非部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年3月31日 (日) 13:13個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 4 件をウィキデータ上の (d:Q245259 に転記))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

康熙字典 214 部首
青部 非部 面部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

非部(ひぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では175番目に置かれる(8画の9番目、戌集の9番目)。

「非」字は違反や過失を意味する。その字形は背き合っている鳥の両翼の形に象り、「」字から下部の両翼部分だけを抜き出したものである。引伸して非難することを意味する。また述語の前で打消しの副詞として用いられる(和訓では「( - に)あらず」という動詞+助動詞という特殊な読み方をする)。

偏旁の意符としては背くことに関することを示すと思われるが多くはなく、もっぱら「悲」や「排」のようなヒやハイといった音を表す声符として使われている。

非部は上記のような意符を構成要素にもつ漢字を収める。

部首の通称

  • 日本:あらず
  • 韓国:아닐비부(anil bi bu、あらずの非部)
  • 英米:Radical wrong

部首字

例字

    • 7:靠、11:靡