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バド・ノリス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バド・ノリス
Bud Norris
ロサンゼルス・エンゼルス時代
(2017年8月20日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州マリン郡ノバト
生年月日 (1985-03-02) 1985年3月2日(39歳)
身長
体重
6' 0" =約182.9 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2006年 MLBドラフト6巡目
初出場 2009年7月29日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

バド・ノリスBud Norris、本名:デビッド・ステファン・ノリスDavid Stefan Norris , 1985年3月2日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州マリン郡ノバト出身のプロ野球選手投手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。

経歴

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プロ入りとアストロズ時代

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2006年MLBドラフト6巡目(全体189位)でヒューストン・アストロズから指名され、プロ入り。

2009年7月29日のシカゴ・カブス戦で2番手として登板し、メジャーデビューを果たした。アストロズ時代はこの試合以外は全て先発として登板しており、この年は10先発で6勝を挙げた。奪三振率が高く、先発投手では2010年から3年連続でチームトップの奪三振率をマークした。

2013年には、開幕投手を務め[1]、チームのアメリカンリーグ移籍後初の勝ち投手となった[2]

オリオールズ時代

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2013年7月31日にL.J.ホーズジョシュ・ヘイダーとのトレードで、ボルチモア・オリオールズへ移籍した[3]。翌日の8月1日には古巣・アストロズ戦で移籍後初登板し、勝ち投手となった[4]

2014年1月17日にオリオールズと530万ドルの1年契約に合意した[5][6]。この年は28試合に登板して15勝8敗、防御率3.65の成績を残し、勝利数はチーム2位だった。

2015年は前年と一転して絶不調に陥り、マイナー降格も経験。メジャーでは18試合に登板して2勝9敗、防御率7.06の成績で、7月31日にDFAとなり[7]、8月8日に自由契約となった[8]

パドレス時代

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2015年8月11日にサンディエゴ・パドレスと契約[9]。パドレスではリリーフ専業となり、20試合に登板したが、1勝2敗、防御率5.40という成績で不振からの脱却はならなかった。特筆すべき点としては、16.2イニングで21個の三振を奪って11.3という高い奪三振率を残した事がある。オリオールズとの通算では、38試合に登板(うち11試合で先発登板)し、3勝11敗、防御率6.72、WHIP1.58という成績で、大炎上した恰好となった。オフの11月2日にFAとなった[10]

ブレーブス時代

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2015年11月25日にアトランタ・ブレーブスと1年契約を結んだ[11]

2016年、ブレーブスでは22試合(うち10試合で先発登板)に登板して3勝7敗、防御率4.22の成績を残した。

ドジャース時代

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2016年6月30日にケイレブ・ダークス英語版フィル・フェイファー英語版とのトレードで、ディアン・トスカーノ(+ 後日発表選手、金銭)と共にロサンゼルス・ドジャースへ移籍した[12]。9月20日にDFA、28日に自由契約となった[8]

エンゼルス時代

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2017年1月30日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[13]。4月2日にメジャー契約を結び、開幕ロースター入りした[14]。この年は一時クローザーも務めていたが、8月29日に故障者リスト入りした[15]。最終的には60試合(リリーフ57試合、先発3試合)に登板し、2勝6敗19セーブ、防御率4.21、74奪三振を記録した。オフの11月2日にFAとなった[16]

カージナルス時代

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2018年2月14日にセントルイス・カージナルスと1年契約を結んだ[17]。この年は64試合に登板して3勝6敗28セーブ、防御率3.59、67奪三振を記録した。オフの10月29日にFAとなった[8]

カージナルス退団後

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2019年3月7日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[18]

2020年1月22日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[19]新型コロナウイルスの感染拡大によりマイナーリーグが開催されなかったため、公式戦での登板がないまま、7月16日にリリースされた[8]。その後は一時的に結成された独立リーグであるコンステレーション・エナジー・リーグ英語版シュガーランド・スキーターズでプレーし、2試合に登板した。

