Windows Live Mail

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Windows Live Mail
開発元 マイクロソフト
最新版 Version 2012 / 2012年8月7日(4年前) (2012-08-07
対応OS Microsoft Windows
種別 電子メールクライアント
ライセンス プロプライエタリ
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Windows Live Mail(ウィンドウズ ライブ メール)とは、マイクロソフト電子メールおよびニュースグループ送受信用クライアントソフトウェア電子メールクライアント)である。

概要[編集]

Windows Essentialsに含まれているアプリケーションのひとつである。

Windows Live Mail は複数の電子メールアカウントを管理できるようにしたものであり、特徴としてオンライン・メールの利用やオフラインの状態でも利用できるようになっている。Windows Live Mail はOutlook ExpressWindows Mailの後継という位置づけでWindows Mailと同じチームによって開発されている。

開発中はWindows Live Mail desktopと呼ばれていた[1]。2007年5月7日、それまでの名称 Windows Live Mail desktop から Windows Live Mail への変更が開発元のブログ上で発表された[2][3]

機能[編集]

Windows Live Mail は以下の機能を持っている。

  • タイトルバーはWindows Vista · Windows 7 のようなデザイン
  • オフラインでも電子メールの管理が可能
  • 複数の電子メールアカウントを1つで管理
  • フォトメール、デジタル写真の共有
  • RSS フィードの購読や管理
  • 電子メールをすばやく検索
  • メッセージを簡単に、Windows Live Spacesに投稿できる
  • Windows Live MessengerWindows Live Writerとの連動
  • 画像付きのメール作成
  • Webメールへの対応(Windows Live Hotmail、Gmail/Google Mail、Yahoo! メール)
  • Outlookのようなマルチラインメッセージリスト
  • Emoticons (IM に用いられる感情表現のアニメーション)
  • スペルチェック
  • 異なるPOPアカウントの為の別々のインボックスフォルダ

バージョン[編集]

Version 2008 (Build 12.0)
2007年11月6日(アメリカ時間)に正式版としてリリース[4]
2007年11月8日、日本においても「Windows Live おすすめパック」のひとつとして発表される[5]
Version 2009 (Build 14.0)
2009年1月7日(アメリカ時間)に「Windows Live おすすめパック」のバージョンアップとしてリリース[6]
対応OSは、Windows XP/Windows Vista/Windows 7/Windows Server 2008である。
Windows XPがサポートされる最後のバージョンとなった。
カレンダー機能が追加され、Windows live カレンダーとの連携が可能となった。また、ツールバーにアイコンがないインターフェースとなった。
Version 2011 (Build 15.4)
2010年9月30日(アメリカ時間)、Windows Live Essentials 2011としてリリース[7]
対応OSは、Windows Vista/Windows 7/Windows Server 2008である。
Windows Vistaがサポートされる最後のバージョンとなった。
リボンインターフェースが採用された。
Version 2012 (Build 16.4)
2012年8月7日、Windows Essentials 2012としてリリース[8]
対応OSは、Windows 7/Windows 8/Windows Server 2008 R2である。
Windows 10は2016年6月3日現在、動作サポート外である。
2016年5月5日、同年6月30日をもってこのアプリケーションからOutlook.comのメール送受信が不可能になることを発表した。

利用上の注意[編集]

OAuth 2.0に非対応

本ソフトはOAuth 2.0方式の認証に対応していない。Gmailなどでは2014年頃からOAuth 2.0での認証を必須としているため、通常は利用することができない。推奨されていないが、Gmail側で「安全性の低いアプリの許可」を有効にすることで利用することはできる[9]

文字コードの指定

本ソフトを利用してメール送信する際に、「-」(全角ハイフン、減算記号、JIS16進コード:「215d」)などを含んでいると、既定のエンコードを日本語(JIS)にしていてもUnicode(UTF-8)で送信されてしまう。これにより、受信する側のメールクライアントがUnicode(UTF-8)のメールに十分に対応していない場合には、正しく表示できない、表示上は問題ないが印刷する際に文字化けする、などの問題が発生する可能性がある。

マイクロソフト社は画像や絵文字を本文中に含む場合は「-」「~」等の文字を含めないよう送信者側で注意するようにアナウンスしている[10]

この問題は、2010年10月25日に利用者からマイクロソフト社のコミュニティサイトで報告された。同年10月26日、マイクロソフト社は「この問題に対して調査を開始している」旨の回答を公表した[11][リンク切れ]。2012年8月27日、この問題はVersion2012でも改善されていないことを公表した[12]

メッセージの日付指定で検索

バージョン2011では、「メッセージの検索」の条件のうち、日付「以前に受信したメッセージ」で検索を行うと、日付以降のメッセージが検索結果として表示される。

マイクロソフト社は自社のコミュニティサイトにて「今後のバージョンアップでの改善を目指して、担当部署にて対応中」と回答を公表している。[13]

ユーザ間のコミュニティでは、バージョン2012でも同様の現象の指摘や、「以後」の検索結果にフラグを付けてから「フラグなし」を検索すれば期待した結果が得られるとの回避策の提案がなされている。[14]

振り分け設定

受信したメールの差出人に表示名が設定されていると、そのメールを差出人メールアドレスで振り分けることはできない。メッセージルールは表示名を振り分け条件として設定する必要がある[15]

脚注[編集]

  1. ^ 窓の杜 - 【NEWS】MS、次期メールソフト「Windows Live Mail desktop」最新β版の日本語版を公開
  2. ^ Outlook Expressの後継となる「Windows Live Mail Beta」リリース
  3. ^ Announcing the Upcoming Windows Live Mail!
  4. ^ Windows Live Mail v1 is released!
  5. ^ マイクロソフト、“新世代”の「Windows Live」サービス正式版
  6. ^ 窓の杜 - 【NEWS】メールと連携できるカレンダー機能が追加された「Windows Live メール」最新版
  7. ^ 米Microsoft、無償ソフト集「Windows Live Essentials 2011」を正式公開 - 窓の杜
  8. ^ 「Windows Essential 2012」が公開、新しい「Photo Gallery」「Movie Maker」を同梱 - 窓の杜
  9. ^ Tech TIPS:メーラーからGmailへの接続時に認証(パスワード)のエラーが生じる場合の対処方法 (1/2) - @IT
  10. ^ Windows Live メール 2011 で受信したメールを印刷すると文字化けする - マイクロソフト コミュニティ
  11. ^ 「-」(減算記号)を含むメールを送信するとcharset="utf-8"になってしまう”. Windows Live Solution Center (2011年). 2011年7月27日閲覧。
  12. ^ windows live mail の文字化けは修正されたのでしょうか。 - マイクロソフト コミュニティ
  13. ^ 日時検索が出来ない。何日以前や何日以降に受信したメールを抽出出来ない。 - マイクロソフト コミュニティ
  14. ^ WindowsLiveMail Version 2012 (Build - マイクロソフト コミュニティ
  15. ^ Windows Live メールでメッセージ ルールを組む | Microsoft Online Services 検証の館

外部リンク[編集]