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* 『OutRider』(オートバイツーリング雑誌 旧立風書房 隔月)
* 『OutRider』(オートバイツーリング雑誌 旧立風書房 隔月)
* 『500円でわかる』シリーズ([[コンピュータ雑誌]] [[ムック (出版)|ムック]])
* 『500円でわかる』シリーズ([[コンピュータ雑誌]] [[ムック (出版)|ムック]])
* 『[[りすうか]]』(科学・数学教育雑誌)


====廃刊・休刊誌 ====
====廃刊・休刊誌 ====

2010年12月21日 (火) 08:47時点における版

株式会社学研ホールディングス
GAKKEN HOLDINGS CO.,LTD
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9470
1982年8月16日上場
略称 学研HD
本社所在地 日本
141-8510
東京都品川区西五反田2丁目11番8号
設立 1947年昭和22年)3月31日
業種 情報・通信業
法人番号 7010701021114 ウィキデータを編集
事業内容 一般雑誌学習雑誌教育雑誌児童書絵本図鑑辞典百科、各種書籍等総合的な出版事業
代表者 遠藤 洋一郎(代表取締役社長)
資本金 183億5,702万3,638円
発行済株式総数 1億0,595万8,085株
売上高 連結:784億77百万円
単独:641億22百万円
(2008年3月期)
営業利益 連結:△21億24百万円
単独:△18億96百万円
(2008年3月期)
純利益 連結:△56億50百万円
単独:△56億45百万円
(2008年3月期)
純資産 連結:345億81百万円
単独:336億49百万円
(2008年3月31日現在)
総資産 連結:744億05百万円
単独:678億49百万円
(2008年3月31日現在)
従業員数 連結:1,625名 単独:967名
(2008年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 ゴールドマン・サックス・インターナショナル 13.99%
(財)古岡奨学会 13.10%
クレディ・スイス(香港) 7.41%
(2008年3月31日現在)
主要子会社 学研塾ホールディングス
学研パブリッシング
学研マーケティング
学研ロジスティクス
関係する人物 古岡秀人(創業者)
外部リンク http://www.gakken.co.jp/
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株式会社学研ホールディングス(がっけんホールディングス、GAKKEN HOLDINGS CO.,LTD)は、日本教育事業・出版社を統括する持株会社である。2009年平成21年)10月1日学習研究社(がくしゅうけんきゅうしゃ)より組織改編・社名変更を実施した。

概要

『中学コース』『科学と学習』等の教育雑誌、学習参考書、辞書、辞典等教育関係の出版を中心に発展した出版社である。学習雑誌は書店を通さず、小学校の教室で教師が集金し教師が配布するという販売システムをしていたが、1971年昭和46年)日本消費者連盟の「学校を商売の場所にするな」という批判により廃止、配達員が直接家庭に届ける直販制をとって勢力を伸ばした。かつては玩具事業も手がけていたが、2006年平成18年)3月に子会社「学研ステイフル」と、「学研トイズ」に分割・移管している。2004年(平成16年)7月には子会社の「立風書房」(りっぷうしょぼう)を吸収合併した。また、2005年(平成17年)秋にはかつて子会社であった学研クレジットを、MBONIFベンチャーズ系の投資会社に売却した。本社は長年東京都大田区上池台(東海道新幹線横須賀線の沿線にあり、多摩川を渡って東京都内に入った際の目印でもあった)にあったが、社屋が1962年(昭和37年)落成で老朽化が進み、業務拡張と併せて2008年(平成20年)秋に品川区西五反田へ移転した。

2009年(平成21年)10月、従来の学習研究社を持株会社化し学研ホールディングスに社名を変更すると共に組織再編を実施。学研エデュケーショナル、学研パブリッシング、学研教育出版、学研マーケティング、学研出版サービス、学研プロダクツサポート、学研ビジネスサポート、学研ファシリティサービスを新設分割設立会社とする新設分割と、100%子会社である学研教育みらい、学研ネクスト(旧・研秀出版)、学研メディカル秀潤社を吸収分割承継会社とする吸収分割を実施した。学研エデュケーショナルおよび同社傘下を含む教育・学習塾部門については、2010年に再々編を実施し、学研塾ホールディングスを中間持株会社とする体制に変更された。

