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2009年1月7日 (水) 08:22時点における版
ビジーフォーは、1978年に結成されたコミックバンド。前身は、1977年に結成の「いそがしバンド」である。名前のビジーはbusyから来ており、「仕事がたくさん来て忙しくなるように」という願いが込められている。ビージーフォーと誤読されることもあるが、正式にはビジーフォーである。 歌・コミックソング・ものまね・アメリカナイズされたコントなどを得意とする。
概要
誕生から解散まで
デビュー当時は渡辺プロダクション(現在のワタナベエンターテインメント)に在籍していた。 メンバーは、リーダーの島田与作(異名:イタッケ島田、ベース)、グッチ裕三(ボーカル)、スリム冬樹(現モト冬樹、ギター)、ウガンダ(ウガンダ・トラ、ドラム)の四人(グッチ、モト、ウガンダとエド山口というのは間違い)。 ウガンダがボーカルの時は、グッチがドラムを叩いていた。 当時のネタとしては歌謡曲の替え歌やらオールデイズで「ウガンダ=デブ、モト冬樹=ハゲ、島田与作=若作り」を歌に交えて・イジって笑いを取っていた。
歌(コーラス)・演奏がうまいコミックバンドとして人気を得るが、メンバーの方向性の違いなどを理由に1984年頃解散、島田は引退し、ウガンダはピン芸人となる。
ビジーフォー・スペシャル
しばらくのブランクを経た後、新たにウーロン茶(ベース)、紅一点(キーボード)、ロバよしお(ドラム)の三人が加わり、ビジーフォー・スペシャルとして再スタート(その後ロバよしおが辞め、エデン東(ドラム)が加入。また、マネージャー兼見習いメンバーとして北海龍が参加)。 この頃から本格的にものまねを始め、1984年から出演のフジテレビのものまね王座決定戦では、サイモン&ガーファンクル、アース・ウィンド&ファイアーら数々の洋楽のものまねで人気を博して、最多の5回の優勝を果たし、ものまねブームの立役者となる(中心メンバーのグッチとモトのペアの出演だけでも「ビジーフォー・スペシャル」として表記される)。 その他、夜も一生けんめい。(NTV)などで活躍した。
なお、ビジーフォー・スペシャルを省略して、単に「ビジーフォー」と呼ばれることもある。
分裂
1992年にグッチは「グッチ裕三とグッチーズ」を、モトらは新メンバーを加え「モト冬樹とナンナラーズ(結成当初はモトとフリーマーケット)」を立ち上げ、それ以降主にそれぞれピンとして活動しており、グループとしては解散状態である。「ものまね王座決定戦」や「夜もヒッパレ一生けんめい」などでは引き続きグループ名が表記されていたが、それらの終了以降はテレビ出演してもそれぞれの個人名でしか表記されなくなった。
解散の真相
解散の理由は清水アキラの著書によれば「金の縺れ」であるという。ものまね王座決定戦では再三不仲ぶりがネタにされていた。また、同様の不仲の事実を暗に示唆している発言としては、2008年にウガンダが逝去した際にアゴ勇が日刊ゲンダイのインタビューに応じて語ったもの[1]がある。これによれば1980年代後半、アゴ勇は仕事がスランプに陥った時期にウガンダの自宅に居候していた。このウガンダ宅は新宿区内の当時のフジテレビ社屋の近くにあり、山田邦子、ジャガー横田、森公美子、ブラザー・コーンなど数多くのタレントの溜まり場兼駆け込み寺の様相を呈していたにもかかわらず、そのウガンダ宅でアゴはビジーフォーの面々を見たことが無かったという。
メンバー
ビジーフォー
- 島田与作/イタッケ島田(ベース)
- グッチ裕三(ボーカル)
- 初期は高田〝グッチ〟裕三名義。
- モト冬樹(ギター)
- 初期は武藤〝スリム〟冬樹→武藤〝モト〟冬樹名義。
- ウガンダ(ドラムス)
- ウガンダ・トラの頁を参照。
ビジーフォースペシャル
- 1956年生。本名:佐藤知己。解散後は「モト冬樹とナンナラーズ」メンバー。現在は有限会社「チャイメイツ」経営。
- 紅一点(キーボード)
- 本名:松川美子。メンバーからは本名で呼ばれる。解散後は「モト冬樹とナンナラーズ」メンバー。
- ロバよしお(ドラムス)
- 初代ドラマー。途中で脱退。
- エデン東(ドラムス)
- 二代目ドラマー。解散後は「モト冬樹とナンナラーズ」メンバー。
- 1962年生。本当はマネージャーだがメンバーとともに出演。元押尾川部屋力士。
レパートリー
グッチ裕三のファルセットによる洋楽の歌唱は特に定評がある。アーティスト名の右は彼らの物まねの補足説明である。
外国人
- レイ・チャールズ
- サイモン&ガーファンクル
- ザ・プラターズ
- アース・ウィンド&ファイアー
- スタイリスティックス
- エルヴィス・プレスリー
- ジェームス・ブラウン
- ライチャス・ブラザーズ
- ハリー・ベラフォンテ
- テンプテーションズ
- ビー・ジーズ
- フォー・シーズンズ
- トーケンズ
- レターメン
- スリー・ディグリーズ
- イーグルス
- ママス&パパス
- トム・ジョーンズ
- ビリー・ジョエル
- デヴィッド・ボウイ
- ヘドバとダビデ
- ベッツィ&クリス
日本人
- ザ・キング・トーンズ
- 井上陽水
- 内田裕也…歌は歌わず、ただしきりに「シェケナベイビー」(アイズレー・ブラザーズ、後にビートルズもカバーした「ツイスト・アンド・シャウト」の歌い出し)と言うだけ。
- 田中星児
- 坂本九
- マヒナスターズ
- さだまさし
- 田村正和
- 長渕剛
- ジャッキー吉川とブルー・コメッツ
- 山崎まさよし
- オリジナル・ラブ
シングル
- たいへん!バイキン音頭(1981年)
- ソニー・クリエイティブプロダクツのキャラクター「バイキンくん」イメージソング。
- じゃりン子チエ c/w 春の予感(1981年)
- 映画版『じゃりン子チエ』主題歌。
- 身から出たサビしさ(1991年)
- 『夜も一生けんめい。』エンディングテーマ。
- 学問のスズメ(1991年)
- 『おれは直角』オープニングテーマ。
- 嫌いにならずにはいられない(1991年)
- 『おれは直角』エンディングテーマ。
- やる気マンマン日曜日(1987年)
- 『やる気マンマン日曜日』オープニングテーマ。
出演番組
※現在は全て放送終了
- ものまね王座決定戦(フジテレビ)
- ものまね珍坊(フジテレビ)
- 夜も一生けんめい。(日本テレビ)
- おとなの漫画BG4(日本テレビ)
- THE夜もヒッパレ(日本テレビ)
- みごろ!たべごろ!笑いごろ!(「いそがしバンド」として)(テレビ朝日)
- 今夜は最高!(日本テレビ)
- ビジーフォーのミュージック・オーレイ!(JFN)