるみ (プロレスラー)|くるみ]]が優勝。
* [[323日]]109)、観客席を用意し公開放送で興行を行った。2試合行われ、メインイベントでは19 O'clock girls tournament優勝者のくるみがIW19王者・つくしに挑戦し、くるみが第6代王者となる
* [[810日]]127観客席を用意し公開放送で興行を開催
* [[10月19日]]、第136戦で観客席を用意して公開放送で興行を開催。
* [[4月6日]](第111戦)から[[5月25日]](第117戦)にかけて、「第2回 19 O'clock girls tournament」の公式戦が行われ、藤本つかさが優勝。
; [[2013年]]
* [[6月1日]](第118戦)は「'''19時女子プロレス発足2周年記念'''」として、観客席を用意し公開放送で興行を行った。2試合行われ、メインイベントでは第2回19 O'clock girls tournament優勝者の藤本つかさがIW19王者・くるみに挑戦し、藤本が第7代王者となる。
* [[2012年]][[12月28日]](第145戦)を最後に放送を休止していたが[[6月22日]]のアイスリボン愛知大会において正式に終了が発表された。今後は「アイスリボンch」を中心とした新たなネット配信での大会生中継を行うことも併せて発表<ref>{{Cite news |url=http://ameblo.jp/ringstars/entry-11558799311.html |title=つくしと藤本がダブルタイトル戦/アイスリボン7・14新宿 |newspaper=[[RINGSTARS]] |date=2013-06-23 }}</ref>。
* [[6月15日]](第120戦)から[[8月3日]](第126戦)にかけて、「第3回 19 O'clock girls tournament」の公式戦が行われ、雫あき(現:[[雫有希]])が優勝。
* [[8月10日]](第127戦)では、観客席を用意し公開放送で興行を行った。メインイベントでは前戦でトーナメントを優勝した雫あきがIW19王者・藤本つかさに挑戦。雫が第8代王者となり、ベルトが外部に流出する。
* [[8月24日]](第129戦)から[[10月12日]](第135戦)にかけて、「第4回 19 O'clock girls tournament」の公式戦が行われ、[[星ハム子]]が優勝。この回で現役のICE×60王者が初出場する(当時の王者は[[志田光]]で、自身も第4回が初出場)。
* [[10月19日]](第136戦)では、観客席を用意し公開放送で興行を行った。メインイベントでは前戦でトーナメントを優勝した星ハム子がIW19王者・雫あきに挑戦し、ハム子が第9代王者となる(シングル王座は初戴冠)。
; 2013年
* [[2012年]][[12月28日]](第145戦)を最後に放送を休止していたが[[6月22日]]のアイスリボン愛知大会において正式に終了が発表された。今後は「アイスリボンch」を中心とした新たなネット配信での大会生中継を行うことも併せて発表<ref>{{Cite news |url=http://ameblo.jp/ringstars/entry-11558799311.html |title=つくしと藤本がダブルタイトル戦/アイスリボン7・14新宿 |newspaper=[[RINGSTARS]] |date=2013-06-23 }}</ref>。


== 放送時間、内容 ==
== 放送時間、内容 ==
当初のレギュラーは週3回程度30分であったが9月以降、会場貸し出しの都合などにより、原則週1回、金曜のみの配信となり、11月以降は1時間に拡大された。
当初のレギュラーは週3回程度30分であったが9月以降、会場貸し出しの都合などにより、原則週1回、金曜のみの配信となり、11月以降は1時間に拡大された。

番組の進行は帯広及び[[アイスリボン]]所属選手やフリーの女子選手がMCを担当し実況、解説と合わせた3人体制となるがアイスリボンと関係のある外部のレスラーなどをゲストに招くこともある。レフェリーは試合のないレギュラー参戦選手の中から選ばれる。


番組の進行は帯広及び[[アイスリボン]]所属選手やフリーの女子選手がMCを担当し実況、解説と合わせた3人体制となるがアイスリボンと関係のある外部の選手などをゲストに招くこともある。レフェリーは試合のないレギュラー参戦選手の中から選ばれる。
試合は原則として団体名に因んだ「19分1本勝負」([[2月25日]]より、当初は15分1本勝負)で行われる。アイスリボン基本ルールとなるが場外カウントはなし。


