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線路東側(新宮方面に向かって右側)に[[プラットホーム#形状と配置|単式ホーム]]1面1線を有する[[地上駅]]。ホームは築堤上の高い位置に置かれ、駅舎へは階段もしくは細い坂を下る。ホームの壁には太地が[[捕鯨]]の町であることにちなみ、鯨の絵が書いてある。これは平成8年に完成したものである。
線路東側(新宮方面に向かって右側)に[[プラットホーム#形状と配置|単式ホーム]]1面1線を有する[[地上駅]]。ホームは築堤上の高い位置に置かれ、駅舎へは階段もしくは細い坂を下る。ホームの壁には太地が[[捕鯨]]の町であることにちなみ、鯨の絵が書いてある。これは平成8年に完成したものである。


[[駅舎]]はコンクリート平屋建て。[[無人駅]]であるが、駅舎の事務室部分には社会福祉法人高瀬会の「高瀬会高齢者居宅介護JR太地駅支援センター」が入っている。日中は同センターの職員が駅事務室にいて窓口も開くが、窓口で切符類の販売は行わず、切符類は専ら駅舎内に一台置かれた[[自動券売機]]で販売される。この自動券売機では近距離の普通乗車券のほか大阪市内など遠距離の乗車券や、特急券も一部購入できる。
[[駅舎]]はコンクリート平屋建て。[[無人駅]]であるが、駅舎の事務室部分には社会福祉法人高瀬会の「高瀬会高齢者居宅介護JR太地駅支援センター」が入っている。日中は同センターの職員が駅事務室にいて窓口も開くが、窓口で切符類の販売は行わず、切符類は専ら駅舎内に一台置かれた[[自動券売機]]で販売される。この自動券売機では近距離の普通乗車券のほか大阪市内など遠距離の乗車券や、特急券も一部購入できる。


駅舎の隣には太地町が平成13年([[2001年]])に建てたトイレがある。
駅舎の隣には太地町が平成13年([[2001年]])に建てたトイレがある。

2008年2月26日 (火) 18:48時点における版

太地駅
駅舎(2005年8月撮影)
たいじ
Taiji
湯川 (2.1 km)
(1.2 km) 下里
所在地 和歌山県東牟婁郡太地町森浦
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 紀勢本線(きのくに線)
キロ程 199.9km (亀山起点)
新宮から19.7 km
電報略号 タイ
駅構造 地上駅(ホームは盛土上)
ホーム 単式 1面1線
乗車人員
-統計年度-
175人/日(降車客含まず)
-2004年-
開業年月日 1935年(昭和10年)7月18日
備考 無人駅(自動券売機 有)
テンプレートを表示
ホームの壁画(2005年8月撮影)

太地駅(たいじえき)は、和歌山県東牟婁郡太地町森浦248-1にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の。朝夕の時間帯を中心に一部の特急も停車する。

駅構造

線路東側(新宮方面に向かって右側)に単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは築堤上の高い位置に置かれ、駅舎へは階段もしくは細い坂を下る。ホームの壁には太地が捕鯨の町であることにちなみ、鯨の絵が書いてある。これは平成8年に完成したものである。

駅舎はコンクリート平屋建て。無人駅であるが、駅舎の事務室部分には社会福祉法人高瀬会の「高瀬会高齢者居宅介護JR太地駅支援センター」が入っている。日中は同センターの職員が駅事務室にいて窓口も開くが、窓口で切符類の販売は行わず、切符類は専ら駅舎内に一台置かれた自動券売機で販売される。この自動券売機では近距離の普通乗車券のほか大阪市内など遠距離の乗車券や、特急券も一部購入できる。

駅舎の隣には太地町が平成13年(2001年)に建てたトイレがある。

利用状況

1日平均175人(乗車人員、2004年。出典:平成18年刊行和歌山県統計年鑑)

駅周辺

駅は線路が那智勝浦町から外れて太地町に入ったところに位置し、前後の駅はいずれも那智勝浦町に属している。

太地町の中心集落太地は海に突き出した小さな半島の先にあり、駅は太地町の中心部とはかなり離れた、東のはずれのような位置に置かれている。

駅前には商店が数軒と民家が少々あるが、これは森浦湾の入り江の奥に発達した森浦集落の端に当たる部分である。森浦は1889年(明治22年)に太地村に吸収されるまでは森浦村という独立したひとつの村であった。

太地町中心部へはバスなどでの連絡がある。太地町や太地の観光スポットへは周辺の交通の中心地である紀伊勝浦駅付近から行く者も多い。

  • 網干ノ鼻
  • 森浦湾
  • 太地町役場
  • 太地郵便局
  • 太地町立太地小学校
  • 太地町立太地中学校
  • 太地湾
  • 太地港
  • ワールド・ドルフィン・リゾート
  • 太地町立くじらの博物館
  • 梶取崎
  • 燈明崎
  • 太地温泉

歴史

昭和10年7月、国鉄紀勢中線の紀伊勝浦駅から下里駅までの開通と共に太地駅(たいじえき)として開業。昭和15年には紀勢西線の江住駅から串本駅新宮駅から紀伊木本駅(現在の熊野市駅)の開通により紀伊木本駅から和歌山駅(現在の紀和駅)までが紀勢西線とされ、紀勢西線の駅となった。その後当駅は昭和34年、今の紀勢本線が全通し亀山駅と和歌山駅(現在の紀和駅)の間が紀勢本線となったのを受け国鉄紀勢本線の駅となり、さらに国鉄分割民営化を経て現在に至っている。

その他

隣の駅

※特急「スーパーくろしお」「オーシャンアロー」(ともに一部列車のみ停車)の隣の停車駅はくろしお (列車)を参照のこと。

西日本旅客鉄道
きのくに線(紀勢本線)
湯川駅 - 太地駅 - 下里駅

関連項目

外部リンク