トム・ジョーンズ (歌手)

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トム・ジョーンズ
Tom Jones
Sir Tom Jones at The Queen's Birthday Party (cropped-2).jpg
トム・ジョーンズ(2018年)
基本情報
出生名 Thomas Jones Woodward
生誕 (1940-06-07) 1940年6月7日(80歳)
出身地 ウェールズの旗 ウェールズ グラモーガン・ポンタプリッド
ジャンル ポップ・ミュージックブルー・アイド・ソウル
職業 シンガー
活動期間 1963年 -
公式サイト www.tomjones.com

トム・ジョーンズSir Thomas Jones WoodwardOBE、通称 Tom Jones、1940年6月7日 - )は、イギリスポピュラー音楽歌手。南ウェールズの出身、ロサンゼルス在住。時として「ザ・ヴォイス」または「タイガー」と称される。

Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第71位[1]

略歴[編集]

1969年、『ディス・イズ・トム・ジョーンズ』でジャニス・ジョプリンとデュエット

ダイナミックでソウルフルな歌唱で人気を得たボーカリストで、1970年代にはセックスシンボル的な扱いを受け人気を博した。代表曲に「よくあることさ」(It's Not Unusual)、「ラヴ・ミー・トゥナイト(恋の終わり)」(Love Me Tonight)、「最後の恋」(I'll Never Fall in Love Again)、「デライラ」(Delilah)、「思い出のグリーン・グラス」(Green Green Grass of Home)、「シーズ・ア・レディー」(She's a Lady)、「恋はメキ・メキ」(If I Only Knew)など数多く、「よくあることさ」「恋はメキ・メキ」などは現在の日本でもCMやTV番組のBGMとして使用されている。

オリジナル曲のみならずシャンソンカンツォーネを英語歌詞でカバーすることも多く、中には原曲以上にトム・ジョーンズのカバー版が広く知られている楽曲も数多い。たとえば原曲はイタリアのカンツォーネである「ラヴ・ミー・トゥナイト(恋の終わり)」(イタリア語原題 "Alla fine della strada" 英題 "Love Me Tonight"、ロレンツォ・ピラ作曲)、「あなたのような人」(イタリア語原題 "L'ultima occasione" 英題 "Once There Was A Time"、トニー・デル・モナコ作曲)、「ささやく瞳」(イタリア語原題 "Gli occhi miei" 英題 "Help Yourself"、カルロ・ドニーダ作曲)、「アイ(愛の告白)」(イタリア語原題 "Uno dei tanti" 英題 "I (Who Have Nothing)"、カルロ・ドニーダ作曲)、原曲はフランスのシャンソンである「愛の誓い」(フランス語原題 "Le monde est notre amour" 英題 "Till"、シャルル・ダンヴェール作曲)などは、トム・ジョーンズのカバー版によって国際的な知名度を持っている。

ラスベガスのショーを数多くこなし人気を集めた他、『007 サンダーボール作戦』、『何かいいことないか子猫チャン』の主題歌を歌ったことでも知られる。テレビ番組『ディス・イズ・トム・ジョーンズ』のホストも務めた。1996年にはティム・バートンが監督した映画マーズ・アタック!』に本人の役で出演し、同作の主題歌に「よくあることさ」が用いられた。

1999年バッキンガム宮殿エリザベス女王から俳優のロジャー・ムーアと共にOBE勲章を授与された。2006年には大英帝国ナイト位を授与された。

芸名の「トム・ジョーンズ」は、本名及び1963年映画トム・ジョーンズの華麗な冒険』にちなむ。

備考[編集]

  • トム・ジョーンズの来日公演を企画し成功させたのは、プロデューサーの康芳夫である。
  • シングル「恋はメキ・メキ」の日本盤は、みうらじゅんがジャケットイラストを描いている。
  • 笑っていいとも!』でタモリが「トム・ジョーンズのライブのDVDならもっている」と発言したことがある。
  • イギリスのロックバンド、EMFの「アンビリーヴァブル」(1990年)をカヴァーしている。
  • 007 サンダーボール作戦』の主題歌「サンダーボール」は大至急で作詞作曲されて録音されたため、トム・ジョーンズの本来の声域より高いキーで書かれていた。ぶっつけ本番に近いスタジオ録音で、ラストの長いハイノートを得意の大音声で歌いきったジョーンズは、頭に血が上ってその場に卒倒してしまった。本人も認めている有名なエピソードである。
  • TBSラジオ(当時は東京放送が運営)の『月刊愛川欽也・キンキンのパックインミュージック』(放送は2001年ごろから2003年3月)ではトム・ジョーンズの話をしていた。番組中にいきなり「ラブ・ミー・トゥナイト」のシャウト部分が流れ、そのたびに愛川欽也が参っていた(実際に苦手なのか演出なのかは不明だが、放送中にこういったシーンが何度もあった)。
  • 男子シングルフィギュアスケートエフゲニー・プルシェンコが、エキシビジョンに「セックス・ボム」を使用、筋肉着ぐるみ姿でストリップダンスをするという、衝撃的なプログラムを演じている。プルシェンコの奇抜なプログラムの代表作と言える。
  • 孫が二人いる。そのうちの一人アレクサンダーは、2006年コモンウェルスゲームズメルボルン大会で、射撃のウェールズ代表で出場。
  • シングル「キッス」は映画『花嫁はエイリアン』でオープニングに使われた、アート・オブ・ノイズ・フィーチャリング・トム・ジョーンズ名義の曲である。

日本公演[編集]

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • 『アロング・ケイム・ジョーンズ』 - Along Came Jones (1965年)
  • 『何かいいことないか仔猫チャン?』 - What's New Pussycat? (1965年)
  • 『アトミック・ジョーンズ』 - A-tom-ic Jones (1966年)
  • From the Heart (1966年)
  • 『思い出のグリーン・グラス』 - Green, Green Grass of Home (1967年) ※旧邦題『ライダース・イン・ザ・スカイ』
  • Funny Familiar Forgotten Feelings (1967年)
  • 『デライラ~ラヴ・ミー・トゥナイト』 - Delilah (1968年)
  • 『栄光のトム・ジョーンズ』 - Help Yourself (1968年)
  • 『ディス・イズ・トム・ジョーンズ』 - This Is Tom Jones (1969年)
  • 『ラ・マンチャの男~見果てぬ夢』 - Tom (1970年)
  • 『アイ』 - I Who Have Nothing (1970年)
  • 『シーズ・ア・レディー』 - She's a Lady (1971年)
  • 『メキシカン・パペッティア』 - Tom Jones Close Up (1972年)
  • 『いとしのルシール』 - The Body and Soul of Tom Jones (1973年)
  • 『モア・シャウト!』 - Somethin' 'Bout You Baby I Like (1974年)
  • Memories Don't Leave Like People Do (1975年)
  • 『去りゆく面影』 - Say You'll Stay Until Tomorrow (1977年)
  • What a Night (1977年)
  • Rescue Me (1979年)
  • Do You Take This Man (1979年)
  • 『ダーリン』 - Darlin' / The Country Side of Tom Jones (1981年)
  • Country (1982年)
  • Don't Let Our Dreams Die Young (1983年)
  • Love Is on the Radio (1984年)
  • Tender Loving Care (1985年)
  • 『アット・ディス・モーメント』 - At This Moment / Move Closer (1988年)
  • 『永遠の炎』 - Carrying a Torch (1991年)
  • 『快楽天国』 - The Lead and How to Swing It (1994年)
  • 『RELOAD~オール・スター・デュエット・アルバム』 - Reload (1999年)
  • 『ミスター・ジョーンズ』 - Mr. Jones (2002年)
  • 『ライフ・イズ・トゥー・ショート』 - Tom Jones & Jools Holland (2004年) ※with ジュールズ・ホランド
  • 『24時間』 - 24 Hours (2008年)
  • Praise & Blame (2010年)
  • Spirit in the Room (2012年)
  • 『ロング・ロスト・スーツケース』 - Long Lost Suitcase (2015年)

