鴨居上飯田線

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鴨居上飯田線(かもいかみいいだせん)は、神奈川県横浜市における都市計画道路都筑区池辺町を起点として旭区二俣川を通り、泉区上飯田町の境川大和市境)手前までを結ぶ。全線開通時の延長は約13kmである。同市の「3環状10放射道路」を補完するために計画された[1]

都市計画法に基づく名称は「横浜国際港都建設計画道路3・4・12号鴨居上飯田線」。

路線データ[編集]

路線概要[編集]

鴨居七丁目の整備終了地点
(2014年7月撮影)

起点側は都筑区佐江戸町山王前交差点神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線中原街道)と接続しており、同区池辺町出崎橋交差点から緑区鴨居鴨居五丁目交差点付近まで整備が完了している(鴨池大橋を含む)[1][2]。同交差点付近では同じく都市計画道路の山下長津田線と接続し、鴨居七丁目までは一応道が続いている。以降、未整備区間(横浜市道鴨居第357号線)となっているが、新井小学校付近から旭プール入口交差点までは細い道が続いており、同交差点から国道16号に接続する下白根交差点までは整備が完了している。その後、旭区さちが丘までは再び未整備および後述の事業中区間が続くが、同区本宿町付近では同じく都市計画道路の保土ケ谷二俣川線(3・6・5号/事業中保土ヶ谷バイパス南本宿IC方面に至る)と接続する計画となっている[3][4]

現在、本宿町〜さちが丘区間において整備事業が進行中である。詳細は後節「#本宿・二俣川地区〜さちが丘地区」を参照。

桃源台交差点(右が本線直進方向、左は中田さちが丘線終点)

さちが丘以降の終点側は都市計画道路の中田さちが丘線[5][6]と接続する桃源台交差点酒のツカサ)付近まで細い道が続き(この区間は現道の拡張および直線に整備予定)、同交差点付近から阿久和交差点付近までは整備が完了している。この交差点で神奈川県道401号瀬谷柏尾線および402号阿久和鎌倉線(かまくらみち)に接続し、その後は環状4号線と接続する日向山団地中央交差点を通り、泉区上飯田町の境川手前まで一応の道が続いている。なお、将来的には境川を渡って大和市側まで接続、更に延伸する計画もある[4]

2008年平成20年)5月に横浜市道路局より公表された「都市計画道路網の見直しの素案」[7]を踏まえて、2016年(平成28年)3月には「優先整備路線の改定版」が公表された[8]。これによると、本線は全区間が計画存続(2020年度頃あるいは2025年度頃までに優先的に事業着手)となっていることから、現在事業が進行中の「本宿・二俣川地区〜さちが丘地区」に続いて、その他の区間でも順次事業着手していくものと思われる。

通過する自治体[編集]

接続路線[編集]

沿線構造物[編集]

整備計画[編集]

本事業および二俣川駅南口地区の再開発に伴い、二俣川駅前にあった写真の建物(二宮ビル)は既に解体されている(2012年2月撮影)

本宿・二俣川地区〜さちが丘地区[編集]

  • 事業期間(予定):1988年昭和63年)度〜2022年(平成34年)度 [注 1]
  • 区間:旭区本宿町〜さちが丘
  • 延長:約1.6km(本宿地区除く)

相鉄線とJRおよび東横相互直通線の開通に合わせて二俣川駅南口エリアの再開発(詳細は「二俣川駅#南口エリアの再開発」を参照)が行われるが、鴨居上飯田線も同駅南口付近の地下を通るため一体整備を行う計画である[10](地下のトンネルの工期は2019年3月までの予定)。現在は本宿地区側とさちが丘地区側の双方で整備事業が進行中である。この区間の開通により前述の保土ケ谷二俣川線および保土ヶ谷バイパス南本宿IC)、中田さちが丘線との接続強化、さらに二俣川駅南口エリアへのアクセス向上が期待できる[9]

事業地の状況

本線内の整備計画のうち、本宿地区(保土ケ谷二俣川線との接続地点より約100mの区間)、本宿・二俣川地区(約1270m)、さちが丘地区(約360m)で整備が進められている。以下ではこれらの地区についてはひとまとめとし、事業区間内における各地点の特徴を解説する。

1. 本宿町(開始地点)〔MAP〕〜保土ヶ谷バイパス高架下〔MAP〕

本事業におけるスタート地点では、都市計画道路の保土ケ谷二俣川線と接続(交差)している。なお、この路線は保土ヶ谷バイパス(南本宿IC)へのメインアクセスとなるため、本線と平行して整備が進められている[3]。本線はそのまま直進して保土ヶ谷バイパスの高架下を通り、二俣川駅方面に向かう。

2. 二俣川駅北東側地点(同駅地下を通るトンネルの開口予定地)〔MAP〕

二俣川駅南口交通広場(旧・南口バスターミナル)より北東側に下った地点にあたり、現在は同駅最寄の踏切である鶴ヶ峰10号踏切[11]からの道路と左近山方面からの道路が交差している。本線は二俣川駅南口エリアの地下を通ることとなるため、この地点付近では大規模な工事を行い、本線のトンネルおよび左近山方面に向かう接続道路、トンネルにより現状の道路が使用できなくなることから新たに二俣川駅南口の交通広場に接続する道路が造られる計画となっている。

着工前の状況(2014年5月)
一部着工後の状況(2017年5月)
3. 二俣川駅南西側地点(トンネル出口予定地)〔MAP〕〜さちが丘(終了地点)〔MAP〕

本線はトンネルを抜けて少し行くと既存のバス通り(横浜市道四季美台第432号線/相鉄バス旭18二俣川駅〜希望ヶ丘間)〔MAP〕と交差し、最終的には本事業における終了地点にてこのバス通り(横浜市道四季美台第367号線)と合流する計画となっている。なお将来的には本線は更に直進して、桃源台交差点付近まで広い道路の整備が計画されている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 2015年(平成27年)度末には、それまで同年度中としてきた事業期間の期限より7年延長された[9]

出典[編集]

  1. ^ a b 鴨居上飯田線 (鴨居・鴨居第2地区) の開通による整備効果について (PDF) (横浜市道路局 平成20年 (2008年) 11月6日)
  2. ^ 鴨居上飯田線(鴨居・鴨居第2地区)(横浜市道路局)
  3. ^ a b 保土ケ谷二俣川線(本宿地区)(横浜市道路局)
  4. ^ a b 鴨居上飯田線(通信用語の基礎知識)
  5. ^ 中田さちが丘線(岡津地区)(横浜市道路局)
  6. ^ 中田さちが丘線(通信用語の基礎知識)
  7. ^ 都市計画道路網の見直しの素案(平成20年5月公表)(横浜市道路局) ※この中で、本線については主に「旭区の図面ページ」を参照
  8. ^ 都市計画道路の優先整備路線について(平成28年3月版)(横浜市道路局) ※この中で、本線については「旭区の図面ファイル (PDF) 」(大部分を占める)と「緑区の図面ファイル (PDF) 」(一部のみ)を参照
  9. ^ a b 鴨居上飯田線(本宿・二俣川地区)(横浜市道路局)
  10. ^ 二俣川駅南口地区における第一種市街地再開発事業の決定等について(説明会)市街地再開発事業の概要について (PDF) 」(横浜市建築局 2011年3月24日開催)
  11. ^ 鶴ヶ峰 10 号踏切道 (横浜市)Wikimapia
  12. ^ 二俣川駅南口周辺まちづくりニュース 第4号 (PDF) (二俣川駅南口地区連絡調整協議会 2017年3月発行)

参考文献・資料[編集]

外部リンク[編集]