デフラグ (Windows)

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ディスク デフラグ モジュール
Microsoft Windows コンポーネント
詳細
種別 デフラグメンター
標準提供 Windows 95/98/Me
Windows 2000 以降

ディスク デフラグ ツールWindows ディスク デフラグ ツール: Disk Defragmenter)は、Microsoft Windowsに搭載されているディスク最適化ツールである。

概要[編集]

MS-DOS 6.0から存在するデフラグメンテーションツールで、Windows NT 4.0には収録されていないのは当初NTFSにおいては断片化が発生しにくい(往時は「しない」とも評されていた)という前提があったために搭載を見送ったという見方が強い(この目論見は結果的に失敗した)。

操作方法[編集]

スタートメニューより起動する場合
スタートメニューより「(すべての)プログラム」→「アクセサリ」→「システム ツール」→「(ディスク )デフラグ」を選択する。最適化するディスクを選択して「開始」ボタン(または「最適化」ボタン)をクリックすると最適化が開始される。
ディスクのプロパティより起動する場合
「(マイ )コンピュータ」内に登録されているディスクを右クリックしてショートカットメニューを呼び出す。ディスクのプロパティより「ツール」タブをクリックし、「最適化する」ボタンを選択するとディスク デフラグ ツールが起動する。
コンピュータの管理より起動する場合(Windows 2000/XP/Server 2003のみ)
「マイ コンピュータ」を右クリックして、メニューから「管理」を選択するか、スタートメニューかコントロール パネルの「管理ツール」から「コンピュータの管理」を選択すると表示される「コンピュータの管理」のコンソール ツリーで、「記憶域」の下にある「ディスク デフラグ ツール」を選択する。

仕様[編集]

MS-DOS/Windows 9x[編集]

MS-DOS 6.x/Windows 9x系ではシマンテック製のツールが収録されている。

Windows 2000/XP/Server 2003[編集]

Windows 2000からDiskeeper Corporation英語版製の(Diskeeperの簡易版でマイクロソフト側の微調整が施されている)ツールが収録されている。 Windows 2000/XP/Server 2003には次のような制限[1]がある。

  • ページファイルとハイバネートファイルはデフラグメントされない。
  • 一度に一つのローカル ボリュームのみしか分析・最適化を実行できない。
  • コンソール版またはGUI版を複数同時に実行できない。
  • スケジュールをすることができない。

Windows 2000のディスク デフラグ ツールのみ、以下の制約がある。

  • 4 KiBを超えるクラスタサイズでフォーマットされたNTFSボリュームをデフラグメントできない。
  • NTFSメタデータをデフラグメントできない。
  • NTFSのEncrypting File System英語版で暗号化されたファイルをデフラグメントできない。
  • 未圧縮のNTFSファイルデータの小規模な移動ができない。

Windows Vista/Server 2008/7[編集]

Windows Vista からマイクロソフトの Core File Services チーム製のツールが収録されている。 Windows Vista/Server 2008/7のディスク デフラグ ツールの仕様[2]は、次のようなものがある。

  • GUIは、Windows 2000/XP/Server 2003のMicrosoft 管理コンソール スナップインによるものではなく、専用のアプリケーションによって提供される。GUI版には、詳細な分析結果を表示する機能がない。
  • NTFSボリューム上にある64MB以上の断片化は、コンソール版で-wを指定しない限り断片化の統計に含まれず、最適化されない。
  • Windows 7で対象のボリュームがSSDとして検出された時を除いて、自動実行される。
  • メタデータをデフラグメントできる。シャドウ コピーに対応する。
  • 優先度が低い設定で実行する。
  • マウントされていない隠し属性のパーティションをデフラグメントできる[3]

Windows 8[編集]

  • SSD、シン・プロビジョニング ストレージ、マウントしたVHD/VHDXファイルの空き領域に対してTRIM英語版が実行される。(ファイルの断片化を解消したり連続した空き領域を確保するなどのファイルデータの移動は行われない)
  • 「ドライブのデフラグと最適化」に改称

操作上の取り扱いに関して[編集]

ディスクの断片化を解消する作業を行う以上は、スクリーンセーバーの使用を停止し、作業の妨げになるソフトウェア(アンチウイルスソフトウェアや常駐型のアプリケーション)は極力終了させた状態で処理を行うことが望ましい。また、断片化解消を行う性質上、対象となるディスクの空き容量をある程度確保してから作業を行うべきである。

脚註[編集]

  1. ^ Microsoft サポート オンライン (2005年10月19日). “Windows 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 のディスク デフラグの制限”. マイクロソフト. 2008年9月2日閲覧。
  2. ^ マイクロソフト サポート オンライン (2011年7月9日). “Windows Vista のハード ディスク デフラグ ツールの機能” (日本語). マイクロソフト. 2011年8月4日閲覧。
  3. ^ マイクロソフト サポート オンライン (2008年5月9日). “Windows のディスク デフラグ ツールで 隠し属性のパーティションが表示される” (日本語). マイクロソフト. 2011年8月4日閲覧。

関連項目[編集]