試合は原則として団体名に因んだ「19分1本勝負」([[2月25日]]より、当初は15分1本勝負)で行われる。アイスリボン基本ルールとなるが場外カウントはなし。
試合前には直近のアイスリボン大会のダイジェストも放送されることがある。試合後には選手インタビューも行い、次回アイスリボン大会のカードなども発表される。また[[後楽園ホール]]大会直前などには特別編成を組んで特集コーナーを設けることもある。


試合前には直近のアイスリボン大会のダイジェストも放送されることがある。試合後には選手インタビューも行い、次回アイスリボン大会のカードなども発表される。また[[後楽園ホール]]大会直前などには特別編成を組んで特集コーナーを設けることもある。
第68戦([[2011年]][[2月18日]])からしばらくの間、練習生のエキシビションが前座として行われていた<!--練習生は選手ではない為、名前は掲載しない-->。それ以後も前座を合わせて2試合組まれることが多くなり、デビュー間近の練習生によるエキシビションも行われている。


第68戦([[2011年]][[2月18日]])からしばらくの間、練習生のエキシビションが前座として行われていた<!--練習生は選手ではない為、名前は掲載しない-->。それ以後も前座を合わせて2試合組まれることが多くなり、デビュー間近の練習生によるエキシビションも行われている。
元[[NEO女子プロレス]]の[[田村欣子]]は団体を問わず若手が試合をする機会のひとつとして19時女子プロレスを活用するよう提言している([[2010年]][[12月26日]]アイスリボン後楽園ホール大会の試合後にコメント)。また[[埼玉プロレス]]代表の[[サバイバル飛田]]はTwitter上で[[JWP女子プロレス]]の新人選手が19時女子プロレスに出場することを提案している。


元[[NEO女子プロレス]]の[[田村欣子]]は団体を問わず若手が試合をする機会のひとつとして19時女子プロレスを活用するよう提言している([[2010年]][[12月26日]]アイスリボン後楽園ホール大会の試合後にコメント)。また[[埼玉プロレス]]の[[サバイバル飛田]]は[[Twitter]]上で[[JWP女子プロレス]]の新人選手が19時女子プロレスに出場することを提案している。
インターネットを利用した配信ゆえ、環境さえ整えば世界各地で視聴が可能である。この19時女子プロレスがきっかけとなって[[イギリス]]の女子プロレス団体「[[プロレスリングEVE]]」との交流が形成されるなどの副産物も生まれた<ref name="mitasayoko">{{cite web|author=三田佐代子の猫耳アワー|url=http://www.samurai-tv.com/column.html?ymd=20110926|title=第158回 はばたけ女の子たち|accessdate=2012-10-18}}</ref>。


インターネットを利用した配信ゆえ、環境さえ整えば世界各地で視聴が可能である。この19時女子プロレスがきっかけとなって[[イギリス]]の女子プロレス団体「[[プロレスリングEVE]]」との交流が形成されるなどの副産物も生まれた<ref name="mitasayoko">{{cite web|author=三田佐代子の猫耳アワー|url=http://www.samurai-tv.com/column.html?ymd=20110926|title=第158回 はばたけ女の子たち|accessdate=2012-10-18}}</ref>。


