藤井健太郎 (TVプロデューサー)
ふじい けんたろう 藤井 健太郎 | |
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生誕 | 1980年4月16日(43歳)![]() |
出身校 | 立教大学経済学部卒業 |
職業 | テレビプロデューサー ディレクター 演出家 |
代表作 | レギュラー番組 クイズ☆タレント名鑑 テベ・コンヒーロ 水曜日のダウンタウン スペシャル番組 クイズ☆正解は一年後 芸人キャノンボール オールスター後夜祭 |
藤井 健太郎(ふじい けんたろう、1980年4月16日[1][出典無効] - )は、TBSテレビの演出家、プロデューサー。東京都練馬区出身[1]。
来歴[編集]
立教高校を経て立教大学経済学部卒業後[2]、2003年にTBSエンタテインメント(現・TBSテレビ)に入社[3] 。入社直後は『Pooh!』、『はなまるマーケット』、『はぴひる!』などの情報番組を担当した[4]。
2004年、入社1年目で提出した企画が通り、入社2年目で特番『限度ヲ知レ』のプロデューサーと総合演出とアシスタントディレクターを兼務[5]。
入社後3年でバラエティ制作に異動し『リンカーン』の立ち上げに参加[4]。その後同番組でディレクターとなり、『ひみつの嵐ちゃん!』や『さんまのSUPERからくりTV』を担当した[4]。
2009年、担当番組『新型芸人オークション キリウリ』がフリーマントルメディア社と世界配給契約を結んだ。その際に「自分の携わった企画がこのような形で海外の関係者に注目された事を大変光栄に思います。今後、世界でどんな『キリウリ』が生まれるのかとても楽しみです」とコメントしている[6]。なお、海外版『キリウリ』に対しては著書において辛辣なコメントを残している[5]。
同年、『クイズ☆タレント名鑑』を立ち上げ[4]、プロデューサーとなった頃からラジオ・ウェブサイト・新聞などのメディアに取り上げられる機会が増え[7]、TBSラジオ以外のラジオ番組に出演した経験もある[8]。同番組終了時に、「現在(2012年当時)はこの番組しか担当していない」と明かしている[9]。
人物[編集]
- 影響を受けたテレビ番組は『天才たけしの元気が出るテレビ』『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『電波少年』シリーズであるという[10]。
- お笑い芸人の千原ジュニア(千原兄弟)とは番組を通じて親交があり、正月旅行に行く間柄である[7]。また、『クイズ☆タレント名鑑』MCであった田村淳(ロンドンブーツ1号2号)を「制作側の考えたことをくんで、面白く実現してくれる腕があり信頼できる」と評価している[11]。
- ヒップホップ好きで、『水曜日のダウンタウン』でのPUNPEEの起用を始め、番組の音楽によくヒップホップを起用する。TBSテレビの後輩であった佐野亜裕美(カンテレ)が『大豆田とわ子と三人の元夫』でSTUTSを起用した際もラッパーの人選などのアドバイスをした[12]。
現在の担当番組[編集]
- レギュラー
- 特番
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- クイズ☆正解は一年後(2013年 - 毎年12月30日、企画・演出・プロデューサー)
- オールスター後夜祭(2018年 - 毎年春・秋、演出 → 演出・プロデューサー)
- 企画中
過去の担当番組[編集]
レギュラー[編集]
- はなまるマーケット(AD → ディレクター)[4]
- リンカーン(AD → ディレクター)[4]
- さんまのSUPERからくりTV(ディレクター)[4]
- ひみつの嵐ちゃん!(ディレクター・演出)[4]
- クイズ☆タレント名鑑(2009年8月6日・2010年1月3日・2010年4月2日・2010年8月 - 2012年3月、演出・プロデューサー)[15]
- テベ・コンヒーロ(2012年4月 - 9月、演出・プロデューサー)
- 私の何がイケないの?(演出)
- Kiss My Fake(2013年7月11日・2013年10月 - 2014年3月、演出・プロデューサー)
- クイズ☆スター名鑑(2016年10月 - 2017年1月・2017年3月2日、演出)[16]
特番[編集]
- 第45回日本レコード大賞(2003年12月31日、演出スタッフ)
- 限度ヲ知レ(2004年10月16日、プロデューサー・総合演出・AD)
- キングオブコント(2008年10月5日、制作スタッフ / 2009年9月22日、ディレクター)
- さんま・玉緒のお年玉あんたの夢をかなえたろかスペシャル(2009年1月4日/2010年1月3日、ディレクター)
- 新型芸人オークション キリウリ〜お金のためならここまでやります〜(2009年1月4日・2010年9月22日、総合演出・プロデューサー)
- 史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ(2011年1月1日、ディレクター / 2020年4月11日、演出)[17]
- 第54回日本レコード大賞(2012年12月30日、MC担当)
- あるあるJAPAN(2013年7月1日、演出・プロデューサー)
- TVエース〜先輩!教えてください〜(2013年7月3日、総合演出)
- 6人の村人!全員集合(2014年8月20日、演出)
- クイズ☆アナタの記憶(2014年10月20日、演出・プロデューサー)
- チーム有吉 〜○○したら即引退スペシャル〜(2015年1月9日深夜、演出・プロデューサー)
- 有吉弘行のドッ喜利王(2015年10月21日、演出・プロデューサー)
- 芸人キャノンボール〜公道最速借り物レース〜(2016年1月1日・2016年8月24日、演出・プロデューサー)
- 人生逆転バトル カイジ(2017年12月28日、演出)[18]
- 安住紳一郎と2019年上半期のTBS(2019年7月5日、演出)
- すてきに帯らいふ(2021年12月23日、監修)
その他[編集]
- 大豆田とわ子と三人の元夫(2021年4月 - 6月、カンテレ/フジテレビ、エンディング曲「Presence」プロデュース)[19]
ネット配信[編集]
著書[編集]
- 藤井健太郎『悪意とこだわりの演出術』双葉社、2016年8月21日。ISBN 978-4-575-31154-9。[21]
- 藤井健太郎、渡辺淳之介『悪企のすゝめ 大人を煙に巻く仕事術』KADOKAWA、2022年4月4日。ISBN 978-4-0460-5422-7。
ライブ出演[編集]
- 『6人のテレビ局員と1人の千原ジュニア』(2016年3月25日、恵比寿ザ・ガーデンホール)[22]
- 『STILL MORE BOUNCE』(2019年2月2日、代官山UNIT)[23]
- 『さらば青春の光×藤井健太郎〜テレビでもネットでもできないし、個人事務所じゃなきゃできない映像LIVE〜』(2020年1月30日・31日、渋谷・ユーロライブ / 2月28日、大阪・Loft PlusOne West)[24]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b Twitterのプロフィールより。
- ^ 藤井 健太郎 (fujii.kentaro.1) - Facebook. 2022年11月10日閲覧。
- ^ 山本圭介 (2019年5月13日). “新しいことにチャレンジしたい、演出家・TBS藤井健太郎氏”. ORICON NEWS. oricon ME. p. 2. 2022年4月28日閲覧。2018年9月取材・掲載記事の再掲載。
- ^ a b 藤井 2016, p. [要ページ番号].
