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虍部

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康熙字典 214 部首
艸部 虍部 虫部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

虍部(こぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では141番目に置かれる(6画の24番目、申集の2番目)。

「虍」字は『説文解字』によるとトラの皮の斑紋を意味し、その形に象るという。古文字を見ると、「虎」という字全体でトラを側面から見た形に象っており、「虍」字はその頭と前足部分と考えられる。

偏旁の意符としてはトラに関することを示す。このとき「虍」は上の冠の位置に置かれ、左側を覆う形になる。また「彪」や「號」のように「虎」字が同様に虎に関することを示す意符となることもある。また「虚」や「虜」のように声符として使われるものもある。

虍部は上記のような意符を構成要素とする漢字を収める。また「虚」「虜」「處」のように声符としてもつ漢字も収められている。

部首の通称

  • 日本:とらがしら
  • 中国:虎字頭
  • 韓国:범호부 (beom ho bu、トラの虍部)・범호머리(beom ho meori、トラの虎頭)
  • 英米:Radical tiger

部首字

例字

    • 2:、3:虐、4:虔、6:(虚5)・(虜7)、7:(虞・)・虧・號(号→口部2)