ライブ・アルバム[編集]

  • 『ライヴ・イン・ロンドン』 - Tom Jones Live! At the Talk of the Town (1967年)
  • 『ライヴ・イン・ラス・ヴェガス』 - Tom Jones Live in Las Vegas (1969年)
  • 『シーザース・パレスのトム・ジョーンズ』 - Tom Jones Live at Caesars Palace (1971年)
  • John Farnham & Tom Jones – Together in Concert (2005年)
  • Tom Jones (2010年)

シングル[編集]

  • 「何かいいことないか子猫チャン」 - "What's New Pussycat?" (1965年)
  • 「サンダー・ボール」 - "Thunderball" (1965年)
  • 「オン・ステージ」 - "On Stage" (1965年)
  • 「思い出のグリーン・グラス」 - "Green, Green Grass Of Home" (1966年)
  • 「トリプル・クロス」 - "Triple Cross" (1966年)
  • 「忘れじの感傷」 - "Funny Familiar Forgotten Feeling" (1967年)
  • 「家路」 - "I'm Coming Home" (1967年)
  • 「16トン」 - "Sixteen Tons" (1967年)
  • 「デライラ」 - "Delilah" (1968年)
  • 「悲しき窓辺」 - "Looking Out My Window" (1968年)
  • 「ささやく瞳」 - "Help Yourself" (1968年)
  • 「ラヴ・ミー・トゥナイト」 - "Love Me Tonight" (1969年)
  • 「最後の恋」 - "I'll Never Fall In Love Again" (1969年)
  • 「悲しき呼び声」 - "Without Love" (1970年)
  • 「ドーター・オブ・ダークネス」 - "Daughter Of Darkness" (1970年)
  • よくあることさ」 - "It's Not Unusual" (1970年)
  • 「アイ」 - "I (Who Have Nothing)" (1970年)
  • 「キャント・ストップ・ラヴィング・ユー」 - "Can't Stop Loving You" (1971年)
  • 「愛の誓い」 - "Till" (1971年)
  • 「シーズ・ア・レディー」 - "She's A Lady" (1971年)
  • 「パペット・マン」 - "Puppet Man" (1971年)
  • 「ライダース・イン・ザ・スカイ」 - "Riders In The Sky" (1971年)
  • 「見果てぬ夢」 - "The Impossible Dream" (1971年)
  • 「メキシカン・パペッティア」 - "The Young New Mexican Puppeteer" (1972年)
  • 「いとしのルシール」 - "Letter To Lucille" (1973年)
  • 「思いこがれて」 - "Somethin' 'Bout You Baby I Like" (1974年)
  • 「バマ・ラマ・バマ・ルー」 - "Bama Lama Bama Loo" (1974年)
  • 「愛はいらない」 - "Ain't No Love" (1975年)
  • 「去りゆく面影」 - "Say You'll Stay Until Tomorrow" (1977年)
  • 「キッス」 - "Kiss" (1988年) ※with アート・オブ・ノイズ
  • 恋はメキ・メキ」 - "If I Only Knew" (1994年)
  • 「バーニング・ダウン・ザ・ハウス」 - "Burning Down The House" (1999年) ※with カーディガンズ
  • 「セックス・ボム」 - "Sex Bomb" (1988年) ※with ムース・T
  • 「ママ・トールド・ミー」 - "Mama Told Me Not To Come" (2000年) ※with ステレオフォニックス

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Rocklist.net...Q Magazine Lists..”. Q - 100 Greatest Singers (2007年4月). 2013年5月21日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]