ZEPPET STORE

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ZEPPET STORE(ゼペット・ストア)は日本バンド1996年メジャー・デビュー。2005年8月解散したが、2011年に再結成された。13枚のシングルと12枚のアルバム(内2枚はインディーズ盤)を発表している。hideに見出された形でメジャーデビューに至り、深い関わりを持っていた。1997年という、一説に「ニューロック世代」と言われる時期のバンドの一つ。

メンバー[編集]

  • 木村世治(きむら せいじ)ボーカル&ギター担当。
  • 五味誠(ごみ まこと)ギター担当。(1996年に脱退したが、2011年の再始動時に加入)
  • 赤羽根謙二(あかばね けんじ)ギター担当。
  • 中村雄一(なかむら ゆういち)ベース担当。バンドリーダー。元GENメンバー。元Lucy's Driveメンバー。
  • YANA 本名:柳田英輝(やなぎた えいき)ドラム担当。

来歴[編集]

結成からインディーズデビューまで[編集]

  • 1989年、木村と五味、そしてアキラ(ベース)という3人が音楽雑誌の「メンバー募集」のコーナーで知り合う。この時、3人の好みの音楽はバラバラであったが、逆にそれが何か凄い音楽を作り出すのではないかという予感を全員が感じ取り、バンドがスタートする。この3人で結成した直後に、柳田が加入。4人組のバンドとして活動を行う。
  • 1992年頃からインディーズレーベル「UNDER FLOWER RECORDS」のコンピレーションに参加するなどの活動を続け、1994年に同レーベルより正式なフルアルバム『Swing、Slide、Sandpit』を発表。しかし発表当時は全く受け入れられず、わずか1000枚をプレスした時点で廃盤となった。その後、下北沢を中心にライブ活動も地道に行っていく。

hideとの出会い[編集]

  • 当初はあまり精力的な活動は行っていなかったが、インディーズ・デビューを果たしてから1年後の1995年、『Swing、Slide、Sandpit』が当時X JAPANのメンバーであったhideの耳に止まり、その音楽性に惚れ込んだ彼の働きかけによりゼペットの音楽を世に送り出すためのレーベル「LEMONed」がビクターに設立される。また同時期、ベーシストとして中村が加入。hideは早速彼らを海外レコーディングへと誘い、hideのバックアップのもと、セカンド・アルバム『716』を完成させる。欧米のバンドのようなサウンドに仕上がった本作は日本ではリリースせずに全米のみで発売(日本でも輸入盤流通)し、全米ツアーを行った。
  • 1996年MCAビクター(現ユニバーサルミュージック)からメジャー・デビューを果たす。またメジャーデビューをきっかけとして、以降は日本語詞による楽曲も発表するようになった。

hideとの別れ[編集]

  • メジャー・デビュー後、ギタリストの五味が「音楽を商売にしたくない」という理由で脱退。結果的に彼らのファースト・アルバム『Cue』(1997)は3人組という形で発表した。その後もhide主催のイベントなどに出演し、着々と人気を得る。
  • 1998年春には柳田の旧友である赤羽根がギタリストとして加入し、再び4人組として再スタートを切った彼らだが、1998年5月2日にhideが事故により急死。彼の死後、様々なテレビ局で放送された追悼番組にZEPPET STOREは精力的に出演する。

変化[編集]

  • hideの死後、hideが担当していたニッポン放送オールナイトニッポンR』金曜第二部を木村が担当することになる。これはhideが生前、飲み会の席で木村のトークを評価していたことから、「hideも木村が担当することを望んでいるのではないか」というスタッフの考えが現実化したものであった。 木村の第一声は「hideさん天国行っちゃいました。」と淡々としたものだった。
  • 後に月曜日の第二部への移動などを経て、木村のオールナイトは2年間放送された。そして、1999年に発売されたメジャーセカンド・アルバム『CLUTCH』は、オリコン初登場8位を記録。その他、ドラマ主題歌を担当したり、「HEY!HEY!HEY!」や「ミュージックステーション」といったゴールデンタイム音楽番組にも出演を果たす。さらに、この年に行われた『RISING SUN ROCK FESTIVAL』にも出演した。

サウンドの変貌、そして解散[編集]

  • その後も彼らは『GOOSEFLESH』(2000年)、『DINO』(2001年)といった作品を発表していくが、デビュー時はUKギターロックの影響が色濃かった彼らのサウンドは作品を重ねるごとにヘヴィなサウンドに変化していき、歌詞にも「これが現実なんだ」という一種の厳しさを持つものが多くなってくる。2003年にはアルバム『SLICK』を発表。自ら「原点回帰」というキャッチコピーを用い、英語詞と日本語の楽曲が混合して収録された初のアルバムであった。そして2005年、全英語詞によるアルバム『BLACK BERRY BED』を発表後、公式ホームページで解散を発表。2005年8月14日リキッドルーム恵比寿でのステージが最後となったが、同年8月19日に行われた『RISING SUN ROCK FESTIVAL 05』にて急遽一夜限りの再結成を行った。

