朝来駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
朝来駅
駅舎(2005年9月)
あっそ
Asso
白浜 (4.3 km)
(3.5 km) 紀伊新庄
地図
所在地 和歌山県西牟婁郡上富田町朝来136
北緯33度41分46.38秒 東経135度25分3.33秒 / 北緯33.6962167度 東経135.4175917度 / 33.6962167; 135.4175917
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 W 紀勢本線(きのくに線)
キロ程 279.7 km(亀山起点)
新宮から99.5 km
電報略号 アツ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
224人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1933年昭和8年)12月20日[1]
備考 無人駅[2](自動券売機 有)
テンプレートを表示

朝来駅(あっそえき)は、和歌山県西牟婁郡上富田町朝来にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)のである。同線では冷水浦駅芳養駅と並んで難読駅として知られている。

上富田町の中心部付近に位置し、町内唯一の駅である。特急は全列車通過する。ごく一部は運転停車する。

歴史[編集]

駅構造[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅。線路東側新宮寄りに駅舎があり、駅舎とホームは構内踏切が結ぶ。なおこの構内踏切には遮断機がついている。

古くからの駅舎が残り、改札口付近には近距離(大人1,660円区間まで)の乗車券を販売する簡易型自動券売機が設置されている。JR職員が常勤していない無人駅紀伊田辺駅管理)となっているが、駅舎が社会福祉法人デイサービスセンターとして利用されている。2021年3月13日よりICOCAが利用可能になる。

のりば[編集]

のりば 路線 行先
1 W きのくに線 周参見新宮方面
2 紀伊田辺和歌山方面
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。

利用状況[編集]

近年の1日平均乗車人員は以下の通り[6]

年度 1日平均
乗車人員
1998年 355
1999年 314
2000年 270
2001年 245
2002年 211
2003年 207
2004年 214
2005年 211
2006年 221
2007年 226
2008年 278
2009年 280
2010年 266
2011年 265
2012年 267
2013年 305
2014年 288
2015年 280
2016年 260
2017年 256
2018年 256
2019年 224

駅周辺[編集]

駅付近には熊野街道(国道42号)と朝来街道(国道311号)が通っており、朝来はこの二つの分岐点として古来より栄えていた。また、短いながらも駅前商店街が形成されている。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
W きのくに線(紀勢本線)
白浜駅 - 朝来駅 - 紀伊新庄駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、19-21頁。 
  2. ^ a b “「通報」紀勢本線朝来駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1986年3月1日) 
  3. ^ 天王寺鉄道管理局三十年写真史P278「駅の変せん」
  4. ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、378頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ 2021年春ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道和歌山支社、2020年12月18日。 オリジナルの2020年12月18日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218081506/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_wakayama.pdf2020年12月22日閲覧 
  6. ^ 『和歌山県統計年鑑』及び『和歌山県公共交通機関等資料集』

関連項目[編集]

外部リンク[編集]