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血部

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康熙字典 214 部首
虫部 血部 行部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

血部(けつぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では143番目に置かれる(6画の26番目、申集の4番目)。

「血」字は古代祭祀において捧げられた犠牲を意味する。祭器(「」)の中に血(「一」)がある様子に象る会意文字である。動詞としては血を塗りつけることを意味する。後に引伸して広く人間および動物の血を意味するようになった。その他、血統や血縁、悲痛の涙、血のような色といった意味を表す。

偏旁の意符としては血や祭祀、薬などに関することを示す。

血部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収めている。ただし、「」の異体字である「衆」(日本ではこれを正字とする)のように偏旁の「血」とは関係なく、たまたま「血」の形の筆画になった漢字も収めている。

部首の通称

  • 日本:ち・ちへん
  • 韓国:피혈부(pi hyeol bu、ちの血部)、피혈변(pi hyeol byeon、ちの血の偏)
  • 英米:Radical blood

部首字

例字

    • 4:衄・6:・15:・18: