MF文庫Jライトノベル新人賞

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MF文庫Jライトノベル新人賞(エムエフぶんこジェイ ライトノベルしんじんしょう)は、KADOKAWAの社内ブランド・メディアファクトリーが主催する日本の公募新人文学賞である。

概要[編集]

3ヵ月単位で年4回の予備審査を行い、通年で最優秀賞を決定する(該当作品無しの場合もある)。佳作以上の作品は同ブランドのライトノベル文庫レーベル・MF文庫Jからの刊行が確約される。

なお、第13回より応募要項が一部改訂され、最優秀賞該当作が特に抜きんでて優れていると認定された場合、最優秀賞に代わって大賞が授与されるようになった。

さらに、各期の予備審査で惜しくも佳作には選出されなかったものの、「光る才能がある」と認められた作品の応募者について認定し、決定後3ヶ月間に限り毎月2万円を活動支援費として進呈するチャレンジ賞が追加されている。チャレンジ賞の認定条件は、

  1. 投稿作が三次選考を通過している
  2. 過去一度もチャレンジ賞を獲得したことがない
  3. 認定時点で、他レーベルでの受賞・デビュー経験がない
  4. 当人にデビューに向かって努力する強い意志がある

となっている。

賞金・商品は大賞が正賞の楯と副賞300万円、最優秀賞が同100万円、優秀賞は同50万円、佳作は同10万円、チャレンジ賞は同6万円(但し毎月2万円×3カ月。各期最大1名が受賞し、選出されない場合もある)。第4回までは最優秀賞受賞者が出なかったが、第5回以降は最終審査の得点で第1位を最優秀賞・第2位を優秀賞とする方式に変更され、原則として最優秀賞を出すようになっている。

創設された当時としては珍しく投稿者全員に評価シートが送付され、現在も行われている。

選考委員[編集]

第0回(2004年) - 第3回(2007年
冲方丁桑島由一榊一郎清水マリコ・MF文庫J編集部
第4回(2008年) - 第5回(2009年
桑島由一・清水マリコ・ヤマグチノボル・MF文庫J編集部
第6回(2010年
日日日築地俊彦西野かつみ三浦勇雄・ヤマグチノボル・MF文庫J編集部
第7回(2011年) - 第8回(2012年
日日日・西野かつみ・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
第9回(2013年) - 第10回(2014年
あさのハジメさがら総・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
第11回(2015年
さがら総・志瑞祐・三浦勇雄・MF文庫J編集部・映像事業部
第12回(2016年) - 第13回(2017年
さがら総・志瑞祐・三浦勇雄・MF文庫J編集部
第14回(2018年) -
さがら総、志瑞祐、鈴木大輔、三浦勇雄、MF文庫J編集部

入賞作品一覧[編集]

後にシリーズ化された作品については、受賞作(第1巻)の刊行時サブタイトルは割愛している場合がある。また、最終選考者中でデビューした作家については本表より割愛している。