=== レッスル武闘館以外からの放送 ===
=== レッスル武闘館以外からの放送 ===
時折イサミレッスル武闘館以外の会場から放送される。これらは客入れで行われる場合がある。
時折[[イサミレッスル武闘館]]以外の会場から放送される。これらは客入れで行われる場合がある。
; 2010年
; [[2010年]]
* [[12月31日]][[後楽園ホール]]で開れた「[[年越しプロレス]]」では、[[ダーク・マッチ]](第0試合)を提供しイサミレッスル武闘館以外かつ客入れとして初めての放送となった。
* [[12月31日]][[後楽園ホール]]で開催された「[[年越しプロレス]]」で[[ダーク・マッチ]](第0試合)を提供しイサミレッスル武闘館以外かつ客入れとして初めての放送となった。
; 2011年 
; [[2011年]] 
* 最初の放送となる[[1月7日]]は初の首都圏外からとなる[[名古屋市|名古屋]]スポルティーバアリーナ「金プロ」への提供試合として2月7日の「名古屋リボン」の宣伝も兼ねて放送された。レフェリーは[[スポルティーバエンターテイメント]]所属の戸川将司
* 最初の放送となる[[1月7日]]は初の首都圏外からとなる[[名古屋市|名古屋]]の[[スポルティーバエンターテイメント|スポルティーバアリーナ]]より「金プロ」への提供試合として2月7日の「名古屋リボン」の宣伝も兼ねて放送。
* [[4月10日]]、[[つくし (プロレスラー)|つくし]]の意向で[[さくらえみ]]を相手にIW19選手権試合を、つくしが通う[[鹿島学園高等学校|鹿島学園高校]]レスリングスクールで開催された。こちらは無観客で行ったが設備の問題から生中継ができず12日の録画放送となった。
* [[4月10日]]、[[つくし (プロレスラー)|つくし]]の意向で[[さくらえみ]]を相手にIW19選手権試合を、つくしが通う[[鹿島学園高等学校|鹿島学園高校]]レスリングスクールで開催された。こちらは無観客で行ったが設備の問題から生中継ができず12日の録画放送となった。
* [[4月15日]]、[[大阪プロレス]][[道頓堀アリーナ|Mアリ]]大会でのIW19選手権試合を行う他、大阪プロレスの試合も2試合行われた。
* [[4月15日]]、[[大阪プロレス]][[道頓堀アリーナ|Mアリ]]大会でのIW19選手権試合を行う他、大阪プロレスの試合も2試合行われた。
; 2012年
; [[2012年]]
* [[1月20日]]、前年に続いてスポルティーバアリーナより「金プロ」との合同企画として放送。
* [[1月20日]]、前年に続いてスポルティーバアリーナより「金プロ」との合同企画として放送。


== 19 O'clock girls tournament ==
== 19 O'clock girls tournament ==
[[2012年]]から始まった19時女子プロレスのみで開催されるトーナメント。各回の放送で公式戦が1試合ずつ行われ、優勝者はIW19王者への挑戦権が得られる。公式戦は19時女子プロレスの公式ルールに則って行われるが1回戦では時間切れで両者失格、準決勝以降は時間無制限の延長戦となる(第4回終了時点でこのルールが適用された公式戦はない)。
[[2012年]]から始まった19時女子プロレスのみで開催されるトーナメント。各回の放送で公式戦が1試合ずつ行われ、優勝者はIW19王者への挑戦権が得られる。公式戦は19時女子プロレスの公式ルールに則って行われるが1回戦では時間切れで両者失格、準決勝以降は時間無制限の延長戦となる(第4回終了時点でこのルールが適用された公式戦はない)。


第4回終了時点までで、このトーナメントの優勝者は全てIW19王座戦で王者を破っている。
第4回終了時点までで、このトーナメントの優勝者は全てIW19王座戦で王者を破っている。
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== 団体時代の所属選手、主要参戦選手 ==
== 女子プロレス団体時代の所属選手、主要参戦選手 ==
=== 所属選手 ===
=== 所属選手 ===
* [[帯広さやか]]
* [[帯広さやか]]
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* [[志田光]](レフェリーとしては荒い鷲)
* [[志田光]](レフェリーとしては荒い鷲)


== 団体時代のフリー、他団体参戦選手 ==
== 女子プロレス団体時代のフリー、他団体参戦選手 ==
アイスリボン、他団体中継に登場した選手を除く。
アイスリボン、他団体中継に登場した選手を除く。
* [[コマンド・ボリショイ]]([[JWP女子プロレス]])
* [[コマンド・ボリショイ]]([[JWP女子プロレス]])

2016年4月22日 (金) 06:47時点における版

19時女子プロレス
ジャンル プロレス中継番組
製作
制作 アイスリボン公式USTREAMチャンネル
放送
放送国・地域発信
日本の旗 日本
受信
世界の旗 世界
放送期間2010年5月29日 - 2012年12月28日
放送時間金曜日19:00 - 20:00
放送分60分

