Windows Journal

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Windows Journal
Microsoft Windows コンポーネント
詳細
標準提供 Windows XP Tablet PC Edition
Windows Vista 以降

Windows Journal(うぃんどうず じゃーなる)は、タブレットPCを使って手書きで入力し、ノートを作成するソフトウェア。Windows XP Tablet PC Edition、また、Home Premium以上のWindows VistaWindows 7に標準で付属する。

概要[編集]

Windowsに標準で付属するメモ帳などと違い、キーボードはほとんど使わず、ペンでノートを作成する。文字だけではなく、図や絵を書き込むこともできる。手書き文字はきれいに書いてあれば、テキストに変換することもできる(ただし、認識出来るのは手書き文字だけで、画像ファイルにある活字をテキストに変換するといったOCRソフトの代わりにはならない)。また、プリンタの一覧に用意されている「Journal ノート ライタ」によって、印刷するのと同じ手順で多様なファイルやウェブページをエクスポートし、Journalで書き加えることができる(つまり、印刷できるものなら何でもエクスポートして手書きで追加入力できる)。作成したノートをタブレットPC以外で閲覧する場合は、ノートをあらかじめエクスポートするか、パソコンにWindows Journal ビューアをインストールする必要がある。なお、ビューアは、Windows 2000以降に対応する。

比較[編集]

パソコン上でペンを使って作成するという特徴から、紙や一般のワープロソフトと比較すると、以下のような利点や欠点が挙げられる。

紙との比較

  • ノートはファイルとして扱えるので、パソコン上で管理でき、電子メールで送ることもできる。
  • 簡単に編集できる。
    • 書いた後でインクの位置を変更したり、削除することが簡単である。
    • インクの太さ、色なども大量に用意されていて、いつでも変更できる。
  • 作成にはパソコンが必要なため、紙とペンに比べるとかさばり手軽ではない。

ワープロソフトとの比較

  • 図や絵を簡単に描くことができる。
  • 文字をひたすら入力する場合は遅い(ただし、Windows Journalでもキーボード入力は可能)。
  • レイアウトは非常に自由にできる。
  • 書類用などとしてきれいに入力することは困難。

なお、Microsoft Wordなど、ペンによる入力に対応したワープロソフトもある。

開発終了[編集]

2016年7月時点で、Windows Journalは登場以来目立った更新が行われていないものの、Windowsの新バージョンの開発にあたって互換性のテストが行われ、2016年5月にもセキュリティホールへのパッチが行われた[1]Windows 10においてWindows JournalはJuly 2015リリースおよびNovember Updateで利用可能であるが、Summer 2016 "Anniversary Update" では削除された[2]。そのほとんどの機能はOneNoteで利用可能であり、より堅牢で、Windows 10に統合され、頻繁に更新されている。OneNoteはJNTファイルをサポートしていないが、マイクロソフトはジャーナルファイルをOneNoteファイルに変換するツールを提供している[3]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ May 2016 – Microsoft Patch Tuesday”. GFI Software (2016年5月12日). 2016年7月8日閲覧。
  2. ^ Sticky Notes updated for preview users - MSPoweruser”. MSPoweruser (2016年5月5日). 2016年7月9日閲覧。
  3. ^ Journal to OneNote Importer - OneNote Testing”. Microsoft (2007年12月21日). 2016年7月9日閲覧。