「ライオンお笑いネットワーク」の版間の差分
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2011年5月12日 (木) 13:54時点における版
ライオンお笑いネットワーク | |
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ジャンル | バラエティ番組(演芸) |
出演者 | 多数 |
製作 | |
制作 | 読売テレビ |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1970年10月~1975年3月 |
放送時間 | 下記を参照 |
放送分 | 25→15→25分 |
特記事項: ライオン歯磨・ライオン油脂(現:ライオン)単独提供 。 |
『ライオンお笑いネットワーク』(らいおん おわらいねっとわーく)とは、読売テレビ制作・日本テレビ系列にて1970年10月~1975年3月の平日昼に放映された、寄席演芸風のバラエティ番組である。ライオン油脂・ライオン歯磨(現:ライオン)の単独提供。
その後も、冠スポンサーなしで『お笑いネットワーク』として2000年代に至るまで不定期に放送された。
概要
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内容は関西地方のホールにて公開録画の寄席演芸番組。夢路いとし・喜味こいし、中田ダイマル・ラケット、暁伸・ミスハワイ、海原千里・万里、桂米朝、桂文珍、笑福亭仁鶴、笑福亭鶴光といった上方漫才・上方落語をメインにした内容で、平日の昼の時間、ゆったり・のんびりと楽しめる寄席演芸番組として、主に主婦層や年配者層をターゲットにしてのオンエアを展開してきた。ちなみに、この番組は『笑点』の関西版と言った感じであるとともに、フジテレビ系列『お茶の間寄席』や、朝日放送・TBS系列(当時)『シャボン玉寄席』の読売テレビ版でもある(しかも『お茶の間』『シャボン玉』と当番組はいずれも化粧石鹸メーカー)。なお、番組はTBS系列『ケンちゃんシリーズ』、フジテレビ系列『ライオン奥様劇場』と同じオープニングキャッチが流れており、ちょうど裏番組である『奥様劇場』と被っていた。
この番組を放送するまでの読売テレビは千日劇場と関係が深く、当時人気のあった道頓堀角座は朝日放送が、うめだ花月は毎日放送が押さえていた。ゆえに松竹芸能や吉本興業所属の芸人も両局に出る機会が多く、千日劇場もまた関西テレビとの相乗りであったことで、読売テレビの上方お笑い番組は藤山寛美や大村崑などを主役に据えた自社制作喜劇を中心に凌いでいた。やがて千日劇場自体が凋落して1969年に閉館の憂き目にあうことで、読売テレビは演芸番組制作に対する姿勢を見直し、松竹・吉本両プロダクションに食い込んで、両社の芸人を中心にブッキングした貸しホールでの収録番組に注力することに切り替えた。それまでの読売テレビの演芸番組は東京・日本テレビからの『笑点』、『お笑いカラー寄席』、『夜の笑待席』、『東宝名人会中継』など東京演芸ばかりであったのが、この番組の登場でようやく自前の上方演芸番組を持つことが出来るようになった。
放映期間
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1970年10月~1975年3月、月曜~金曜の昼1:30 - 1:55→1:45 - 2:00→1:30 - 1:45→1:30 - 1:55(JST)に放映。
番組のその後
打ち切り後も『お笑いネットワーク』として、週末午後に不定期放映のかたちで移動。関西ローカル番組ならびにNNS系列局の番組販売枠として放映されていた。 しかし1999年12月に吉本興業と読売テレビの共同制作による特別番組「ZAIMAN」がスタートしてからは、放送時間帯・内容・視聴者ターゲット等が類似していることもあり、この頃から放送回数が縮小されていくこととなった。しばらくの間は並行して放送されていたが、やがて『お笑いネットワーク』の収録および放送は行われなくなり、現在では「ZAIMAN」が実質的な後継番組となっている。
ちなみに『お笑いネットワーク』になってからは当初読売テレビ本社スタジオが収録現場に使われ、後に大阪近辺の寄席・演芸場や貸ホールが使用されるようになり、1996年からは大阪府立上方演芸資料館(ワッハ上方)内「ワッハホール」にて収録が行われていた。1978年10月からは寄席・演芸番組としてはいち早くステレオ放送を実施。放送時間は原則30分であったが1980年代後期~1990年代前期には60分枠での放送がメインとなり、1時間番組の際には「お笑いネットワークスペシャル」とタイトルを変更して放送されていた。またこの頃には太平サブロー・シローをレギュラーMCに据え、サブロー・シローを中心としたコミックバンドのコーナーをレギュラー企画として放送した時代があった。
なお、再放送VTRに関しては読売テレビの他にもCS放送「ファミリー劇場」で見ることができた(現在では放送されていない)。
NNS系列のライオン一社提供枠について