- ^ 『TBSのバラエティ番組『キリウリ』がカンヌで世界最大手の番組制作会社FremantleMedia社と世界配給契約!』(プレスリリース)TBSテレビ、2009年10月15日。 オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ 。2016年3月4日閲覧。
- ^ a b “攻めてるP鼎談、最終回もガンガン攻撃!藤井Pによる「大オチ」を見逃すな!”. 読売新聞オンライン. 読売新聞社 (2012年2月22日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ “【ラジオ】TBSテレビ「クイズ☆タレント名鑑」の演出・藤井健太郎さんを迎えてNWA王座防衛成功”. 清野茂樹のシゲキ的リング (2012年4月4日). 2013年1月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月19日閲覧。
- ^ “「タレント名鑑」終了に淳と藤井P「ダントツで悔しい」”. お笑いナタリー. ナターシャ (2012年2月24日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ “話題のテレビマン・藤井健太郎 攻めの姿勢が高評価も「僕はジャッジするだけ」”. ORICON NEWS. oricon ME (2016年10月15日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ [ALL ABOUT]田村淳 PTAさん、見てる?『読売新聞』2011年12月28日 東京夕刊 6頁 写有(全3,748字)
- ^ 宮崎敬太 (2021年6月18日). ““まめ夫”「Presence」は、なぜプライムタイムドラマの主題歌になり得たのか? 「リアル」と「リスペクト」が生んだ日本の新たなヒップホップ”. 朝日新聞デジタルマガジン&[and]. 朝日新聞. 2021年12月22日閲覧。
- ^ 『藤井健太郎プロデュースのDMM TVオリジナルバラエティ『大脱出』 2月22日から配信開始決定!』(プレスリリース)DMM.com、2023年2月10日 。2023年3月1日閲覧。
- ^ 粗品×藤井健太郎 (YouTube配信). 粗品 Official Channel. (2021年12月31日) 2021年12月31日閲覧。
- ^ [深夜番組たんけん隊]「テベ・コンヒーロ」読売新聞2012.05.09 東京夕刊 9頁 写有(全419字)藤井が演出・プロデューサーを担当することが記載されている
- ^ “日曜夜に“楽しいだけの番組”が復活 クイズ☆スター名鑑の魅力に迫る”. ORICON NEWS. oricon ME (2016年10月16日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ “千鳥、サンド、オードリー、霜降りら参加「ドリームマッチ2020」6年ぶり復活”. お笑いナタリー. ナターシャ (2020年2月26日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ 藤井健太郎(インタビュー)「『カイジ』なぜバラエティー化? 総合演出の藤井健太郎氏が語る“狙い”」『ORICON NEWS』、oricon ME、2017年12月28日 。2021年12月22日閲覧。
- ^ STUTS『多様性を前提とする物語とも共鳴、STUTSが「大豆田とわ子と三人の元夫」主題歌に詰め込んだヒップホップへの愛とこだわり語る (2/3)』(インタビュアー:小野田雄)、ナターシャ、2021年6月23日、2頁 。2021年12月22日閲覧。
- ^ ゆるふわギャング "パイレーツ" Music Video - YouTube
- ^ “藤井健太郎P初の著書「悪意とこだわりの演出術」発売、有吉弘行との対談も”. お笑いナタリー. ナターシャ (2016年8月16日). 2021年12月23日閲覧。
- ^ “千原ジュニアを6人のテレビ局員が怒涛のように翻弄「腹立つけどすごい」”. お笑いナタリー. ナターシャ (2016年3月26日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ “藤井健太郎氏の音楽イベントにRGら、きんに君はchelmicoとライブ”. お笑いナタリー. ナターシャ (2019年1月18日). 2021年12月22日閲覧。
- ^ “さらば青春の光×藤井健太郎、ネットですらできない“エグい”映像ライブ開催(コメントあり)”. お笑いナタリー. ナターシャ (2020年1月13日). 2021年12月22日閲覧。