Windows Mail

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Windows Mail

Microsoft Windows コンポーネント
詳細
種別 電子メールクライアント, ニュースクライアント
標準提供 Windows Vista, Windows 8以降
置換 Outlook Express
後継 Windows Live Mail

Windows Mail(ウィンドウズメール)とはマイクロソフトが開発している電子メールおよびニュースグループ送受信用電子メールクライアントである。Windows Vistaに標準で付属しており、Outlook Expressの後継にあたる。Outlook ExpressはInternet Explorerに付属の形で提供されてきたが、Windows Mailでは独立して提供される。

特徴[編集]

Windows Vista[編集]

Windows Mailは、Outlook Expressに比べ、幾つかの新要素やMicrosoft Outlook 2003から導入された幾つかの要素が取り込まれている。

また、削除された要素もあり、利用している場合は注意する必要がある。

Windows 7[編集]

Windows 7には標準搭載されず、Windows Essentialsの1つとして「Windows Live Mail」が提供された。

Windows 8/8.1[編集]

Modern UIアプリとして、Windows 8に標準搭載された。カレンダーアプリとPeopleアプリと共にインストール及びアンインストールされる。Outlook.comGmailAOL MailYahoo!のサーバー構成が事前に設定されている。Exchange Serverやその他のIMAPアカウントは設定できるが、POP3はサポートされない。

Windows 10/11[編集]

UWPアプリとして、Windows 10/11に標準搭載され、カレンダーアプリと共にMicrosoft Storeで提供されている。Outlook.com、Microsoft 365、Gmail、iCloud、Yahoo!のサーバー構成が事前に設定されている[2]。AOL Mail、Exchange Serverやその他のIMAPアカウントは引き続き設定でき、POP3も再びサポートされるようになった[3]

フィッシング詐欺や迷惑メールへの対処[編集]

Windows Vista[編集]

Windows Mail用に月一度のペースで定義ファイルが配布されている。定義ファイルは、Microsoft Updateを利用して更新できる。

不具合[編集]

Windows Vista[編集]

自動転送機能を使用すると、文字化けすることがある[4]

脚注・出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]