桜川駅 (大阪府)
桜川駅 | |
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さくらがわ Sakuragawa | |
汐見橋駅は阪神線の駅に隣接する | |
所在地 | 大阪府大阪市浪速区 |
所属事業者 | |
乗換 | 汐見橋駅(南海高野線 汐見橋線) |
桜川駅(さくらがわえき)は、大阪府大阪市浪速区桜川にある大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)・阪神電気鉄道の駅。
利用可能な鉄道路線
[編集]歴史
[編集]年表
[編集]- 1969年(昭和44年)4月16日:5号線(現在の千日前線)の野田阪神駅 - 桜川駅間開通と同時に同線の終着駅として開業。
- 1970年(昭和45年)3月11日:千日前線が当駅から谷町九丁目駅まで延伸し新深江駅まで直結、中間駅となる。
- 2009年(平成21年)3月20日:阪神なんば線の西九条駅 - 大阪難波駅間延伸に伴い同線の駅が開業[1]。
- 2014年(平成26年)
- 2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、大阪市営地下鉄の所属事業者・管轄が大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) に変更。
駅名の由来
[編集]大坂城下の幸町と西成郡難波村との間を流れていた「桜川」に由来する。幸町が堀江新地33町のうちに数えられることから、桜川も堀江川と同時期の1698年(元禄11年)頃の開削とされている。桜川は湊町の西で道頓堀川から分岐して木津川へと流れる堀川であったが、1914年(大正3年)頃に大阪市電九条高津線の敷設に伴い埋立てられ、現在は千日前通の一部となっている。
駅構造
[編集]Osaka Metro
[編集]Osaka Metro 桜川駅 | |
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さくらがわ Sakuragawa | |
◄S14 西長堀 (0.9 km) (1.1 km) 難波 S16► | |
所在地 | 大阪市浪速区桜川二丁目3-7 |
駅番号 | S15 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
所属路線 | ●千日前線 |
キロ程 | 3.8 km(野田阪神起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
7,319人/日(降車客含まず) -2020年- |
乗降人員 -統計年度- |
14,053人/日 -2020年- |
開業年月日 | 1969年(昭和44年)4月16日 |
島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札口は東西1か所ずつ設けられており、阪神なんば線とは地下通路で連絡。当駅の前後は阪神なんば線との並走区間となっており、鶴橋駅までの各駅に行く場合は千日前線の方が運賃面で優位に立っている。
当駅は難波管区駅に所属しており、同管区駅長が、当駅と西長堀駅を管轄する。
千日前線は汐見橋交差点直下で方角を変えるため、桜川駅は汐見橋交差点の東寄り、桜川2交差点と幸町1交差点の中間辺りに建設された。そのため、汐見橋交差点の南西角にある南海電気鉄道高野線(汐見橋線)汐見橋駅とはやや距離があるが[3]、南海線への乗り換えも可能である[4][5]。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先[6] |
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1 | 千日前線 | なんば・鶴橋・南巽方面 |
2 | 野田阪神方面 |
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ホーム(2013年4月)
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西改札口(2018年3月)
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3番出入口(2008年11月)
阪神電気鉄道
[編集]阪神 桜川駅 | |
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左が阪神桜川駅1番出入口、右は南海汐見橋駅 | |
さくらがわ Sakuragawa | |
◄HS 41 大阪難波 (1.1 km) (0.8 km) ドーム前 HS 43► | |
所在地 | 大阪市浪速区桜川三丁目8-3 |
駅番号 | HS42 |
所属事業者 |
阪神電気鉄道 (西大阪高速鉄道) |
所属路線 | 阪神なんば線 |
キロ程 | 9.0 km(尼崎起点) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年次- |
2,847人/日(降車客含まず) -2019年- |
乗降人員 -統計年次- |
5,586人/日 -2019年- |
開業年月日 | 2009年(平成21年)3月20日[1] |
