カンツォーネ
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カンツォーネ (伊: Canzone) は、イタリア語では単に「歌」を指す単語である。小規模のカンツォーネのことをカンツォネッタ (Canzonetta) と呼ぶ。ただし日本で「カンツォーネ」といった場合、以下のものを指すことが多い。
- 主にクラシック音楽の歌手によって歌われる、1880年代末から1920年代に書かれ普及した[1][2]イタリアの大衆歌曲、特にナポリのもの(カンツォーネ・ナポレターナ、Canzone napoletana)。「オー・ソレ・ミオ」「フニクリ・フニクラ」などが知られる。
- 1960年代~1970年代に日本で流行したイタリアのポップスのこと。有名曲には、ボビー・ソロの『ほほにかかる涙』などがある。作曲家には、ジョバンニ・フスコ[3]、エンニオ・モリコーネ[4]らがいる。
- このほか、1.の「カンツォーネ・ナポレターナ」の隆盛よりも以前の18世紀から19世紀に流行したヴェネツィア歌謡としてのカンツォーネ(カンツォーネ・ヴェネツィアーナ、Canzone veneziana)には「ゴンドラのブロンド(La biondina in gondoleta)」「愛しのわが子」などがある。
主な楽曲
[編集]- フニクリ・フニクラ
- オー・ソレ・ミオ
- サンタ・ルチア
- 帰れソレントへ
- わすれな草 (it:Non ti scordar di me (brano musicale))
- サラセン人[5]
- アメリカかぶれ[5]
イタリアン・ポップスの曲
[編集]- あまい囁き - ミーナとアルベルト・ルーポ
- 雨 - ジリオラ・チンクェッティ
- ヴォラーレ - ドメニコ・モドゥーニョ
- ケ・サラ - リッキ・エ・ポーヴェリ
- サンライト・ツイスト - ジャンニ・モランディ
- 砂に消えた涙 - ミーナ
- 月影のナポリ - ミーナ
- 花のささやき - ウィルマ・ゴイク
- ほほにかかる涙 - ボビー・ソロ
- 夢みる想い - ジリオラ・チンクェッティ
主な日本人歌手
[編集]脚注
[編集]- ^ Frasca, Simona (2014). Italian birds of passage:the diaspora of Neapolitan musicians in New York. New York: Palgrave Macmillan. ISBN 9781137322418
- ^ Vitale, John L. (2016). “Exploring Canzone Napoletana and Southern Italian Migration Through Three Lenses”. California Italian Studies 6 (2) .
- ^ 「太陽はひとりぼっち」の音楽を担当
- ^ 「太陽の下の18歳」の音楽を担当
- ^ a b “「世界を虜にしたナポリ民謡(カンツォーネ・ナポレターネ)12曲 ①」”. accademia-italiana.jp. 2018年10月10日閲覧。