櫛野展正

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

櫛野 展正(くしの のぶまさ、1976年 - )は、アウトサイダーキュレーター広島県出身。クシノテラス主宰。鞆の津ミュージアム(広島県福山市)でキュレーターを担当。岡山大学教育学部卒。 猥褻画像を掲載しtwitterアカウント停止。

来歴・人物[編集]

福山市立南小学校、広島大学附属福山中学校・高等学校卒業。

小学生の頃の夢は漫画家で、絵心はいまでもある。高校卒業後、特別支援学校教員を目指し岡山大学教育学部へ入学。大学1年時の障がい者福祉施設へのボランティア活動が転機となり、2000年に社会福祉施設へ就職[1]。就職直後より、障害のある人たちへの表現活動のサポートを開始し、2012年5月日本財団アール・ブリュット支援事業により、「鞆の津ミュージアム」(広島県福山市)開館[2]

手掛けた展覧会は、死刑囚が描いた絵画[3]、ヤンキー関連作品、高齢者の表現物、スピリチュアル世界に関する展示など、主に社会の周縁で生きづらさを抱える人たちの展示が多い。各展示が奇抜なため突飛な印象を受けるが、アール・ブリュットを"生き延びるためのテクニック"と広義に解釈し、「そのような社会的成功とは無縁な人たちの生き様に焦点を当てることを通して、多様性を確保するとともに、鑑賞者ひとり一人が"いかに効率的な社会に生きているか"を再認識し、どのような生き方が"よい生き方"なのか見つめ直してもらうこと」[4]を目指している。

2016年4月より、「クシノテラス」を広島県福山市にオープンし独立[5]。イベントスペースとギャラリースペースの2つの機能を持つ。

展覧会[編集]

以下は、鞆の津ミュージアム

以下は、クシノテラス

主な連載[編集]

著作[編集]

トーク[編集]

