COMMAND.COM

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
COMMAND.COM
開発元 シアトル・コンピュータ・プロダクツマイクロソフトIBM日本電気ノベルほか多数
対応OS DR-DOSFreeDOSMS-DOSNovell-DOSOpenDOSPC-DOSPTS-DOSROM-DOS86-DOSMicrosoft Windows (Windows 95 - 10) ほか多数
プラットフォーム x86ほか多数
種別 シェル
テンプレートを表示

COMMAND.COM(コマンド・コム)はMS-DOS/PC DOS及び互換DOSの標準コマンドシェルコマンドラインインタプリタ)。

概要[編集]

MS-DOS では起動プロセスの中で MSDOS.SYS(PC DOSでは IBMDOS.COM)が CONFIG.SYS の記述「SHELL=」を元に起動する最初のプロセス

COMMAND.COM対話モードとバッチモードの二種類のモードを持つ。対話モードではユーザの入力を即時に実行し、バッチモードではバッチファイルと呼ばれる拡張子 .BAT のファイルに書かれたコマンドを順次実行する。

UNIX のシェル sh と違い、バッチコマンドの実行では単にコマンドの読み込み元を切り替えるだけで、子プロセスで実行するわけではない。また MS-DOS 5CALL という内部コマンドが実装される以前は、バッチ中から別のバッチを実行すると戻る方法が基本的にはなく、COMMAND.COM を明示的に再帰的に起動して、その COMMAND.COM に子バッチを実行させる必要があった。

最も初期の COMMAND.COM はわずか4KBほどであった。

Windows 9xでは「DOSプロンプト」という名前(「プロンプト」とは「C:\>」のような記号のことなのだが)で起動される互換環境のシェルとして起動された。なお、そこから32ビット Windows アプリケーションの起動もできた。Windows NTでは、Windows専用アプリの cmd.exe(やはり「コマンドプロンプト」という名前である)に役割を譲ったが、互換のためか COMMAND.COM も付属しており、実行することができる。64ビット版では実行できなくなった。