読売テレビでのライオンの提供枠はその後『ytv木曜夜9時台の連続ドラマ』や、『木曜ゴールデンドラマ』、『ドラマシティ'92~'93』といった番組に兼任してきたが、『ytv月曜夜10時台の連続ドラマ』に移行後、2001年頃に裏番組に押され視聴率が低迷したため、これに触れたライオンが読売テレビにスポンサー降板を要請。現在読売テレビで放送中の同社提供番組はNNS系列では放映されていない(読売テレビのNNSネット枠については、スポンサー復帰の見通しがつかない模様)。それに代わって、同社提供枠をキー局の日本テレビへ移動、『ご存じですか・火曜日版』(歯の健康情報→歯の健康ナビ最前線)を、日本歯科医師会の協力、ライオンの単独提供で担当したが、2008年3月の「ご存知ですか」の枠縮小に伴い終了。
テーマ曲
1990年頃には下記のように若年層の視聴者を意識した選曲が行われていたこともあった。
- マイケル・フォーチュナティ「ハレルヤ」
- すぎやまこういち「ドラゴンクエスト『序曲』(交響組曲版)」
番組ネット局
- 読売テレビ
- 日本テレビ
- 札幌テレビ
- テレビ岩手(1969年の開局から)
- 山形放送
- ミヤギテレビ(1970年の開局から)
- 福島中央テレビ(1970年の開局から)
- 北日本放送
- 中京テレビ(1973年4月から)
- 日本海テレビ
- 西日本放送
- 福岡放送(1969年の開局から)
- 補足
- 青森放送・山梨放送・山口放送・四国放送・高知放送は『ライオン奥様劇場』の遅れネットを受けていた為、放送されなかった。また、秋田放送・福井放送・南海放送は『花王 愛の劇場』をディレイネットしていたため、こちらも未放映だった。
- 広島テレビは当時フジテレビ系とのクロスネットで、東海テレビ制作昼の帯ドラマを同時ネットしていたため、全国ネット時代は放送されなかった。不定期放送のローカル番組扱いとなってから、遅れネットで何度か放送したことがあった。
DVD
ポニーキャニオンより番組の編集版DVDが発売
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 横山やすし・西川きよし
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 太平サブロー・シロー
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 コメディNo.1
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 ザ・ぼんち
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 海原千里・万里
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 オール阪神・巨人
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 西川のりお・上方よしお、 中田カウス・ボタン
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 喜味こいし・夢路いとし
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 Wヤング
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 B&B
- お笑いネットワーク発 漫才の殿堂 中田ダイマル・ラケット
放送ライブラリーにおける視聴
横浜市の放送ライブラリーでは当番組そのものは公開されていないが、主に当番組の再編集で構成された3時間特番『特選!!思い出の漫才コンビベストテン』(1988年3月26日に読売テレビで放送され、後日中京テレビ等一部系列局にも番販ネットされた)が公開されている。なお、同番組内には1977年放送の当番組において駆け出し時代の明石家さんまが兄弟子の五所の家小禄(現在は引退)と漫才を演じた貴重な映像も含まれている。
関連項目
日本テレビ系列 平日1:30 - 1:55枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
1:30-ごちそうさま
1:45-ライオンお笑いネットワーク |
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日本テレビ系列 平日1:45 - 2:00枠 | ||
1:30-ライオンお笑いネットワーク
1:55-左幸子の幸ちゃんレポート |
ライオンお笑いネットワーク
(1971年1月~1972年3月) 【読売テレビ制作】 |
1:30-ライオンお笑いネットワーク
1:45-夕映えの女 |
日本テレビ系列 平日1:30 - 1:45枠 | ||
1:30-ごちそうさま
1:45-ライオンお笑いネットワーク |
ライオンお笑いネットワーク
(1972年4月~1974年3月) 【読売テレビ制作】 |
ライオンお笑いネットワーク
(1:30 - 1:55) |
日本テレビ系列 平日1:30 - 1:55枠 | ||
1:30-ライオンお笑いネットワーク
1:45-藍は愛ゆえに |
ライオンお笑いネットワーク
(1974年4月~1975年3月) 【読売テレビ制作】 |