  • 『鞆の津ミュージアム 櫛野展正 がこっそり教える「おもしろい展覧会はこうやって作る!」』(2015年5月24日)@高知市文化プラザかるぽーと(高知県高知市)
  • 対談『(ますます)老人の時代がやって来た!』(2015年7月4日)鹿子裕文@カフェ&ギャラリー•キューブリック(福岡県福岡市)
  • 『教えて櫛野さん!”美術が淘汰してきた何か”を見つめ直すこと』(2015年10月2日)@長者町トランジットスタジオ(愛知県名古屋市)
  • シンポジウム『ミュージアムのトリセツ(取扱説明書) よりよい生き方を探し求めて』(2015年10月17日)齋藤陽道、渋谷拓@東海大学湘南校舎(神奈川県平塚市)
  • 『札幌芸術の森美術館 すごいぞ!これは展 プレ•トーク』(2015年10月24日)@札幌市資料館(北海道札幌市)
  • シンポジウム『多様化するケア × アートの現在』(2015年11月5日)木村成代 @筑波大学(茨城県つくば市)
  • シンポジウム『TURN/陸から海へ 第3回フォーラム』(2015年11月8日)日比野克彦 × 福住廉 @3331 Arts Chiyoda(東京都千代田区)
  • 対談『ようこそ 谷川さん おはなししましょう』(2015年11月20日)谷川俊太郎 @鞆こども園(広島県福山市)
  • 対談『山下陽光の「バイトやめる」学校』(2016年1月17日) 山下陽光@クシノテラス(広島県福山市)
  • 都築響一トークライブ『「関西珍アート紀行」vol.2』(2016年1月28日) 都築響一、ai7n、金原みわ@ロフトプラスワンウエスト(大阪市中央区)
  • 対談『これまで日比野、これから日比野』(2016年3月20日) 日比野克彦@クシノテラス(広島県福山市)
  • シンポジウム『今日、アール•ブリュットを考えてみる』(2016年3月21日) 横井悠、岡部兼芳、松本志帆子、奥山理子@みずのき美術館(京都府亀岡市)
  • シンポジウム『東京境界線紀行 2006→2016 「社会:アートとジェントリフィケーション」/「2016年•東京から境界線を考える」』(2016年3月26日) 長津結一郎、吉野さつき、福井健策、山田創平、樅山智子、羊屋白玉、三宅文子、大澤寅雄@space EDGE(東京都渋谷区)
  • 対談『シゴトとセイカツとワタシ「仕事と表現」』(2016年4月3日) 菅原直樹@とりいくぐる(岡山市北区)
  • シンポジウム『境界/ボーダーを越えて-未来の学芸員のために』「『美術』の外側にあるもの」(2016年4月16日) 楠本智郎、稲庭彩和子、工藤健志、山内宏泰@国立国際美術館(大阪市北区)
  • 『坂口恭平から学ぶ震災学』(2016年4月23日) 坂口恭平@クシノテラス(広島県福山市)
  • 『都築響一のスナック芸術丸/第三十七夜〜セルフィー•レボリューション』(2016年5月12日)都築響一、露光零、マキエマキ@DOMMUNE(東京都渋谷区)
  • 『都築響一トークイベント』(2016年5月29日) 都築響一@クシノテラス(広島県福山市)
  • クシノテラス大阪トークライブvol.1『アウトサイドの隣人たち』(2016年6月28日)  市田響、遠藤文裕@ロフトプラスワンウエスト(大阪市中央区)
  • 対談『茂木健一郎トークライブ』(2016年7月4日) 茂木健一郎@クシノテラス(広島県福山市)
  • 対談『藤井よしのりのパンパン道場』(2016年7月18日) 藤井よしのり@クシノテラス(広島県福山市)
  • 櫛野展正トークイベント『アウトサイドの隣人たち』(2016年10月15日)@香味喫茶ハライソ珈琲(広島県尾道市)
  • 対談『自撮りおばあちゃん・西本喜美子トークショー』(2016年10月22日) 西本喜美子@クシノテラス(広島県福山市)
  • 『クシノテラス大阪トークライブvol.2「遅咲きレボリューション!」』(2016年11月21日)  なだぎ武@ロフトプラスワンウエスト(大阪市中央区)
  • 『クシノテラス東京トークライブ「遅咲きレボリューション!」』(2016年12月6日)コラアゲンはいごうまん@LOFT9 Shibuya(東京都渋谷区)
  • 『櫛野展正 VS コラアゲンはいごうまん~アウトサイダー3本勝負』(2017年1月25日)@高円寺パンディット(東京都杉並区)
  • 『アートはだれのもの?』(2017年1月27日)太田エマ、奥聡平、花房太一@実践女子大学創立120周年館(東京都渋谷区)
  • 『櫛野展正 VS コラアゲンはいごうまん~アウトサイダー3本勝負 Vol.2』(2017年2月23日)@高円寺パンディット(東京都杉並区)
  • 『櫛野展正トークイベント』(2017年2月26日)@ギャラリーマルヒ(東京都文京区)
  • 『クシノテラス東京トークライブ2』(2017年3月29日)東ちづる、杉作J太郎、今立進@LOFT9 Shibuya(東京都渋谷区)
  • 『櫛野展正「アウトサイドで生きている」出版記念トーク』(2017年4月15日)@ふらんす座(広島市中区)

ツアー[編集]

  • 櫛野展正と行く!アウトサイドの現場訪問vol.1 小林伸一@神奈川県横浜市(2016年6月11日)
  • 櫛野展正と行く!アウトサイドの現場訪問vol.2 磯野健一@大阪府東大阪市(2016年6月28日)
  • 櫛野展正と行く!アウトサイドの現場訪問vol.3 今井豊一@大阪府東大阪市(2016年11月21日)
  • ほいじんが&櫛野展正と行く!びんごトリップトラベル@広島県備後地方(2016年11月2日、11月3日)
  • 櫛野展正と行く!アウトサイドの現場訪問vol.4 藤本正人@広島県福山市(2017年4月30日)

メディア[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 櫛野展正(鞆の津ミュージアム)×堀内奈穂子(AIT)対談 - CINRA.NET/インタビュー、2014年3月20日
  2. ^ Vol.7「社会的に困難な現状にひそむ様々な問題意識や議論を喚起させたい」-AIT/インタビュー、2014年4月18日
  3. ^ 死刑囚が描いた絵から見えてくるもの-日経ビジネスDIGITAL 、2013年06月18日
  4. ^ 『キュレーションの現在—アートが「世界」を問い直す (Next Creator Book)]』(2015年、フィルムアート社)
  5. ^ 表現の根源に迫る人間たちを発掘せよ! 櫛野展正インタビュー-bitecho[ビテチョー]、2015年12月7日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]