特記事項:
ストリーミング方式インターネットテレビ番組
テンプレートを表示

19時女子プロレス(じゅうくじじょしプロレス)は、動画配信サービス「USTREAM」を活用した女子プロレス中継番組。運営はネオプラス アイスリボン事業部。

概要

2010年、団体名の由来である19時より無観客レッスル武闘館にて1試合から2試合を組み、それをUSTREAMに乗せて無料配信で生中継を行っている。ファンの「声援」はTwitterで受け付ける。「団体」という名目で活動していた頃は所属選手は帯広さやかのみで、それにレギュラーとなるアイスリボンの3選手に加わり、他の参戦選手もアイスリボン所属が多かった。そのため旗揚げ当初から事実上アイスリボンの別ブランドとして機能していたが2011年8月にアイスリボンに「吸収合併」されてからは名実ともに週末の道場マッチとともに興行形態の1つとなっている。

上述した通り無料配信のため資金繰りの課題がある。現在、選手、スタッフはボランティアで参加しており、スポンサーも募集していた。

歴史

2010年
  • アイスリボンに新人として入団してわずか1か月の帯広さやかが移籍した上で代表に就任。
  • 5月29日、プレ旗揚げ戦を開催。
  • 6月1日、旗揚げ戦を開催。
  • 7月2日、第15戦で行われたさくらえみ高橋奈苗の「おんな巌流島2010」で合計2,690人の当時の歴代最高視聴者数を記録。この試合は当初、高橋が当時保持していたJWP無差別級王座を懸けたタイトルマッチとなる予定であったがJWP女子プロレスから無観客試合である事などを理由に認められなかったためノンタイトルとなった。そのためか、この試合はJWP所属3選手立会いの下で行われた。
  • 8月27日、第34戦でタイトルマッチを初開催(ICE×60王座)。また初めて前座を合わせて2試合組まれた。
2011年
  • 1月12日、アイスリボン道場マッチ後に帯広が肩の療養を兼ねて帰省。しばらくの間、志田光が代表代行を務めるが帯広はTwitter担当として引き続き携わる(4月23日に復帰)。
  • 2月7日、特別放送としてプロレスリングZERO1大谷晋二郎社長をゲストに迎えて2部構成とした。1部は通常の19時女子プロレス、2部は「FIGHTING TV サムライ」の収録も兼ねた番組を放送。
  • その後帯広は肩の手術のため長期欠場となるのに伴い、番組内で「19時女子プロレス認定インターネットシングル王座(通称「InternetWrestling19」、略称「IW19」)」を提唱。協賛金を募集して選手権試合を3月22日に実施する運びとなった。王座決定戦は3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の直後である事から、被災地出身の4人によるワンデイトーナメントとなり、つくしが優勝し初代王者となった。また、この日は19時頃に蕨市を含む地域で東京電力福島第一原発での事故に伴う計画停電が予定されていたため平日にも関わらず13時開始(実際は約30分遅れ)となった(ただしアーカイブは残る)。
  • 6月1日、アイスリボン272は「19時女子プロレス旗揚げ1周年記念」と銘打ち観客席を若干縮小した上で19時仕様として興行を打った。同時視聴者数は1,100人を超えた。
  • 8月9日ニコニコ動画ニコニコ生放送)での同時放送開始を発表。
  • 8月26日、団体としての19時女子プロレスはアイスリボンに吸収合併される。以降はアイスリボンの番組として継続される。
  • 11月4日、この日からニコニコ動画(ニコニコ生放送)での同時放送を、ニコニコチャンネル内のアイスリボン公式チャンネルからの生放送に移行。
2012年
  • 1月13日、第100戦を迎える。この日のニコニコ生放送は公式生放送で配信。
  • 3月23日、第109戦で観客席を用意して公開放送で興行を開催。
  • 6月1日、第118戦で「19時女子プロレス発足2周年記念」として観客席を用意し公開放送で興行を開催。
  • 8月10日、第127戦で観客席を用意して公開放送で興行を開催。
  • 10月19日、第136戦で観客席を用意して公開放送で興行を開催。
2013年
  • 2012年12月28日(第145戦)を最後に放送を休止していたが6月22日のアイスリボン愛知大会において正式に終了が発表された。今後は「アイスリボンch」を中心とした新たなネット配信での大会生中継を行うことも併せて発表[1]