解散後の動き[編集]

  • 解散後、ボーカル、ギターの木村は新バンドHOODISを結成。ベースは元Walrusの三浦薫、ドラムは元SUPERCARの田沢公大、そして、ギターは盟友の五味誠が担当している。
  • 2007年に、1994年に発売したインディーズ盤『SWING,SLIDE,SANDPIT』が、リマスタリング仕様・未発表音源等を収録したボーナス・ディスクを付属した2枚組で再発された。また、2007年6月2日に行われた「Under Flower発足15周年記念イベント」で、木村世治(Vo,G)、五味誠(G)、遠矢行史(B)、柳田英輝(Dr)というオリジナル・ラインナップで一夜限りの再結成ライブをした。
  • 2007年に、ドラムの柳田=YANAは、Mellowhead/PLAGUES深沼元昭(Vo,G)、元PEALOUT近藤智洋(Vo,G)、東京ピンサロックスhisayo(B)と新バンドGHEEEを結成。その他、AKUH、NACANO、Vez、Microphone and Fish、エレキバターの計6バンドでドラムを兼任
  • 2007年、ベースの中村は自身のバンドLUCY'S DRIVEをソロユニットとして再スタートさせる。

震災チャリティーのため再結成[編集]

  • 2011年3月、東日本大震災の発生を受け、解散時のメンバーで再結成し、収益を寄付するため新曲を制作し配信することが発表された。8月、新曲「SMILE」の配信が開始され、ライブ会場限定でCDが販売された。この「SMILE」のCD化にあたり、初代ギタリストだった五味が再加入し5人編成となった。2012年5月2日「hide FILM ALIVE!!~hide Memorial Day 2012~」で5人編成となって初めてのライブを行った。
  • 2012年12月13日、恩人であるhideの誕生日に合わせて8年ぶりのオリジナルアルバム「SHAPE 5」を発表。
  • 結成25周年となる2014年も、アルバム「SPICE」を発表するなど精力的な活動を続けている。

作品[編集]

アルバム[編集]

  • swing,slide,sandpit (1994年6月21日) 1st (Indies)
  • 716 (1996年5月07日) 2nd (Import)
  • CUE (1997年4月23日) 3rd (Major 1st)
  • BRIDGE (1999年2月24日) pre-4th
  • CLUTCH (1999年10月08日) 4th
  • GOOSEFLESH (2000年09月06日) 5th
  • DINO (2001年11月07日) 6th
  • Singles and Rare 1994-2001 (2002年03月27日) Best
  • SLICK (2003年06月11日) 7th
  • BLACK BERRY BED (2004年09月22日) 8th
  • LAST&LIVE ALBUM"4" (2005年10月26日) Live
  • SHAPE 5 (2012年12月13日) 9th
  • SPICE (2014年1月15日) 10th

シングル[編集]

発売日 タイトル 品番
1st 1996年9月4日
2nd 1996年11月21日 TO BE FREE
3rd 1997年2月21日 SUPERSTITION
4th 1997年11月5日 DON'T ASK ME WHY
5th 1998年6月24日 LOOP
6th 1998年11月21日 ROSE
7th 1999年5月19日 もっともっと
8th 1999年7月28日 遠くまで
9th 2000年4月12日 EMOTION TOCT-22058
10th 2000年4月26日 DISTANCE TOCT-22066
11th 2000年7月26日 PRESENCE
12th 2001年6月27日 TIGHTROPE
13th 2001年10月6日 SEEK OUT
14th 2011年8月 SMILE(配信限定、後にCD化)

DVD[編集]

  • SLIDE
  • 4

主な楽曲[編集]

  • lacerate your brain
    『Swing、Slide、Sandpit』のオープニング・ナンバー。hideが衝撃を受け、『hideのオールナイトニッポンR』の最終回でもオン・エアされた。また、2002年発表のベストアルバム『Singles&Rare 1994~2001』にも収録され、ライブでもよく演奏された。
  • SOMETHINGS SIMPLY VANISH
    『716』に収録されたナンバーで、生前hideが最も気に入っていた曲。
  • DONT' ASK ME WHY
    メジャー4作目のシングル曲。日本語詞。アニメ『AWOL』エンディングテーマ、『出動!ミニスカポリス』テーマソングに起用された。hideいわく「この曲を聴いて100回くらい泣いたかもしれない」
  • ROSE
    hideの死後にリリースされた6作目のシングル。日本語詞のバラードナンバー。7つものタイアップがついた。
  • もっともっと
    7作目のシングル曲。『ポップジャム』1999年5月度エンディングテーマに起用された。
  • 遠くまで
    8作目のシングル曲。日本テレビ系のドラマ『甘い生活。』のエンディングテーマとして起用された。
  • DEARLY
    セカンド・アルバム『CLUTCH』に収録されたナンバー。木村自身が「hideさんに捧げた曲」と公言している。

外部リンク[編集]