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日本棋院選手権戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本棋院選手権戦(にほんきいんせんしゅけんせん)は、日本囲碁棋戦。1953年に開始、1975年まで22期行われ、天元戦に発展解消する。

中部日本新聞では、1949年から藤沢朋斎木谷實岩本薫三者リーグ戦を実施、続いて高段者勝抜戦坂田栄男らによる五番碁シリーズと中堅棋士選抜棋戦を実施。1953年から本棋戦を開始。その後、北海道新聞西日本新聞との三社共催となった。

7連覇の記録を持つ坂田栄男が「名誉日本棋院選手権者」の称号を持つ。

方式

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  • 第1期はトーナメント方式で決勝一番勝負。第2-8期は挑戦手合三番勝負、第9期以降は挑戦手合五番勝負。
  • 少なくとも、五番勝負となった第9期以降は、挑戦手合いは二日制での対局[1]
  • コミは4目半。

名誉称号

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棋士 連覇
坂田栄男 12期 7連覇 1955-61、64-65、73-75

歴代優勝者と決勝戦

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(左が優勝者)

  1. 1954年 高川格 - 篠原正美
  2. 1955年 坂田栄男 2-0 高川格
  3. 1956年 坂田栄男 2-1 杉内雅男
  4. 1957年 坂田栄男 2-1 杉内雅男
  5. 1958年 坂田栄男 2-0 木谷實
  6. 1959年 坂田栄男 2-0 高川格
  7. 1960年 坂田栄男 2-0 高川格
  8. 1961年 坂田栄男 2-1 藤沢秀行
  9. 1962年 高川格 3-0 坂田栄男
  10. 1963年 高川格 3-1 山部俊郎
  11. 1964年 坂田栄男 3-0 高川格
  12. 1965年 坂田栄男 3-1 宮下秀洋
  13. 1966年 大平修三 3-1 坂田栄男
  14. 1967年 大平修三 3-2 林海峰
  15. 1968年 大平修三 3-1 山部俊郎
  16. 1969年 大平修三 3-0 宮下秀洋
  17. 1970年 石田芳夫 3-1 大平修三
  18. 1971年 石田芳夫 3-0 武宮正樹
  19. 1972年 大平修三 3-1 石田芳夫
  20. 1973年 坂田栄男 3-1 大平修三
  21. 1974年 坂田栄男 3-2 加藤正夫
  22. 1975年 坂田栄男 3-2 趙治勲

記録

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  • 最多優勝 12回 坂田栄男
  • 最多連覇 7期 坂田栄男

参考文献

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脚注

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  1. ^ 『現代の名局 高川格(下)』(誠文堂新光社)P.160

外部リンク

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