つくばショッピングセンターASSE

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つくばショッピングセンターASSE
TSUKUBA SHOPPING CENTER ASSE
A棟(2012年8月撮影)
店舗概要
所在地 305-0854
つくば市上横場2143番地
座標 北緯36度2分27.5秒 東経140度5分3.8秒 / 北緯36.040972度 東経140.084389度 / 36.040972; 140.084389 (つくばショッピングセンターASSE)座標: 北緯36度2分27.5秒 東経140度5分3.8秒 / 北緯36.040972度 東経140.084389度 / 36.040972; 140.084389 (つくばショッピングセンターASSE)
開業日 1995年11月1日
閉業日 2021年7月31日(同年12月時点で建物解体済[3]
正式名称 つくばショッピングセンターASSE
施設所有者 つくば商業開発株式会社
施設管理者 つくば商業開発株式会社
敷地面積 50,000 m²
延床面積 15,036 m² 
商業施設面積 9,607 m²
中核店舗 KASUMI[1]ケーヨーデイツー[2]
店舗数 47
営業時間 10:00〜20:00(一部店舗は19:00、カスミは21:45、CoCo壱番屋は0:00まで)
駐車台数 1,500台
最寄駅 つくばエクスプレス みどりの駅
最寄バス停 アッセ入口停留所
最寄IC 常磐道 谷田部IC
圏央道 つくば中央IC
外部リンク Archived 2019-09-25 at the Wayback Machine.
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つくばショッピングセンターASSE(つくばショッピングセンターアッセ)は茨城県つくば市上横場にかつて存在した複合商業施設。運営者は、つくば商業開発株式会社。キャッチコピーは「毎日楽しい、毎日ベンリ」。つくば市発足後、初めて開業した複合商業施設である。

概要[編集]

施設概要[編集]

つくば市南部(筑波研究学園都市周辺開発地区)にある複合商業施設である。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスみどりの駅より東に約2.5km、国道354号サイエンス大通りの交点である上横場交差点脇に位置する。1,500台分の無料駐車場を配置している。A棟と別棟の2つの建物で構成されていた。

開業から全盛期[編集]

開業時は地域主導型ショッピングセンターが相次いで開業していた時代であり、県南地区では他にも「新治ショッピングセンター さん・あぴお」(核店舗:長崎屋エコス)や「江戸崎ショッピングセンターパンプ」(核店舗:イズミヤ→エコス→カスミ)等が開業していた。

そんな中開業したASSEは、前述のショッピングセンターの様な全国展開をしていた他県に本社を置く大手総合スーパー(GMS)ではなく、県内に本社を置くカテゴリーキラー、食品スーパーのカスミ(KASUMI)と衣料品店の高喜(KOKI)を核店舗とした。それでも、衣食住に必要な物品は殆ど揃えることが出来た。

また、珍しい特徴として「ASSE市場」があり、食品スーパー以外でも生鮮食品を扱っていた。休日には沢山の人で賑わい、不定期にキャラクターショーやお笑いイベントが開催される等、まさしく「毎日楽しい、毎日ベンリ」のキャッチコピーに相応しいショッピングセンターであった。全盛期[いつ?]にはつくば市有数のショッピングセンターとして、市内はもちろん牛久市土浦市取手市等の県南地区水海道市(現:常総市)・下妻市等の県西地区、更には千葉県北西部等、幅広い商圏を有していた。

衰退[編集]

幹線道路や高速道路が近く、アクセス自体は非常に良い立地ではあったが、2002年に核店舗の一つだった高喜が破産し、撤退。また、つくばエクスプレスの開業や大規模小売店舗立地法の施行により、周辺にはより大きなショッピングモール(ロックシティ守谷ショッピングセンター(現:イオンタウン守谷)iiasつくばイオンモール土浦つくば等)の開業が相次ぎ、徐々に陰りが見え始めた。更に追い討ちをかけるように東北地方太平洋沖地震東日本大震災)によるA棟2階フロアの長期休業や移転等によりテナントの撤退が相次ぎ、近年[いつ?]は空きテナントが非常に目立つ状態であった。

リニューアル[編集]