2021年7月10日にアメリカン・アソシエーションウィニペグ・ゴールドアイズと契約した[20]。この年限りで退団した。

投球スタイル

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89~95mphのフォーシーム、80~88mphのスライダーの2球種が中心で、合わせて全投球の約8割を占める。その他にはツーシームカッターチェンジアップを投げる[21]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2009 HOU 11 10 0 0 0 6 3 0 0 .667 249 55.2 59 9 25 1 3 54 3 0 29 28 4.53 1.51
2010 27 27 0 0 0 9 10 0 0 .474 683 153.2 151 18 77 3 6 158 5 2 94 84 4.92 1.48
2011 31 31 0 0 0 6 11 0 0 .353 795 186.0 177 24 70 7 5 176 3 2 93 78 3.77 1.33
2012 29 29 0 0 0 7 13 0 0 .350 733 168.1 165 23 66 2 8 165 8 0 90 87 4.65 1.37
2013 21 21 0 0 0 6 9 0 0 .400 541 126.0 135 11 43 0 4 90 3 0 62 55 3.93 1.41
BAL 11 9 0 0 0 4 3 0 0 .571 232 50.2 61 6 24 0 1 57 1 0 27 27 4.80 1.68
'13計 32 30 0 0 0 10 12 0 0 .455 773 176.2 196 17 67 0 5 147 4 0 89 82 4.18 1.49
2014 28 28 0 0 0 15 8 0 0 .652 687 165.1 149 20 52 2 14 139 3 0 68 67 3.65 1.22
2015 18 11 0 0 0 2 9 0 0 .182 305 66.1 84 14 25 0 3 50 0 0 57 52 7.06 1.64
SD 20 0 0 0 0 1 2 0 2 .333 72 16.2 16 1 6 0 1 21 2 0 11 10 5.40 1.32
'15計 38 11 0 0 0 3 11 0 2 .214 377 83.0 100 15 31 0 4 71 2 0 68 62 6.72 1.58
2016 ATL 22 10 0 0 0 3 7 0 1 .300 301 70.1 68 6 28 1 2 60 3 0 34 33 4.22 1.36
LAD 13 9 0 0 0 3 3 0 0 .500 194 42.2 48 8 21 3 1 42 4 0 33 31 6.54 1.62
'16計 35 19 0 0 0 6 10 0 1 .375 495 113.0 116 14 49 4 3 102 7 0 67 64 5.10 1.46
2017 LAA 60 3 0 0 0 2 6 19 3 .250 267 62.0 56 8 27 3 3 74 6 0 29 29 4.21 1.34
2018 STL 64 0 0 0 0 3 6 28 2 .333 245 57.2 51 8 21 3 5 67 9 0 27 23 3.59 1.25
MLB:10年 355 188 0 0 0 67 90 47 8 .427 5304 1221.1 1220 156 485 25 56 1153 50 4 654 604 4.45 1.40
  • 2018年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

背番号

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  • 31(2009年 - 同年途中)
  • 20(2009年途中 - 2013年途中、2015年途中 - 2016年途中、2017年)
  • 25(2013年途中 - 2015年途中)
  • 28(2016年途中 - 同年終了)
  • 26(2018年)

脚注

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  1. ^ Brian McTaggart (2013年3月28日). “Opening Night start next step in Norris' growth” (英語). MLB.com. 2015年11月26日閲覧。
  2. ^ Rangers' new AL West rival delivers opening blow” (英語). MLB.com (2013年3月31日). 2015年11月26日閲覧。
  3. ^ Norris heads to Orioles in Deadline deal” (英語). MLB.com (2013年7月31日). 2015年11月26日閲覧。
  4. ^ Bud Norris guides O's to win over former team” (英語). ESPN (2013年8月2日). 2015年11月26日閲覧。
  5. ^ "Orioles agree to terms with Davis, Hunter, Matusz, Norris and Patton" (Press release) (英語). MLB.com (. Orioles). 17 January 2014. 2015年11月26日閲覧
  6. ^ Andrew Simon (2014年1月17日). “Davis' breakout season nets massive pay raise” (英語). MLB.com. 2015年11月26日閲覧。
  7. ^ Roch Kubatko (2015年7月31日). “Bud Norris: "I was looking way too much into distractions this year"” (英語). MASN. 2015年11月26日閲覧。
  8. ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2021年7月31日閲覧。
  9. ^ Jeff Todd (2015年8月11日). “Padres Sign Bud Norris”. MLB Trade Rumors. 2015年11月26日閲覧。
  10. ^ Transactions | padres.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月4日閲覧。
  11. ^ Mark Bowman (2015年11月25日). “Braves bolster young rotation with vet Norris” (英語). MLB.com. 2015年11月26日閲覧。
  12. ^ Ken Gurnick (2016年6月30日). “Dodgers acquire righty Norris from Braves” (英語). MLB.com. 2016年7月1日閲覧。
  13. ^ Adams, Steve (2017年1月30日). “Angels, Bud Norris Agree To Minor League Deal”. MLB Trade Rumors. 2017年2月9日閲覧。
  14. ^ Chad Thornburg (2017年4月2日). “Parker, Norris last two added to roster” (英語). MLB.com. 2017年4月8日閲覧。
  15. ^ Trout misses 2nd straight start with stiff neck MLB.com (英語) (2017年8月30日) 2017年9月4日閲覧
  16. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
  17. ^ Joe Trezza (2015年11月25日). “Deal official, Cards envision flex role for Norris” (英語). MLB.com. 2018年2月18日閲覧。
  18. ^ Gregor Chisholm (2019年2月6日). “Norris looks to solidify spot in Blue Jays' bullpen” (英語). MLB.com. 2019年4月1日閲覧。
  19. ^ フィリーズ、リリアーノらベテランとマイナー契約”. nikkansports.com (2020年1月23日). 2020年1月25日閲覧。
  20. ^ GOLDEYES SIGN MAJOR LEAGUE ARM”. Winnipeg Goldeyes (2021年7月10日). 2021年7月31日閲覧。
  21. ^ Bud Norris > Pitch Data” (英語). The Baseball Cube. 2016年7月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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