回数 タイトル
(刊行時表題)
著者
(刊行時筆名
第0回[1]
2004年
優秀賞 ホーンテッド! 平坂読
佳作 世界最大のこびと 羽田奈緒子
第1回[2]
2005年
優秀賞 自己中戦艦2年3組
青葉くんとウチュウ・ジン
秋鳴
松野秋鳴
佳作 ネクラ少女は黒魔法で恋をする 熊谷雅人
彼女はこん、とかわいく咳をして
かのこん
名波薫2号
西野かつみ
ゴーレム×ガールズ 大凹友数
編集長
特別賞
蟲と眼球とテディベア 日日日
審査員
特別賞
ロックスミス! カルナの冒険
魔法鍵師カルナの冒険
月見草平
クリスマス上等。 三浦勇雄
どっちがネットアイドル?
彼女はミサイル
周藤氷努
須堂項
第2回
2006年
優秀賞 暗闇にヤギをさがして
暗闇にヤギを探して
穂史賀雅也
佳作 神様のおきにいり 岡崎新之助
内山靖二郎
World's tale 〜a girl meets the boy〜
悠久展望台のカイ
矢塚
早矢塚かつや
第3回
2007年
優秀賞 地方都市伝説大全
ギャルゴ!!!!!
安宅代智
比嘉智康
アストロノト! 赤松中学
佳作 魔女ルミカの赤い糸 田口一
ヒトカケラ 星家なこ
地を駆ける虹 七位連一
第4回
2008年
優秀賞 ベネズエラ・ビター・マイ・スウィート 森田季節
審査員
特別賞
ミサキの一発逆転! 悠レイ
石川ユウヤ
二人で始める世界征服 岡崎登
おかざき登
佳作 この広い世界に二人ぼっち 磯葉哲
葉村哲
やってきたよ、ドルイドさん! 志瑞祐麒
志瑞祐
不機嫌な悪魔とおしゃべりなカラスと
ナインの契約書
二階堂紘史
二階堂紘嗣
ジャンクパーツ
ぴにおん!
樋口モグラ
樋口司
第5回
2009年
最優秀賞 まよチキ! 〜迷える執事とチキンな俺と〜
まよチキ!
あさのハジメ
優秀賞 ゴミ箱から失礼いたします 岩波零
審査員
特別賞
新世紀ガクエンヤクザ!
ごくペン!
三原みつき
佳作 リトルリトル☆トライアングル
オトコを見せてよ倉田くん!
斉藤真也
One-seventh Dragon Princess
竜王女は天に舞う
北元あきの
プシュケープリンセス 刈野ミカタ
ローズウィザーズ
ラグナ・クラウン
三門鉄狼
第6回
2010年
最優秀賞 変態王子と笑わない猫
変態王子と笑わない猫。
天出だめ
さがら総
優秀賞 食神
喰 -kuu-
やすだ柿
内田俊[3]
佳作 吼え起つ龍は高らかに
ドラゴンブラッド
無一
伊上円
魔法少女☆仮免許 冬木冬樹
狐の百物語
ふぉっくすている?
憑いている!
つきツキ!
後藤祐迅
ハチカヅキ!
社会的には死んでも君を!
壱日千次
第7回
2011年
最優秀賞 豚は飛んでもただの豚? 猫飯美味し
涼木行
優秀賞 ようかい遊ビ!
Tとパンツとイイ話
木村大志
本村大志
審査員
特別賞
正捕手の篠原さん 千羽カモメ
佳作 オーバーイメージ
永藤
遊佐真弘
キミはぼっちじゃない!
こいわいハム
小岩井蓮二
第8回
2012年
最優秀賞 白銀新生ゼストマーグ
白銀の救世機
天埜冬景
優秀賞 失敗禁止っ! 彼女のヒミツは漏らせない!
失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない!
真崎まさむね
審査員
特別賞
ディヴァースワールズ・クライシス
ディバースワールズ・クライシス
方玖舞文
九條斥
テンサウザンドの節約術師
スリーピング・ストレーガ 転入少女の魔術戦略
真野真央
ハイスペック・ハイスクール[4] 緋奈川イド
佳作 オカッパニカッパ
瑠璃色にボケた日常
伊達康
お願いだからあと五分!
お願いだから、あと五分!
境京亮
地球唯一の男
忘却の軍神と装甲戦姫
ノベロイド二等兵
鏡銀鉢
ドリーミー・ドリーマー 中島三四郎
弥生志郎
脱がせません
風に舞う鎧姫
肉Q
小山タケル
万能による無能のための狂想曲
森羅万象を統べる者
水月紗鳥
第9回
2013年
最優秀賞 人間と魔物がいる世界
MONSTER DAYS
そぼろそぼろ
扇友太
優秀賞 パンツ・ミーツ・ガール
ストライプ・ザ・パンツァー
為三
審査員
特別賞
穢れ聖者のエク・セ・レスタ 新見聖
佳作 サイコロの裏
ダイス・マカブル 〜definitional random field〜
草木野鎖
シンクロ・インフィニティ――Synchro ∞――
仮想領域のエリュシオン
上智一麻
猫耳天使と恋するリンゴ 花間燈
第10回
2014年
最優秀賞 Yの紋章師 越智文比古
優秀賞 阿頼耶識冥清の非日常
逃奏劇リアクターズ
塀流通留
審査員
特別賞
救われる世界と生贄少女の変なカミサマ 〜でも、願いはちゃんと叶えてくれます〜
イケニエハッピートリガー
未味なり太
佳作 底辺かける高嶺の花
ひとりで生きるもん!
鎌倉となり
暁雪
第11回
2015年
最優秀賞 白盾騎士団・営業部
ギルド〈白き盾〉の夜明譚
方波見咲
優秀賞 ざるそば(かわいい) つちせ八十五
つちせ八十八
審査員
特別賞
『レストラン・フォリオーズ』の歪な業務記録
俺と魔物の異世界レストラン
落合祐輔
佳作 球形世界の定戯式士
天牢都市〈セフィロト〉
秋月コウ
秋月煌介
ダメ魔騎士の英雄道
ダメ魔騎士の英雄煌路ヘルトシュトラッセ
和白
藤木わしろ
第12回
2016年
最優秀賞 テクノマギア・モンスターズ!
境域のアルスマグナ あかの龍王と恋する蛇女神ラミア
えどたろう
絵戸太郎
優秀賞 半分クマの俺は、ハチミツの汗を掻く少女を見つけました。
くずクマさんとハチミツJK
烏川さいか
佳作 イノセント・ヴォルフ
天使と鴉のプレセピオ -人狼×討伐のメソッドI-
笹倉モル
斜守モル
第13回
2017年
最優秀賞 僕の知らないラブコメ くそたわけ
樫本燕
優秀賞 絶カノ(甘口)
絶対彼女作らせるガール!
銀乃英介
まほろ勇太
審査員
特別賞
ポンコツ勇者の立身出世
ポンコツ勇者の下剋上
藤川恵蔵
好感度100から始まる毒舌美少女攻略ライフ
あまのじゃくな氷室さん 好感度100%から始める毒舌女子の落としかた
零国祥人
広ノ祥人
佳作 幼女探し
せんせーのおよめさんになりたいおんなのこはみーんな16さいだよっ?
青空雲
さくらいたろう
AI少女と同期した俺のクソゲー攻略ログ
クロス・コネクト あるいは垂水夕凪の入れ替わり完全ゲーム攻略
久追遥希
第14回
2018年
最優秀賞 人形剣士〈ドールブレイブ〉の二人旅 林若葉
優秀賞 ウェルニッケの夢匣 春楡遥
審査員
特別賞
バンドしようよ! 〜なぜか男装ビジュアル系〜 ムカイ
佳作 ラブコメの神様のせいで俺のラブコメは進まない hiro

脚注[編集]

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  1. ^ 2004年7月の新人賞創設以前に編集部へ投稿された作品が対象。
  2. ^ この回だけ「編集長特別賞」が存在するのは、賞の選考途中に日日日が『ちーちゃんは悠久の向こう』(新風舎)で作家デビューしたため、応募規定(「他社でデビュー経験のない新人に限る」)から外れてしまうことに対する特別措置である。
  3. ^ 第1回スクウェア・エニックスライトノベル大賞(入選)・第2回メガミノベル大賞(金賞)と同時受賞だが、刊行順は本作が最初であった。
  4. ^ 作者より刊行を辞退したい旨の申し入れがありました。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]