北海道札幌開成高等学校

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北海道札幌開成高等学校
北海道札幌開成高等学校
国公私立の別 公立学校
設置者 札幌市の旗 札幌市
学区 北海道札幌市
校訓 山アリ空アリ大地アリ永遠を知れ
設立年月日 1962年4月1日
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
コズモサイエンス科
学期 2学期制
高校コード 01124A
所在地 065-8558
北海道の旗北海道札幌市東区北22条東21丁目1番1号
外部リンク 公式サイト
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北海道札幌開成高等学校(ほっかいどう さっぽろかいせいこうとうがっこう、Hokkaido Sapporo Kaisei High School)は、北海道札幌市東区北22条東21丁目にかつて存在した札幌市立高等学校。2017年3月31日を以て閉校となった。

概要[編集]

かつて存在した札幌市立高等学校。2017年3月31日を以て閉校となった。同校卒業生の卒業証明書・成績証明書等の発行事務は、同日以降、市立札幌開成中等教育学校長が行っている。

1962年北海道札幌旭丘高等学校に次いで4番目[注 1]に設置された札幌市立高校として開校した。札幌市内では3校しかない私服校のひとつであった。なお、服装を自由化したのは1971年7月であり、北海道の公立高等学校では最初であった[注 2]

校名の由来[編集]

「開成」という校名は、札幌市内の公立高校には珍しく、立地とは無関係に付けられたものである。現在地(旧地名に因み、「元町」と呼ばれる地域)に校舎が設置されて以降、周辺に札幌市立開成小学校が開校 (1981年) したり、「開成店」などと称する店舗が立地したりしているが、開校当時、あるいはそれ以前に「開成」という地名があったわけではない。

開校準備の段階では、札幌市内のほかの公立高校と同様に、立地する地域の名称をとって「(仮称)北海道札幌元町高等学校」と名づけられていた。しかし、開校直前に校舎用地取得が暗礁に乗り上げ、元町以外の地域に校舎を建設する可能性が生じたため、立地に関係ない校名として「開成」が選ばれた。なお、「開成」という名前は、東京大学の前身である開成学校に因んだ(『易経』〈繋辞上〉の「開物成務[注 3]」)といわれているが、開校当時から勤務していた教諭が「『開拓事業成就』の略である」と話すなど、公式な由来は明らかとなっていない。

沿革[編集]

学科[編集]

  • 全日制課程
    • 普通科(40人6クラス)
      3年次では文系Ⅰ(国公立大学文系志望者向け)、文系Ⅱ(主に私立大学文系志望者向け)、理系のクラスに分かれる。
    • コズモサイエンス科(40人2クラス)
      理数と英語に重点を置いた専門学科である。
      2・3年次では学校設定科目(特に英語と理科)が多いが、1年次では普通科と大差ないカリキュラムであった。

部活動[編集]

体育系
  • 野球
  • バスケット(男・女)
  • 陸上
  • バレー(男・女)
  • ソフトテニス
  • バドミントン(男・女)
  • サッカー
  • 剣道
  • 少林寺拳法
  • 男子テニス
  • 女子テニス
  • スキー
  • 卓球
  • ソフトボール
  • 弓道
陸上部は2011年にインターハイに出場している。
男子・女子硬式テニス部は全道大会に進出している。


文化系
  • 美術
  • 軽音楽
  • 書道
  • 茶道
  • 写真
  • 演劇
  • 吹奏楽
  • マンガイラスト研究会
  • 生物
  • 合唱
  • 天文
  • ユネスコ
外局
  • 放送
  • 新聞
  • 図書
  • チアリーダー
新聞局は全国大会進出の実績がある。

校訓[編集]

山アリ空アリ大地アリ永遠を知れ
「山アリ空アリ大地アリ」は、詩人谷川俊太郎が作詞した校歌の冒頭にも使われている。

中等教育学校への改編計画[編集]

2011年3月22日、札幌市教育委員会は札幌開成高校を母体として2015年度に札幌市立の中等教育学校を開校することを示した「札幌市中高一貫教育校設置基本構想」[1]を正式に決定した。この構想が実現すると、札幌市内に最初に設置される公立中高一貫校となり、北海道内では北海道登別明日中等教育学校に次ぐ2番目の中等教育学校となる。

コズモサイエンス科の教育内容と中高一貫校の特徴を融合させ、「自立した札幌人」の育成を目指し、1学年4学級(160人)の規模となり、また、校名や校歌の継承など、改編対象校の伝統を踏まえた新しい学校づくりを進めていた。入学者の選抜方法については作文や面接、適性検査等を組み合わせて実施されており、詳細は市立札幌開成中等教育学校を参照。

伴って、卓球部、ソフトボール部、弓道部、スキー部、男子バレーボール部、女子バレーボール部、ソフトテニス部、剣道部、少林寺拳法部活、書道部、茶道部、写真部、軽音楽部、合唱部、天文部、マンガ・イラストレーション研究部、ユネスコ部、放送局、図書局、チアリーダー局は廃部となった。

生徒会活動は受け継がれたものの、形式上の生徒会長を必要とするため、53期では、選挙を行わずに生徒会長・副会長職の任期延長を認める決議が行われ、可決された。

交通アクセス[編集]

著名な卒業生[編集]

その他[編集]

  • 札幌市南区真駒内から支笏湖畔ポロピナイ(千歳市幌美内)までの33kmを歩く、全校強歩大会が毎年開催されている。

 →近年は熊出没や天候不良のため行われていない幻の行事である。

  • 近年まで、札幌旭丘高校との運動会形式の対抗戦「開成・旭丘定期戦」が毎年開催されていたが、現在は開催されていない。但し、これを元とした市立総文体(市立高校の運動・文化部の生徒が対象の大会)が行われている。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 札幌市立第一高等学校(現・札幌東高等学校、1955年に道立移管した。前身校は旧制札幌市立高等女学校)、札幌市立第二高等学校(1949年に廃校となった。前身校は旧制札幌市立中学校)、札幌旭丘高等学校(1958年開校)に次いで4番目である。
  2. ^ 北海道の国公私立高等学校全体では、1971年春から制服を自由化した北星学園男子高等学校(現・北星学園大学附属高等学校)に次いで2番目である。ただし、北星学園男子高等学校は校地を新札幌へ移転した1980年4月の入学者から制服着用を義務づけたため、現在、北海道内の服装を自由化している高等学校の中では、自由化の時期が最も早い。
  3. ^ 「物」は万物、「成」は成就、「務」は職務・事業の意。略して「開成」ともいう。「物(もの)を開(ひら)き務(つとめ)を成(な)す」と訓読する。

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]