備考 | 駅西側に近鉄用の引き上げ線があり、両社の乗務員交代は当駅で行う。 |
阪神桜川駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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島式ホーム1面2線を有する地下駅。ホーム有効長は21 m級の近鉄車両10両編成に対応している。駅舎のデザインテーマは「新たなゲート」。地下鉄の桜川駅とは4番通路から、南海汐見橋駅へは1番通路から連絡する。汐見橋交差点にある4か所の出入口には全てエレベーターが設置され、南海汐見橋駅に連絡する1番通路にはエスカレーターも設置されている。自動改札機は2枚一括処理に対応している。
ホームの壁は上下でデザインが異なる。1番線は灰色・銀色で、2番線は白色・ベージュ色が使用されている[7]。
計画段階の仮称は「汐見橋駅」だったが、地下鉄との接続を重視して桜川の名を採用した[8]。
阪神なんば線開通に伴い、大阪難波駅の西側にあった引き上げ線3線のうち両端の2線を阪神なんば線に転用したため、大阪難波駅構内の引き上げ線が1線のみとなったことから、奈良方面からの折り返しに支障が出ないよう、代替として当駅の西側に引き上げ線2線を設け、近鉄線内からの大阪難波駅終着の列車の一部が当駅まで回送され、西側の引き上げ線に入線して折り返しを行い、大阪難波駅まで再び回送される形が採られている。
こういった事情もあり、阪神なんば線の大阪難波駅 - 当駅間および当駅構内は保安装置を近鉄仕様とし、運行管理も近鉄のKOSMOSが行なうこととした(これにより、阪神直通非対応の近鉄一般車や近鉄特急車も当駅引き上げ線まで入線可能となっている)。このため、営業列車においても近鉄と阪神の乗務員交代は当駅で行われ、列車番号も当駅で変わり、大阪難波駅 - 当駅間は営業上は阪神、運行上は近鉄の扱いとなっている。これに伴い、タブレットによる車内放送も近鉄仕様となり、スマートフォン向けアプリの「阪神アプリ」ではこの区間のみ列車走行位置が表示されない。また当駅西方の分岐器付近にある架線にはデッドセクションも設置されている。列車によって(早朝・深夜が中心)は長時間停車もある。なお、当駅始発・終着の定期営業列車は設定されていないが、阪神・近鉄の何れかで輸送障害が発生した場合はこの限りではない。運転士用の停止位置目標は尼崎方面は近鉄仕様の物が、大阪難波方面は阪神仕様の物が設置されている。
発車メロディが使用されており、元町駅と同じく予告用のみが流れる。大阪難波方面はこのメロディとアナウンスのあとに近鉄の信号扱所による出発承認合図点灯とブザーが鳴る。ただし近鉄の回送列車の場合は、出発承認合図点灯とアナウンス・ブザーだけが鳴動する。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | ■阪神なんば線 | 上り | 大阪難波方面 |
2 | 下り | 尼崎方面 |
-
1番出入口のエスカレーター
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2番出入口
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3番出入口
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4番出入口
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改札口
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ホーム
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回送表示
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回送電車として停車中のひのとり
利用状況
[編集]- 阪神電気鉄道 - 2019年次の1日平均乗降人員は5,586人(乗車人員:2,847人、降車人員:2,739人)である。
- 大阪市高速電気軌道 - 2020年11月10日の1日乗降人員は14,053人(乗車人員:7,319人、降車人員:6,734人)である[メトロ 1]。
各年度の1日乗車・乗降人員数は下表のとおり。
- 阪神のデータは1日平均乗降・乗車人員である。
- 大阪市高速電気軌道のデータは交通調査に基づく特定の1日の乗降・乗車人員である。
年次 | 大阪市高速電気軌道[注 1] | 阪神電気鉄道 | 出典 | |||
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調査日 | 乗降人員 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗車人員 | ||
1995年(平成 | 7年)[注 2]2月15日 | 15,398 | 7,935 | 未 開 業 |
[大阪府 1] | |
1996年(平成 | 8年)- | [大阪府 2] | ||||
1997年(平成 | 9年)- | [大阪府 3] | ||||
1998年(平成10年) | 11月10日 | 13,571 | 6,914 | [大阪府 4] | ||