放送時間、内容

当初のレギュラーは週3回程度30分であったが9月以降、会場貸し出しの都合などにより、原則週1回、金曜のみの配信となり、11月以降は1時間に拡大された。

番組の進行は帯広及びアイスリボン所属選手やフリーの女子選手がMCを担当して実況、解説と合わせた3人体制となるがアイスリボンと関係のある外部の選手などをゲストに招くこともある。レフェリーは試合のないレギュラー参戦選手の中から選ばれる。

試合は原則として団体名に因んだ「19分1本勝負」(2月25日より、当初は15分1本勝負)で行われる。アイスリボン基本ルールとなるが場外カウントはなし。

試合前には直近のアイスリボン大会のダイジェストも放送されることがある。試合後には選手インタビューも行い、次回アイスリボン大会のカードなども発表される。また後楽園ホール大会直前などには特別編成を組んで特集コーナーを設けることもある。

第68戦(2011年2月18日)からしばらくの間、練習生のエキシビションが前座として行われていた。それ以後も前座を合わせて2試合組まれることが多くなり、デビュー間近の練習生によるエキシビションも行われている。

NEO女子プロレス田村欣子は団体を問わず若手が試合をする機会のひとつとして19時女子プロレスを活用するよう提言している(2010年12月26日アイスリボン後楽園ホール大会の試合後にコメント)。また埼玉プロレスサバイバル飛田Twitter上でJWP女子プロレスの新人選手が19時女子プロレスに出場することを提案している。

インターネットを利用した配信ゆえ、環境さえ整えば世界各地で視聴が可能である。この19時女子プロレスがきっかけとなってイギリスの女子プロレス団体「プロレスリングEVE」との交流が形成されるなどの副産物も生まれた[2]

レッスル武闘館以外からの放送

時折イサミレッスル武闘館以外の会場から放送される。これらは客入れで行われる場合がある。

2010年
2011年 
2012年
  • 1月20日、前年に続いてスポルティーバアリーナより「金プロ」との合同企画として放送。

19 O'clock girls tournament

2012年から始まった19時女子プロレスのみで開催されるトーナメント。各回の放送で公式戦が1試合ずつ行われ、優勝者はIW19王者への挑戦権が得られる。公式戦は19時女子プロレスの公式ルールに則って行われるが1回戦では時間切れで両者失格、準決勝以降は時間無制限の延長戦となる(第4回終了時点でこのルールが適用された公式戦はない)。

第4回終了時点までで、このトーナメントの優勝者は全てIW19王座戦で王者を破っている。

回数 開催期間 優勝 準優勝 その他の出場選手
第1回 2012年1月27日 - 3月9日
(第102 - 108戦)
くるみ 長野ドラミ 成宮真希藤本つかさ星ハム子帯広さやか
レイディ・アフロディータ(フリー)、矢神知樹(フリー)
第2回 2012年4月6日 - 5月25日
(第111 - 117戦)
藤本つかさ 雫あき
お寺プロレス
星ハム子、成宮真希
長野ドラミ、つくし、帯広さやか、新田猫子
第3回 2012年6月15日 - 8月3日
(第120 - 126戦)
雫あき
(お寺プロレス)
新田猫子 星ハム子、成宮真希
長野ドラミ、帯広さやか、つくし、くるみ
第4回 2012年8月24日 - 10月12日
(第129 - 135戦)
星ハム子 志田光 つくし、成宮真希
藤本つかさ、くるみ、松本都、新田猫子

女子プロレス団体時代の所属選手、主要参戦選手

所属選手

レギュラー参戦選手

全員当時アイスリボン所属。他にもアイスリボン所属選手が随時参戦する。

  • さくらえみ(レフェリーとしてはヒステリックさくら、マッチメイクと広報業務を補佐)
  • 都宮ちい(レフェリーとしてはギブアップ都宮、番組MCとしてはマッドマックス都宮)
  • 藤本つかさ(レフェリーとしてはハットトリック藤本)
  • 真琴(レフェリーとしてはウィスタリア真琴)
  • 志田光(レフェリーとしては荒い鷲)

女子プロレス団体時代のフリー、他団体参戦選手

アイスリボン、他団体中継に登場した選手を除く。

スタッフ

常勤スタッフ

非常勤MC、実況、解説

脚注