エコー (コンピュータ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

エコー: echo)は、コンピューティングにおいてはいくつかの意味を持つ。

端末/プログラム・コマンド[編集]

echo は、UNIXOSMS-DOSMicrosoft WindowsSingularity のコマンド名であり、端末文字列を表示させる。シェルスクリプトバッチプログラムで画面やファイルに文字列を出力するのによく使われる。より長い文字列を表示させる場合はcatコマンドをヒアドキュメントと組み合わせて用いることがある。

$ echo This is a test.
This is a test.
$ echo "This is a test." > ./test.txt
$ cat ./test.txt
This is a test.

UNIX系OSでは、-n-e といったオプションをサポートしているものもある。これらは BSDSystem V の歴史的非互換問題があるため、標準ではない[1]。非互換が問題となるような場合は printf コマンドを代替として使うことができる。

C言語で echo プログラムを書くと、次のようになる。

 #include <stdio.h>
 /* echo command-line arguments; 1st version */
 main(int argc, char *argv[])
 {
     int i;
     for (i = 1; i < argc; i++)
         printf("%s%s", argv[i], (i < argc-1) ? " " : "");
     printf("\n");
     return 0;
 }

エコーバック[編集]

エコーバックecho back)とは、端末においてキーボードの入力をそのまま画面に出力すること。あるいは通信において、送信された内容をそのまま返すこと。端末の場合、端末そのものが自前でエコーバックすることを「ローカルエコー」と呼び、コンピュータ本体まで入力をそのまま送ってコンピュータからエコーバックすべき文字列を返す方式を「リモートエコー」と呼ぶ。端末側とホストコンピュータ側の設定が合っていないと、文字が二重に表示されるなどの問題が発生する。

Ping[編集]

ping で使われるパケットを echo と呼ぶ。RFC 792 を参照。

ECHO[編集]

RFC 862 で定義されているECHOプロトコル。TCPポート7番で動作する。テスト用途で使われ、送られてきたパケットのデータをそのままパケットとして返す。実用的に利用されることは滅多にない。

他の言語[編集]

PHPなどのプログラミング言語にも echo がコマンドとして存在し、文字列の出力を行う[2]

脚注[編集]

外部リンク[編集]

  • UNIX コマンドのマニュアル
    • Manpage of echo GNU 版。JMプロジェクト
    • echo(1) man page(SunOS リファレンスマニュアル)
    • echo(1) man page(HP-UX リファレンス)