1999年(平成11年) | - | [大阪府 5] | ||||
2000年(平成12年) | - | [大阪府 6] | ||||
2001年(平成13年) | - | [大阪府 7] | ||||
2002年(平成14年) | - | [大阪府 8] | ||||
2003年(平成15年) | - | [大阪府 9] | ||||
2004年(平成16年) | - | [大阪府 10] | ||||
2005年(平成17年) | - | [大阪府 11] | ||||
2006年(平成18年) | - | [大阪府 12] | ||||
2007年(平成19年) | 11月13日 | 13,362 | 6,749 | [大阪府 13] | ||
2008年(平成20年) | 11月11日 | 13,747 | 6,965 | [大阪府 14] | ||
2009年(平成21年) | 11月10日 | 12,903 | 6,599 | 2,553 | 1,282 | [大阪府 15] |
2010年(平成22年) | 11月 | 9日12,212 | 6,237 | 3,104 | 1,516 | [大阪府 16] |
2011年(平成23年) | 11月 | 8日12,331 | 6,278 | 3,123 | 1,525 | [大阪府 17] |
2012年(平成24年) | 11月13日 | 13,313 | 6,834 | 3,831 | 1,842 | [大阪府 18] |
2013年(平成25年) | 11月19日 | 13,497 | 6,913 | 4,120 | 2,052 | [大阪府 19] |
2014年(平成26年) | 11月11日 | 13,367 | 6,793 | 4,360 | 2,163 | [大阪府 20] |
2015年(平成27年) | 11月17日 | 16,109 | 8,298 | 4,532 | 2,239 | [大阪府 21] |
2016年(平成28年) | 11月 | 8日16,207 | 8,311 | 4,769 | 2,429 | [大阪府 22] |
2017年(平成29年) | 11月14日 | 16,856 | 8,749 | 5,164 | 2,596 | [大阪府 23] |
2018年(平成30年) | 11月13日 | 15,551 | 8,031 | 5,674 | 2,832 | [大阪府 24] |
2019年(令和元年) | 11月12日 | 15,917 | 8,252 | 5,586 | 2,847 | [大阪府 25] |
2020年(令和 | 2年)11月10日 | 14,053 | 7,319 | 4,647 | 2,392 | [大阪府 26] |
2021年(令和 | 3年)11月16日 | 14,342 | 7,469 | 4,906 | 2,461 | [大阪府 27] |
2022年(令和 | 4年)11月15日 | 15,811 | 8,610 | 5,285 | 2,678 | [大阪府 28] |
2023年(令和 | 5年)11月 | 7日17,016 | 8,715 | [メトロ 2] |
駅周辺
[編集]バス路線
[編集]最寄停留所は地下鉄桜川および幸町一丁目となる。大阪シティバスが運行し、両方または片方のみに停車する。
- 両方に停車
- 地下鉄桜川のみ停車
- 幸町一丁目のみ停車
その他
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『阪神電車、ミナミへ。神戸〜難波〜奈良がつながります! 平成21年3月20日(祝) 阪神なんば線開通(予定)』(PDF)(プレスリリース)西大阪高速鉄道/阪神電気鉄道、2008年8月1日。オリジナルの2020年11月23日時点におけるアーカイブ 。2021年1月28日閲覧。
- ^ “平成26年12月13日千日前線全駅の可動式ホーム柵の設置が完了しました!”. 大阪市交通局. 2015年1月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月28日閲覧。
- ^ 周辺地図
- ^ 出入口・周辺地図
- ^ 乗り換え路線
- ^ “Osaka Metro|桜川”. 大阪市高速電気軌道. 2023年6月10日閲覧。
- ^ 阪神なんば線サイトより 駅のデザイン秘話 3 桜川駅より(2009年3月3日時点のアーカイブ)
- ^ 『西大阪線及び西大阪延伸線の路線名を「阪神なんば線」に決定しました あわせて新設する3駅の駅名も決定』(プレスリリース)阪神電気鉄道株式会社、2007年8月9日 。2015年6月9日閲覧。
利用状況
[編集]- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成12年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
- 大阪市高速電気軌道
- ^ “路線別乗降人員(2020年11月10日 交通調査)” (PDF). Osaka Metro. 2021年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月6日閲覧。
- ^ 路線別乗降人員 (2023年11月7日(火)交通調査) (PDF)