江上剛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
江上 剛
誕生 小畠晴喜
(1954-01-07) 1954年1月7日(63歳)
兵庫県氷上郡
職業 作家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 早稲田大学政治経済学部政治学科
活動期間 2002年 -
ジャンル 経済小説
デビュー作 非情銀行
Portal.svg ウィキポータル 文学
テンプレートを表示

江上 剛(えがみ ごう、1954年1月7日 - 、本名小畠晴喜(こはた はるき))は、日本作家コメンテーター実業家

日本振興銀行取締役兼代表執行役社長。元(旧)みずほ銀行築地支店長。オフィス・トゥー・ワン所属。

人物・来歴[編集]

兵庫県氷上郡山南町(現・丹波市)出身。兵庫県立柏原高等学校早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1977年から2003年まで旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)に勤務。

1997年第一勧業銀行総会屋利益供与事件に際し、広報部次長として混乱の収拾に尽力する。この事件後は、同行のコンプライアンス体制構築に大きな役割を果たす[1]。また、この事件を元にした高杉良の小説およびそれを原作とした映画『金融腐蝕列島』のモデルともなった。

2002年経済小説『非情銀行』で作家デビュー。2003年3月に、築地支店長を最後に(旧)みずほ銀行を退行。

新聞連載など作家業の傍ら、テレビ番組等でコメンテーターとしても活躍。これまでにテレビ朝日系『スーパーモーニング』(木曜日)、日本テレビCS放送「日テレNEWS24」の『汐留リーダーズEYE』(金曜日)や、フジテレビ情報番組めざましどようび』のレギュラーコメンテーターを務めた。現在はフジテレビ系『みんなのニュース』(水〜金曜日)等に出演している。

2009年10月には、WOWOW連続ドラマW枠で『隠蔽指令』が、自身の作として初めて映像化された。

また、2004年6月から本名の小畠晴喜として日本振興銀行社外取締役に就任。その後には取締役会議長も務めるも、2010年に、逮捕に伴って代表執行役社長を解任された西野達也に代わって、同年7月14日より同行の取締役代表執行役社長に就任した。

これに伴い、当面の作家業は抑制あるいは休止せざるを得ないと表明するが、同年9月10日に同行が経営破綻し、自分の役目は終わったと記している[2]。そして、金融整理管財人としての預金保険機構の下で社長職を務め破綻処理が軌道に乗ることを見届け、2010年12月27日付で、形式上ではあったものの、取締役職の解任の手続きがとられた。次いで、代表執行役社長職も翌年1月13日付で解任の手続きがとられた。

2011年8月23日整理回収機構木村剛と社外取締役であった小畠、平将明衆院議員を含む旧経営陣7人に対して50億円の損害賠償を求め東京地裁に提訴した[3]

著作[編集]

ビジネス書・教養書・その他[編集]

  • 『江上剛のヒットの神様』(2005年 フジテレビ出版)
  • 『最高の上司が実践する哲学』(2006年 青春出版社
  • 『平成「経済格差社会」』(2006年 講談社
  • 『会社を辞めるのは怖くない』(2007年 幻冬舎新書
  • 『会社の外で考えた』(2007年6月 第一法規
  • 『怒れるガバナンス 世の中、壊れてしもたやないか』【エッセイ】(2008年3月 時事通信出版局
  • 『戦いに終わりなし 最新アジアビジネス熱風録』(2008年 文藝春秋 / 2010年 文春文庫
  • 『部下を活かす上司、殺す上司』(2009年 幻冬舎文庫
  • 『江上剛の「行って、見て、聞く」―大人の社会見学』(2010年 ウェッジ
  • 『もし顔を見るのも嫌な人間が上司になったら』(2010年 文春新書
  • 『聖書に学ぶビジネスの知恵』(2010年 ワニブックス新書
  • 『奇跡のモノづくり』(2011年 幻冬舎
  • 『日本崩壊はここから始まった』(2011年 ワニブックス〈プラス〉新書)
  • 『55歳からのフルマラソン』(2012年 新潮新書)
  • 『負けない日本企業 アジアで見つけた復活の鍵』講談社 2014
  • 『50歳からの教養力』ベスト新書 2014
  • 『俺たちは現場に立つ 日本を支える企業力の源泉』2014 宝島SUGOI文庫
  • 『最高知「古典」に学ぶ、成功の戦略 仕事と人生の武器になる48の発想術』幻冬舎 2015
  • 『抗争 巨大銀行が溶融した日』朝日新聞出版 2015
  • 『ビジネスマンのための「幸福論」』2015 祥伝社新書

小説作品[編集]

