沢乙温泉

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沢乙温泉
温泉情報
所在地 宮城県宮城郡利府町
交通 東北新幹線仙台駅より車で約30分
泉質 アルカリ性単純冷鉱泉
泉温(摂氏 18〜19
pH 9.0
液性の分類 低張性
浸透圧の分類 アルカリ性
宿泊施設数 1
外部リンク 沢乙温泉 内海旅館
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沢乙温泉(さわおとおんせん)は、宮城県宮城郡利府町(旧国陸奥国明治以降は磐城国)にある温泉

泉質[編集]

温泉地[編集]

仙台市街地から程近い森林地帯に、一軒宿の「うちみ旅館」が立地している。日帰り入浴可能。

部屋や温泉からは、季節を感じさせる庭を一望できる。夕食は地元の海鮮料理と米を使用している。

歴史[編集]

時は801年延暦20年)。蝦夷との戦いで足を負傷した征夷大将軍坂上田村麻呂が家臣の霞野忠太盛春が、多賀城の道中で湧水を発見する。そこで霞野忠太盛春から、負傷した足を洗うように勧められた結果、傷を癒せたのがきっかけ。

温泉名の由来は坂上田村麻呂が同地出身の阿久玉姫と惹かれあい、地元民は阿久玉姫のことを「沢乙女」と呼んだことから、出会いの場所一帯が読みやすいように、沢乙という地名になった。

江戸時代には、湯治場として賑わった。また安政年間には、仙台藩が独自の調査を進め、仙台藩のお墨付きの温泉場となる。

代々、内海家が沢乙温泉を守ってきたが、昭和57年4月火災で、伝統的な湯治長屋が全焼し廃業の危機に陥るが翌年に八代目夫妻が再建した。

アクセス[編集]

外部リンク[編集]