Windows Defender

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Windows Defender
Microsoft Windows コンポーネント
詳細
種別 アンチマルウェア
標準提供 Windows Vista 以降
追加提供 Windows XP
Windows Server 2003
サービス名 WinDefend
正式名称 Windows Defender
Windows Defender
開発元 マイクロソフト
最新版 4.11.15063.0 (Windows 10)
4.5.218.0 (Windows 8.1)
4.5.213.0 (Windows 8)
6.1.7600.0 (Windows 7)
1.1.1600 (Windows Vista)
1.1.1593 (Windows XP / Windows Server 2003)
対応OS Windows XP Service Pack 2 以降
または、Windows Server 2003 Service Pack 1 以降
種別 アンチスパイウェア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト https://www.microsoft.com/en-us/windows/windows-defender/
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Windows Defender(ウィンドウズ ディフェンダー)とは、マイクロソフトが開発をしているマルウェア対策ソフトウェア及びアンチウイルスソフトウェアで、Windows VistaからすべてのWindowsプリインストールされている。また、Windows XPWindows Server 2003にも追加提供された。

歴史[編集]

Windows Defenderはマイクロソフトが2004年12月17日に買収を発表した GIANT Company SoftwareGIANT AntiSpywareを基に開発したものである。 もともとのGIANT AntiSpywareはWindows 9xをサポートしたが、Windows Defenderではサポートしていない。しかし、GIANT Company SoftwareとパートナーであったSunbelt Softwareは同じエンジンを搭載したCounterspyと呼ばれる製品を販売しており、これはWindows 9xでの使用をサポートしている。

Beta[編集]

Beta 1は2005年1月7日にMicrosoft AntiSpywareという名前でリリースされた。機能はGIANT AntiSpywareとあまり変わらず、基本的にユーザインタフェースが変更されただけのものである。インストールするためにはWindows Genuine Advantage (WGA) の確認を必要とする。 Beta 2から名前が「Windows Defender」と改名され(日本では「Windows 防御ツール」とされたが、後に「Windows Defender」となった)、2006年2月14日にリリースされた。 Beta 1とは比較にならないほどのさまざまな変更が行われた。 エンジンはC++で書き直された(GIANT AntiSpywareはVisual Basic言語で書かれていた)。 また、Beta 2では Windows サービスとして動作するように変更することにより、ユーザーがログインしていない時でもコンピュータを保護できるようになった。Beta 2ではGIANT AntiSpywareより多くのエントリーを保護できるようになった。さらに、Beta 2ではBeta 1に比べて直観的なインタフェースとなった。Beta 2でもWGAの確認を必要とする。マイクロソフトは後にドイツ語版と日本語版をリリースした。 なお、Beta版の時点ではWindows 2000はサポートされていた。

正式版[編集]

2006年10月25日に英語版が正式公開され、2006年11月10日に日本語版が正式公開された。多少の猶予期間を経た後、それまでの版はデジタル証明書の有効期限切れとして使えなくなり、アップデート適用が必須となった。マイクロソフトはWindows Defenderの正式版がWindows XP、Windows Server 2003をサポートすると発表した。

ブランド化[編集]

日本マイクロソフト株式会社はWindows 10 ver.1709 (Fall Creators Update) に合わせて行われた法人向け説明会の場でそれまでのアンチウイルスソフトとしての「Windows Defender」を「Windows Defenderウイルス対策」と改め、「Windows Defender」の名称をセキュリティ対策全般のブランド名として使用すると発表した[1][2]

Windows Defender Offline[編集]

Microsoft Standalone System Sweeperという製品の後継として、ブータブルCD/DVD、またはUSBフラッシュドライブにマルウェア駆除用のシステムをインストールし、Windows起動中に検出や削除ができないマルウェアに対処するために提供されている。Microsoft Security Essentialsと同じエンジンが組み込まれている。定義ファイルはネットワークに接続することができるならば更新することができるが、CD/DVDの場合は更新することができない。マイクロソフトは以前作成したCD/DVDのWindows Defender Offlineのディスクの再利用を推奨していない。

Windows10 Anniversary Updateでは設定アプリから直接実行できるようになった。

Windows Vista仕様の機能[編集]

リアルタイム保護[編集]

Windows Defenderのリアルタイム保護機能はオプションで以下の機能がある。

自動的に起動
Windows起動時にモニタプログラムを動作させることが出来る。
システムの構成(設定)
Windowsの構成(設定)をモニタする。
Internet Explorerのアドオン
Internet Explorer (IE) 起動時にIEのアドオンをモニタする。
Internet Explorerの構成(設定)
IEの構成(設定)をモニタする。
Internet Explorerのダウンロード
IE でダウンロードするプログラムやファイルをモニタする。
サービスとドライバ
各サービスやドライバをモニタする。
アプリケーションの実行
アプリケーション起動時や実行時にアプリケーションをモニタする。
アプリケーションの登録
WindowsやWindowsにアプリケーションを登録するプログラムやファイルをモニタする。
Windowsのアドオン
Windowsのアドオンモニタープログラム(別名: ソフトウェアユーティリティ)。

ソフトウェア エクスプローラ[編集]

ソフトウェア エクスプローラはスタートアッププログラムや現在起動しているプログラム、ネットワークに接続しているプログラム、Winsockプログラムを表示出来るWindows Defenderの一部。

Windows 8仕様の機能[編集]

Windows 8からMicrosoft Security Essentialsと同等のアンチウイルス機能が含まれ[3]、それ以外の機能もWindows Vistaまでの仕様からMicrosoft Security Essentialsと同等のものになった[3]

Windows 10仕様の機能[編集]

Windows 10 ver.1607 (Aniversary Update) まで従来通りのユーザインタフェースとなっているが設定機能はWindowsの設定に移された。

Windows 10 ver.1607からWindows起動時に検索できるWindows Defender Offline機能の追加、スキャン結果がアクション センターに通知されるなどの機能が追加された[4]

Windows 10 ver.1703 (Creators Update) ではWindows Defenderは大幅にリニューアルされてアプリがUWPアプリとなり、名称が「Windows Defender セキュリティセンター」となった。

Windows 10 ver.1709 (Fall Creators Update) では、Windows Defender Exploit Guard(およびそのサブセットのWindows Defender Exploit protection)として、Enhanced Mitigation Experience Toolkit (EMET) として提供してきた機能が統合されている。

脚注[編集]

外部リンク[編集]