  • 『非情銀行』(2002年3月 新潮社 / 2004年 新潮文庫)講談社文庫 
  • 『起死回生』(2003年3月 新潮社 / 2005年 新潮文庫)講談社文庫、2012
  • 『復讐総会』(2004年 新潮社 / 2006年 新潮文庫 改題『総会屋勇次』 / 2010年 講談社文庫 改題『再起』)
  • 『統治崩壊』(2004年 光文社)改題『銀行告発』(2006年 光文社文庫
  • 『レジスタンス』(2005年 講談社)改題『頭取無惨』(2007年 講談社文庫)
  • 『異端王道』(2005年 東洋経済新報社)改題『組織再生 マインドセットが変わるとき』(PHP文庫)
  • 『腐蝕の王国』(2005年 小学館 上下巻 / 2007年 小学館文庫)幻冬舎文庫 
    • 高口里純により漫画化『コキュートスは嗤う』(2010年6月-8月 ワニブックス 全3巻)
  • 『座礁 巨大銀行が震えた日』(2005年 朝日新聞出版 / 2008年 朝日文庫
  • 『円満退社』(2005年 幻冬舎 / 2007年 幻冬舎文庫)
  • 『大罪』(2006年 徳間書店)改題『背徳経営』(2008年 徳間文庫)
  • 『霞が関中央合同庁舎第四号館 金融庁物語』(2006年 実業之日本社)改題『小説 金融庁』(講談社文庫)
  • 『不当買収』(2006年 講談社 / 2008年 講談社文庫
  • 『失格社員』(2007年 新潮文庫)
  • 『狂宴の果て』(2007年 角川書店)改題『腐敗連鎖』(2009年 角川文庫
  • 『絆』(2007年 扶桑社 / 2009年 講談社文庫)
  • 『日暮れてこそ』(2007年 光文社/ 2010年 光文社文庫
  • 『我、弁明せず。』(2008年 PHP研究所 / 2010年 PHP文庫
  • 『非情人事』(2008年 文春文庫)
  • 『合併人事 二十九歳の憂鬱』(2008年 幻冬舎文庫)
  • 隠蔽指令』(2008年 徳間書店 / 2009年10月 徳間文庫)
  • 『社長失格』(2008年 光文社文庫)
  • 『いつもそばにいるよ』(2009年 実業之日本社)改題『企業戦士』(2011年 講談社文庫)
  • 『渇水都市』(2009年 幻冬舎 / 2012年6月 幻冬舎文庫)
  • 『サラリーマン「論語」小説』
    • 四十にして惑わず(2010年1月 光文社文庫)
    • 信なくば、立たず(2011年3月 光文社文庫)
  • 『ごっつい奴 浪花の夢の繁盛記』(2010年 講談社)『瓦礫の中のレストラン』文庫
  • 『亡国前夜』(2010年 徳間書店 / 2012年 講談社文庫)
  • 『成り上がり』(2010年 PHP研究所)『成り上がり 金融王・安田善次郎』文庫
  • 『告発の虚塔』(2011年 幻冬舎)「告発者」文庫 
  • 『さらば銀行の光(2011年 新潮社)『激情次長 不正融資を食い止めろ』新潮文庫
  • 『人生に七味あり』(2011年 徳間書店)のち文庫 
  • 『リベンジ・ホテル』(2012年 講談社文庫)
  • 『帝都を復興せよ』(2012年 光文社)のち文庫(後藤新平) 
  • 『東京タワーが見えますか。』講談社 2012 のち文庫 
  • 『銀行支店長、走る』実業之日本社 2013 のち文庫 
  • 『慟哭の家』ポプラ社 2013 のち講談社文庫 
  • 『断固として進め』徳間書店 2013 のち文庫 
  • 『怪物商人 大倉喜八郎伝』PHP研究所 2013 のち文庫
  • 『狂信者』幻冬舎 2014 のち文庫
  • 『翼、ふたたび』PHP研究所 2014
  • 『ザ・ブラックカンパニー』光文社 2015
  • 『鬼忘島 = KIBO Island 金融捜査官・伊地知耕介』新潮社 2015
    • 改題『特命金融捜査官』新潮文庫 2017
  • 『退職歓奨』2015 (実業之日本社文庫
  • 『家電の神様』(2016年12月 講談社文庫)
  • 『銀行支店長、追う』(2017年2月 実業之日本社文庫)
  • 『クロカネの道 鉄道の父・井上勝』(2017年3月 PHP研究所)
  • 『庶務行員多加賀主水が悪を断つ』(2017年6月 祥伝社文庫)
  • 『病巣 巨大電機産業が消滅する日』(2017年6月 朝日新聞出版)

共著[編集]

出演番組[編集]

メディア・ミックス[編集]

テレビドラマ[編集]

テレビ朝日

出典[編集]

外部リンク[編集]