レディースオールスター競走

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
レディースオールスター
格付け GII
優勝賞金 450万円
優勝戦 6名(準優勝戦各レース上位2名)
準優勝戦 得点率上位18名
開催地 日本の旗持ち回り
開催時期 2月下旬 - 3月上旬
第1回執行日 2017年2月28日
次回開催予定
開催期間 2024年5月7日 - 12日
開催地 ボートレース宮島
テンプレートを表示

レディースオールスター競走(レディースオールスターきょうそう)は、2017年より新設された、ボートレースの女性レーサーのみで行われるレースである。

概要[編集]

2017年より新設された女性選手のみのオールスター。

優勝賞金は第1回大会から第3回大会までは400万円、第4回大会は450万円となっている。

前年のクイーンズクライマックスの優勝戦出場者は優先出場となる。選出除外ルールはレディースチャンピオンと同じで期間が違う点とB2級除外が追加されている。

優勝選手は、その年のレディースチャンピオンと翌年のボートレースバトルチャンピオントーナメントの優先出場権が与えられる。

選考期間は開催前年の11月1日から、開催年の10月31日まで

選出除外[1]
以下に該当する選手は、選出除外となり、投票者リストに入らない。
  • 選考期間内の出走回数100回未満の選手。※優先出場選手は免除
  • 選考期間内の事故率0.40以上の選手。
  • 当年の前期B2級の選手(長欠の影響を受けやすい、当年5月から10月の級別審査で50走以上出走が無いとB2級になってしまう。)。
  • 当該競走の直前のクイーンズクライマックスにおいて選手責任事由によるスタート事故を起こした選手。※出場が決まっていても取消の対象。
  • スタート事故による選出除外となる罰則期間(プレミアムG1/G1/G2又は女子戦)が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合(優勝戦はG1,G2が1年除外となるため次回の同大会に出場不能になる)。
  • 負傷・病気・出産等により出場を辞退した選手。
  • 褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手。※出場が決まっていても取消の対象。

出場選手は基本的に、ファン投票の票数上位49名+出場選手選考委員会による推薦3名の合計52名。

出場を取り消された場合は、ファン投票の票数順で、順次繰り上げ出場となる。

歴代優勝者[編集]

レディースオールスター競走の優勝者と優勝戦の成績は以下の通り。出典はボートレースオフィシャルサイトの「G1・G2スケジュール」コンテンツ内にある各レディースオールスターの優勝戦結果ページを使用。

回数 開催年 優勝戦日 開催場 優勝者
選手名 登録番号 年齢 所属支部 枠番 コース 決まり手 優勝タイム
1 2017年(平成29年) 3月5日 宮島 山川美由紀 3232 50歳 香川 1 1 逃げ 1分48秒6[2]
2 2018年(平成30年) 3月11日 びわこ 中村桃佳 4823 25歳 香川 1 1 逃げ 1分48秒9[3]
3 2019年(平成31年) 3月10日 児島 寺田千恵 3435 49歳 岡山 1 1 逃げ 1分48秒4[4]
4 2020年(令和2年) 3月8日 鳴門 岩崎芳美 3611 47歳 徳島 2 2 差し 1分47秒0[5]
5 2021年(令和3年) 2月28日 芦屋 小野生奈 4530 32歳 福岡 1 1 逃げ 1分47秒8[6]
6 2022年(令和4年) 2月27日 桐生 守屋美穂 4482 33歳 岡山 4 4 まくり 1分13秒2[7]
7 2023年(令和5年) 2月26日 蒲郡 長嶋万記 4190 41歳 静岡 1 1 逃げ 1分47秒0[8]
8 2024年(令和6年) 2月25日 びわこ 渡邉優美 4590 31歳 福岡 1 1 逃げ 1分47秒1[9]
  • 第4回大会は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う全公営競技無観客開催措置の為、無観客で開催催地・鳴門競艇場は6月16日に無観客解除)。また、第5回大会は同防止の為、開催地・芦屋が立地する福岡県及び、山口県佐賀県大分県熊本県の在住者を対象とした事前抽選による入場制限を実施した[10](各日最大1,500人)。
  • 第6回大会は悪天候のため安定板装着、周回短縮にて優勝戦が行われた。

開催予定[編集]

  • 第9回大会 2024年(令和6年)5月7日 - 12日 ボートレース宮島[11]

ミス38位[編集]

第1回大会から、選手紹介の際にファン投票第38位の選手が白色ボディコンを着用するのが恒例となっている。

開催場 開催年 ボディコン着用選手
(ファン投票38位)
年齢 成績
1 宮島 2017年 木村沙友希 32 予選敗退
2 びわこ 2018年 喜多須杏奈 28 予選敗退[12]
3 児島 2019年 深尾巴恵 26 予選敗退
4 鳴門 2020年 土屋実沙希
岩崎芳美[13][14][15]
31
47
予選敗退
優勝
5 芦屋 2021年 38位は山下友貴だったが、当人が着用を拒否[16]
6 桐生 2022年 西岡成美 25 予選敗退
7 蒲郡 2023年 出口舞有子 30 予選敗退
8 びわこ 2024年 柴田百恵 24 フライングにより賞典除外[17]

脚注[編集]

  1. ^ G2第6回レディースオールスターファン投票【2021年】”. www.br-special.jp. 2021年11月6日閲覧。
  2. ^ G2第1回レディースオールスター 優勝戦結果
  3. ^ G2第2回レディースオールスター 優勝戦結果
  4. ^ G2第3回レディースオールスター 優勝戦結果
  5. ^ 結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト”. www.boatrace.jp. 2020年3月8日閲覧。
  6. ^ 結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト”. www.boatrace.jp. 2021年7月3日閲覧。
  7. ^ 結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト”. www.boatrace.jp. 2022年11月13日閲覧。
  8. ^ 結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト”. www.boatrace.jp. 2023年2月26日閲覧。
  9. ^ 結果|BOAT RACE オフィシャルウェブサイト”. www.boatrace.jp. 2024年2月25日閲覧。
  10. ^ G2第5回レディースオールスター事前入場抽選の実施について - BOAT RACE 2020年12月27日
  11. ^ 令和6年度SG競走及びプレミアムG1競走等の開催地決定”. BOATRACE OFFICIAL. 2023年7月5日閲覧。
  12. ^ 2020年大会では優勝戦2着。
  13. ^ 新型コロナウイルスの影響による無観客開催措置のため、選手紹介はテレビ等での中継のみとなった。
  14. ^ 本来は、土屋が38位、岩崎が39位だったが、繰り上がりにより岩崎が38位になったため、岩崎が「繰り上がりミス38位」、土屋が「本当のミス38位」として着用した。
  15. ^ ボートレース ウィークリー 11月29日(月)19時~生配信 岩崎芳美選手登場JLCレジャーチャンネル 2021年11月29日配信
  16. ^ 【ボートレース】“ミス38位”の山下友貴が初勝利…芦屋・G2レディースオールスタースポーツ報知 2021年2月24日
  17. ^ 【ボートレース】5Rで高田ひかる、川野芽唯の非常識を含む4艇F ミス38位まで…/びわこ日刊スポーツHP 2024年2月22日