足部

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𧾷
康熙字典 214 部首
走部 足部 身部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

足部(そくぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では157番目に置かれる(7画の11番目、酉集の11番目)。

「足」字は広義では人体のおける下肢の総称であり、狭義ではその踝以下の部分を指す。「口」部分は膝下、「」は足の形に象っており、全体で膝から足先までを象っている。引伸して動物の足、容器の支え部分、山麓などを意味する。また充足する・値するといった意味を表す。

なお現代中国語で踝以下の部分には「足」字は使われず、「脚」字が使われている。「脚」字はもともと膝から踝までの部分を指し、「脛」字と同じ部分を表していたが、中古以降になると踝から下の足先までを含むようになり、やがて「足」字の狭義と同じく踝以下の部分のみを指すようになった。

偏旁の意符としては下肢の部分、足の動作や状態などに関することを示す。このとき左側の偏の位置に置かれて左右構造を作ったり、下側の脚の位置に置かれて上下構造を作る。なお偏の位置では「𧾷」といった形に変形する。

足部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収める。

部首の通称

  • 日本:あし・あしへん
  • 中国:足字旁・足字底
  • 韓国:발족부(bal jok bu、あしの足部)
  • 英米:Radical foot

部首字

例字

    • 4:跂・・趺、5:跏・・跚・跖・跌・跛・跋、6:跪・跫・跨・跟・跡・跣・跳・、7:跼・跿・・踉、8:踝・踞・踐(践)・踟・踏、9:蹂・・踰、10:蹊・蹇・蹉・蹐・蹌・蹈、11:蹙・蹤・蹟・蹣・蹕、12:蹶・蹴・・躇・蹼、13:躁・躅・躄、14:躋・躊・躍、15:躓・躑・躔、16:躙、18:躡、21:躪