なお、関西文化学術研究都市(学研都市)とは無関係である。

沿革

学研本社。東京都品川区西五反田
  • 1946年昭和21年)4月 - 学習研究社設立。
  • 1952年(昭和27年) - 『よいこのくに』創刊。
  • 1962年(昭和37年) - 大田区上池台に新社屋竣功。
  • 1971年(昭和46年) - 『パーゴルフ』創刊。
  • 1972年(昭和47年) - 『アンカー英和辞典』刊行。
  • 1973年(昭和48年) - 『ビクトリア現代新百科』刊行。
  • 1976年(昭和51年) - 『常用漢字辞典』刊行。
  • 1979年(昭和54年) - 『マイコーチ 高校版』創刊。
  • 1980年(昭和55年) - 「ニルスのふしぎな旅」放送。
  • 1982年(昭和57年) - 東京証券取引所2部上場。「まいっちんぐマチコ先生」放送。
  • 1984年(昭和59年) - 東京証券取引所1部指定替え。『POTATO』創刊。
  • 1997年平成9年) - 「イマジン学園」事業開始。
  • 2000年(平成12年) - 『大人の科学』創刊。学研M文庫創刊。
  • 2002年(平成14年) - 映像コンテンツ事業に進出、オルスタック・ピクチャーズを設立。
  • 2004年(平成16年) - コンテンツ制作大手・インデックスと提携。
  • 2006年(平成18年) - スクウェア・エニックスと提携。5月に新会社SGラボを設立。
  • 2008年(平成20年) - 品川区西五反田に新社屋竣功。
  • 2009年(平成21年) - 商号保全会社として、学研ネットワークを設立。
  • 2009年(平成21年) - 学研ホールディングスへ社名変更・組織改編を実施。
  • 2009年(平成21年) - 教育・学習塾部門の再編を行い、当社と学研エデュケーショナルの管理・統括機能を、学研ネットワークへ吸収分割により継承させた上で中間持株会社に転換、学研塾ホールディングスとして、実態会社へ転換させる。
  • 2010年(平成22年) - 電子ブック販売チャンネル「学研電子ストア」開始。

出版傾向

書店のあらゆるジャンルの棚に学研の本があるといってもいいくらい、領域は広い。かつては『Momoco』(現在廃刊)にAV女優の、また『BOMB!』(現在の『BOMB』)に読者投稿のヌード写真が掲載されていたこともあり(現在は掲載していない)、幼児教育からアダルトまでカバーしていた時期もあった。

事業

雑誌

廃刊・休刊誌

  • 科学と学習』(教育雑誌)- 2010年に休刊
    • 『1年の科学』
    • 『2年の科学』
    • 『3年の科学』
    • 『4年の科学』
    • 『5年の科学』
    • 『6年の科学』
    • 『1年の学習』
    • 『2年の学習』
    • 『3年の学習』
    • 『4年の学習』
    • 『5年の学習』
    • 『6年の学習』
  • 中学コース』(教育雑誌)- 1999年に廃刊
    • 『中一コース』
    • 『中二コース』
    • 『中三コース』

高校コース』廃刊 『ing高校コース

主な書籍

辞書・辞典

玩具

アニメ

アニメーション制作

ゲームソフト

1980年代後半から1990年代前半までゲームソフトの開発・販売を行っていたが、1996年平成8年)に撤退。

その後、2006年(平成18年)にスクウェア・エニックスと新会社・SGラボを設立しシリアスゲーム(教育・PRを目的とするゲーム)の共同開発で提携。2007年(平成19年)より学研がSGラボ開発タイトルを発売し、ゲーム事業に再参入する。

文学賞

音楽ソフト部門

その他

学研グループの事業は手広く、たとえば教育映画からの伝統を持つ学校向けの教育映像においては、東映などと共に名高く、子会社である株式会社学研メディコンを通じての就職支援事業や、博物館等におけるディスプレイ設置事業などまで行っており、最近はEラーニングを中心としたインターネット事業の拡大もめざされている。

主要株主

グループ・関連企業


関連企業

関連団体

過去のグループ・関連企業

関連人物

  • 古岡秀人
  • 川村龍一 - パーソナリティーになる前は学研の音楽雑誌編集スタッフだった。
  • 畑正憲 - 作家として自立する前、映像部門の社員として理科を中心に学習映画の制作に携わっていた。

外部リンク