長良橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
長良橋
長良橋と金華山
長良橋と金華山(2007年8月)
基本情報
日本の旗 日本
所在地 岐阜県岐阜市
交差物件 長良川
座標 北緯35度26分22.2秒 東経136度46分24.4秒 / 北緯35.439500度 東経136.773444度 / 35.439500; 136.773444
構造諸元
形式 5径間連続鈑桁橋
材料
全長 272.0m
18.0m
最大支間長 67.08m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示
国道256号標識

長良橋(ながらばし)は、岐阜県岐阜市長良川に架かる、国道256号の橋。金華山、長良川、長良川鵜飼とセットにされる岐阜市を代表するシンボル的な橋である。1874年明治7年)に架けられた当時の名前は明七橋

概要[編集]

旧橋の諸元[編集]

『岐阜県統計書』各巻(明治19年、明治42年、昭和15年)、『本邦道路橋輯覧』第1輯「構橋之部」を参照。

初代[編集]

  • 橋梁形式:舟橋+木橋(有料橋)
  • 供用:1874年(明治7年)

2代目[編集]

  • 橋梁形式:木桁橋(長良橋梁社による有料橋)
  • 供用:1884年(明治17年)5月
  • 延長:1582(約287.9m)
  • 幅員:2間1尺(約3.94m)
  • 経費:9,500円

3代目[編集]

  • 橋梁形式:木製トラス橋
  • 供用:1901年(明治34年)
  • 延長:150.36間(約273.6m)
  • 幅員:2.30間(約4.24m)
  • 径間数:9径間
  • 経費:31,524円

4代目[編集]

  • 橋梁形式:ブラット型カーブドコードトラス橋(鋼鉄製曲弦トラス橋)
  • 橋床形式:板張(
  • 供用:1915年大正4年)
  • 延長:275.8m
  • 幅員:8.42m
  • 径間数:5径間
  • 支間長:176尺(約53.33m)
  • 鋼重:675トン
  • 経費:17万7134円[2]
  • 工事年度:1913年度(大正2年度) - 1915年度(大正4年度)

歴史[編集]

明七橋(明治7年頃)
  • 1874年(明治7年):この場所にはじめて橋が架けられる。木造で南岸から途中までしか橋は無く、途中から北岸までは船を12艘つないだ上に木板を渡した舟橋だった。当時の名前は明治7年に作られたため明七橋と名付けられた。民営だったため通行料が徴収されていた。
  • 1884年(明治17年):長良橋(2代目)が北岸までつながる。
  • 1891年(明治24年)10月28日:濃尾地震が発生し、橋が被災する。
  • 1901年(明治34年):県費で長良橋(3代目)が架けられる。通行料が無料となる。
  • 1915年(大正4年):長良橋(4代目)が開通。路面電車を通すために初めて鋼鉄製の下路トラス橋を建設。英国製の鋼材を使用した最新式の橋だったが床は木製(檜)。長良橋(4代目)は現在の長良橋のすぐ上流にあった。
  • 1915年(大正4年)11月20日:鉄道供用橋となり美濃電気軌道市内線(後の名古屋鉄道岐阜市内線、通称長良線)長良橋駅 - 長良北町駅間が単線で開通。
  • 1954年(昭和29年)12月:長良橋(5代目)が開通。
  • 1956年(昭和31年)11月:岐阜市内線が長良橋(4代目)より移設。軌道は長良橋の東端に設置。
  • 1957年(昭和32年)3月31日:長良橋駅 - 長良北町駅間の複線化完成。
  • 1973年(昭和48年)7月22日 - 12月20日:長良橋駅 - 長良北町駅間を営業休止し、軌道を橋上中央に移設する工事が行なわれる。
  • 1988年(昭和63年)4月1日:岐阜市内線徹明町駅 - 長良北町駅間営業廃止。長良橋は自動車・歩行者用橋梁となる。

特徴[編集]

花火大会[編集]

例年7月の最終土曜日に、全国選抜長良川中日花火大会中日新聞社主催)が長良橋下流にて開催される。

例年8月の第一土曜日に、長良川全国花火大会岐阜新聞岐阜放送主催)が長良橋下流にて開催される。

その他[編集]

長良橋上流の長良川河畔で行われている鵜飼い

長良橋上流の長良川河畔では、日本で唯一の宮内庁式部職による長良川鵜飼が行われている。

夜間は景観アップのためライトアップされているが、長良川鵜飼開催の時間帯は消灯されている。

歴史の項で述べた通り、かつては名鉄岐阜市内線との鉄道道路併用橋であった。

JR岐阜駅を起点とし長良橋を経由した長良地区までの国道157号国道256号の総称を「長良橋通り」という。

長良橋の架かる長良川は天井川のため、度々洪水に見舞われる。そのため長良橋両岸の道路部分には長良橋陸閘が設置され、増水時には閉じて洪水が市街地へ流入するのを防ぐ様になっている。通常時には陸閘は開けてあり国道256号として供用されている。

長良橋南詰には「鵜匠の像」があり、鵜飼観光客の記念撮影スポットとなっている。

長良橋南詰の鵜飼船乗り場前には五木ひろしの「長良川艶歌」がTBSの「ザ・ベストテン」で「12年間ベストテン第1位」を獲得した時の記念碑があり歌詞が彫ってある。

岐阜公園にある三重塔には旧長良橋の古材が使われている。

画像[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 平井敦「最近のわが国の鋼橋について」『土木学会誌』第39巻12号、71頁、1954年(昭和29年)12月
  2. ^ 内務省土木試験所編『本邦道路橋輯覧』では橋梁総工費は18万7184円となっている。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]