2015年10月頃からリニューアル計画が存在し、店内各場所にもその旨が掲示されているが、2018年に入ってもなお進捗状況が不明なままであった。しかし、夏に入り呉服店や不二家等の小規模テナントが相次いで閉店した。更に、これらの閉店に続くかたちで核店舗のカスミが同年9月14日発行のチラシに「9月30日の18時に閉店し、10月1日から改装休業する」との旨を掲載したことから本格的にリニューアルに向けた準備が始まった。リニューアルの内容としては既存のA棟を解体し(別棟の処遇については不明)、平屋建て4棟のオープンモール型に建て替え、2019年にオープンする計画であった。しかし、ほぼ全てのテナントが閉店した後もCoCo壱番屋が営業を続けており、2021年7月末頃まで計画が全く進展していない状態であった。

A棟解体そして完全閉鎖[編集]

2021年7月末頃に、A棟で最後まで営業を続けたCoCo壱番屋が閉店。8月23日からA棟の解体工事が開始された。核店舗のカスミが閉店してから約3年の時を経ての解体となった。工事は2022年1月24日までの予定である。

さらに、別棟で営業を続けてきたケイヨーデーツーも2021年11月28日をもって閉店し、事実上ASSEは26年の歴史に幕を下ろした。

その後[編集]

アルフレッサが跡地に物流センターを建設するという計画を発表し、2022年に建設された。[3][4]

A棟[編集]

A棟は、南側にある全3階層店舗2階建の建物である。KASUMIを核店舗としたO字型のメインストリートを持つモールとなっており、各種専門店、レストラン、フードコートなどが入居しているほか、モールの中央にあり、イベント、セール等が開催されるセンターコート、インフォメーション、ちびっこ広場、ベビー休憩室、核店舗のカスミに付随する形でイオン銀行のATMがある。

1階[編集]

2階[編集]

  • Seria
  • SIENA
  • レディースファッションAOKI
  • なつかし屋 きりん堂
  • ユタカヤ
  • Santa Style
  • シルエット
  • フエゴワールドつくば店
  • カーブス
  • スターボード
  • ハツエ フラ スタジオ
  • つくば商業開発株式会社 本社


別棟[編集]

別棟[2]は、A棟と敷地内の道路を挟んで北側にある、全2階層1階建ての建物である。この建物にはケーヨーデイツーのみが入居している。2011年8月の全館営業再開を機に新型店舗になった。

2021年11月28日閉店。


以前存在したテナント[編集]

ここではASSEに以前存在した店舗の一部を紹介する。

各種サービス[編集]

  • 車いす貸し出し
  • 多目的トイレ設置
  • 身障者用駐車場あり
  • 傘ぽん設置
  • 喫煙所設置

沿革[編集]

アクセス[編集]

鉄道・バス[編集]

上横場交差点(つくバスアッセ入口停留所方面)から見たつくばショッピングセンターASSE(右側)

自動車[編集]

その他[編集]

  • KASUMIは、一時期24:00まで営業[8]していたが、みどりの駅前とイーアスつくば新店舗を設置したため[要出典]営業時間を短縮した。
  • 敷地内を高圧電線が通っている。
  • 敷地内を土浦用水が通っている。
  • 敷地が広い為、中古車の即売会なども開催されることがある。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ フロアガイド 1F”. 2018年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月23日閲覧。
  2. ^ a b 館内サービス”. 2018年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月23日閲覧。
  3. ^ a b “清水で22年2月着工/つくば市に物流センター 5.3万平米/アルフレッサ”. 建設通信新聞. (2021年12月17日) 
  4. ^ アルフレッサ/茨城県つくば市にグループ最大の物流拠点”. LNEWS. 物流ニュース (2022年2月16日). 2022年11月23日閲覧。
  5. ^ 徳永直良 (2013年11月1日). “【友朋堂】友朋堂ASSE店は11月4日で閉店いたします。”. twitter. 2016年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月25日閲覧。
  6. ^ ◆持帰り専門店かねきつくばアッセ店閉店のお知らせ◆(かね喜) - Facebook
  7. ^ お客様へ”. つくばショッピングセンター[ASSE(アッセ)]. 2010年5月1日閲覧。
  8. ^ 茨城県大規模小売店舗立地法・届出変更公示”. 茨城県商工労働部中小企業課. 2004年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2004年7月29日閲覧。

関連項目 [編集]

外部リンク[編集]